目次
1. 保冷剤は再利用が可能!中身は何?

再利用するにあたって、そもそも、保冷剤の中身は何が入っているのか知っておくと安心だ。
保冷剤の中身
保冷剤の中身は「水」と「吸収ポリマー」であることがほとんどだ。吸水ポリマーは、市販のオムツにも使用されており、水分を吸収して固める働きがある。そのほかにも水100%でできているものもある。処理方法としては、そのまま燃えるゴミとして処分する方法など自治体によって違ってくる。
2. 保冷剤の意外な活用方法4選

保冷剤の特徴を生かしたさまざまな活用方法がある。捨ててしまう前にぜひトライしてみよう。
意外な使い道1|虫よけや芳香剤として使う
保冷剤をパッケージから取り出し、お気に入りの器に入れる。お好みのアロマオイルを垂らせば、芳香剤として活用できる。芳香剤の中には、ゼラニウム、レモングラス、ソロトネラなど虫よけ作用のあるアロマもある。
意外な使い道2|扇風機に貼って簡易クーラーにする
電気代の高騰で、できるだけ節電が求められる昨今。クーラーをつけるのをためらわれる人も多いのではないだろうか。寝るときのクーラーは苦手だという人もいる。
そのようなときには、扇風機の吹き出し口に保冷剤を貼ってみよう。保冷剤を通過して冷やされた風が、ほどよい冷風を運んでくれる。
意外な使い道3|ボディケアに使う
保冷剤を使って、ボディケアをしてみよう。凍らせた保冷剤を使って洗顔後やお風呂上りの毛穴を引き締められる。保冷剤をハンドタオルなどで包んで、肌に当てて冷やすだけだ。毛穴をキュッと引き締められる。
意外な使い道4|氷枕やネッククーラーとして使う
保冷剤は氷枕やネッククーラーとしても使い道がある。例えば、氷枕なら大きな保冷剤よりも小さな保冷剤をいくつも使えば、頭が痛くならない。
タオルで巻けば、ネッククーラーにもなる。首を冷やすことで熱中症予防にもなる。
3. 保冷剤を再利用する際の注意点

保冷剤は、いろいろなシーンで意外な使い道がある。ただし、注意点もあるのでしっかりと確認しておこう。
保冷剤を取り扱う上での3つの注意点
【誤飲に注意】
小さな子どもやペットがいる場合には、誤飲に気を付けよう。保冷剤を袋から開けるとゼリーのように見えるので、小さな子どもが間違って食べてしまうリスクがある。
【古い保冷剤は再利用不可】
保冷剤の成分は、ほとんど水とポリマーなので直接健康被害はないが、古い保冷剤は有害物質が含まれていることもある。パッケージを確認して、もし有害という表記がある場合には再利用はやめよう。
【カビに注意】
保冷剤を繰り返し使うとカビが生える可能性がある。保冷剤の主成分であるポリマーは使っているうちに乾燥して小さくなっていくが、吸水すれば再び元に戻る性質がある。しかし、何度も使っていくうちにカビが発生してしまうので注意が必要だ。中身を取り出して再利用したら、1~2週間で捨てるようにしよう。
4. 保冷剤は再利用できるが注意点もきちんと覚えておこう

いつもは邪魔な保冷剤も、意外な使い道がある。いろいろな再利用の方法があるが、保冷剤の材料や性質から注意したいこともいくつかある。例えば、保冷剤の中身を安易に排水口に捨ててしまうと、水分を吸収して詰まってしまうことがある。保冷剤を再利用するときには十分注意しよう。
結論
保冷剤の中身は水とポリマーだ。ポリマーは吸水性に優れている。この性質を活用して、虫よけや芳香剤、簡易クーラー、ボディケアなどにも使える。意外な使い道がある保冷剤だが、小さな子どもやペットの誤飲、カビなどの発生には注意しよう。