このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
にんにくの芽

にんにくの栽培方法 | 植え付けから収穫までの育て方を解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2023年6月20日

スタミナ満点で食欲をそそる香りが特徴のにんにく。実は初心者でも簡単に家庭栽培できるので、自家製にんにくを楽しみたい方は家で育ててみるのがおすすめだ。この記事では、にんにくの栽培方法を紹介する。植え付けから収穫までの育て方や、注意すべき病害虫の対策法なども解説しよう。

  

1. にんにくの栽培は簡単?

にんにく
さまざまな料理に活用できて実用的なことから、にんにくは家庭菜園で人気が高い香味野菜だ。育てる楽しみと美味しさの両方を味わえるうえ、にんにくは比較的簡単に栽培できるといわれている。まずはその理由と栽培に適した品種から見ていこう。

にんにく栽培は初心者にもおすすめ

にんにくの栽培は簡単で、初心者にもおすすめとされている。それはにんにくが害虫や病気に強く、丈夫な野菜だからだ。長期保存もできるのでたくさん栽培・収穫して、時間をかけて食べるのにも向いている。

栽培しやすいにんにくの品種

にんにくの品種は、寒冷地向けと暖地向けの大きく2つに分けられる。寒冷地向けの品種を関東で栽培してもうまく育たない場合があるので、お住まいの地域に合ったものを選択したい。北海道や東北地方にお住まいの方は寒冷地向けを、関東以西にお住まいの方は暖地向けの品種を選ぼう。
寒冷地向けの品種は、市場にも多く出回っている「ホワイト6片」が代表的だ。暖地向けの品種には「平戸(ひらど)」や「嘉定(かてい)」などがある。

2. にんにくの栽培時期はいつ?

にんにく
にんにくの栽培時期は9月頃から翌年の6月頃までだ。にんにくは地面の温度が20℃前後になる9~10月に植え付けるとよい。植え付けの時期は寒冷地で9月、暖地で10月を目安にしよう。植え付けが遅れて地面の温度が低くなると、根が十分に張りにくくなってしまうので要注意だ。

3. にんにくの栽培方法

にんにくの種
ここからは、にんにくの栽培方法を手順ごとに分けて紹介する。にんにくは植え付けから収穫まで9~10ヶ月と長くかかるので、以下のプロセスで丁寧に育てていくとよい。

土作りする

まずは基本の土作りから始めよう。プランターで栽培する場合、選ぶのは市販されている野菜用の培養土でOKだ。ただしにんにくは湿気に弱いので、水はけのよい土をチョイスしたい。また肥料を好むため、「元肥入り」と書かれているものが望ましい。
自分で土を配合したい場合は、赤玉土小粒・堆肥・バーミキュライトを6:3:1の割合で混ぜよう。1Lの土に化成肥料を約20g混ぜ、1週間後に苦土石灰を約2~5g加え、土がなじんでから使うとよい。

植え付ける

9~10月にはにんにくの球根を植え付ける。にんにくを1片ずつばらし、外側の皮は剥いておこう。薄皮は剥かなくても問題ない。できれば大きくて形がよいものを選ぶのが理想だ。なお、スーパーなどで売っているにんにくは食用として管理されているため、必ずしも芽が出るわけではない。心配な場合は市販の種球を買うのがおすすめだ。

水やりする

水は土が乾いたタイミングで、鉢底から水が流れてくるのを目安にたっぷり与えよう。冬は休眠期のため、土の表面が乾いてから約3~4日後に水やりするのがよい。

追肥する

にんにくは収穫までに2回追肥するのが望ましい。10~11月と翌年3月に、1m2(平方メートル)あたり20g程度の化成肥料を加え、土とよく混ぜよう。

芽かきや花芽を摘む

10月中旬~11月下旬の時期には、生育の弱いほうの芽を抜く「芽かき」を行う。1つの株から芽が2本出ている場合は、芽を1本抜くかハサミでカットしよう。
また翌年4月上旬~5月中旬には花芽が伸び始めるが、こちらも早めに摘んでおきたい。花芽を放置するとにんにくが大きく育たないので忘れずに行おう。

収穫する

5月中旬以降はにんにくの収穫時期だ。葉茎が3分の2ほど枯れたら、長期保存する際ににんにくが腐るのを防ぐため、天気のいい日が続いたタイミングで収穫しよう。株元を持ち、にんにくを抜いて根をカットすればよい。

4. にんにくの栽培で注意すべき病害虫

にんにく
にんにくは病気や害虫に強いので、無農薬で育てるのも不可能ではない。しかし病気にまったくかからないわけではないので、必要に応じて殺菌剤などを使うとよいだろう。
にんにくを栽培する際に注意すべき病気は、さびのような斑点がつく「赤さび病」や、雨が続いたり肥料が多すぎたりしたときになりやすい「春腐病(はるぐされびょう)」だ。またアザミウマやアブラムシなどの害虫がつく場合もあるので、粘着シートやハエ捕りグッズを活用したい。

結論

にんにくを育てるのには時間がかかるが、丈夫なため初心者でも簡単に栽培しやすい。にんにくを家庭栽培すれば、自家製にんにくで餃子・ペペロンチーノ・アヒージョなど、手塩にかけて育てたからこその美味しさが楽しめる。紹介した育て方や注意点を参考に、自宅で栽培してみてはいかがだろうか。
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 更新日:

    2023年6月20日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧