目次
- 冷めないうちに網じゃくしで揚げカスを取り除く
- 人肌くらいの温度まで冷ましたらこし器でろ過する
- キレイになった油を保存容器に入れて密封する
- 冷暗所で保存する
- 使用する際は足りない分量を新しい油でさし油する
- にごった細かい泡が食材に付着する
- 色が濃くなって黒っぽくなる
- 加熱したとき180度くらいでけむりが出る(230~240度であれば問題なし)
- 油の温度が下がったときにドロドロとした粘り気がある
- 二重に重ねたビニール袋もしくは牛乳パックを用意する
- 中に新聞紙や古布を詰める
- 完全に冷えた揚げ物油を流し込んで新聞紙や古布に吸わせる
- 自然発火を防ぐために水を少し入れる
- 輪ゴムや粘着テープを使って、ビニール袋や牛乳パックの口を閉じる
- 指定のゴミ袋に入れて収集場所に持っていく
1. 揚げ物油は何回まで使える?

揚げ物油を1回で捨てるのはもったいない。とはいえ酸化した油は健康によくないので、何回使い回しができるのか確認しておこう。
使い回しの目安は約3回
同じ揚げ物油を使える回数は3回が目安だ。一方で揚げる食材によっても、油の汚れやすさは異なる。たとえば野菜の素揚げは汚れにくいが、パン粉や小麦粉を使うフライや唐揚げは汚れやすい。
油の汚れ具合や保存状態によって再利用できる回数は異なるので、揚げ物油の様子をチェックして再利用しよう。また、何回使ったかに関係なく、1回目から2~3週間以内に使い切るのがおすすめだ。
使い回す際の手順や保管方法
こし器がない場合はキッチンペーパーで代用できる。こし器と保存容器が一体になった「オイルポット」があると便利だ。専用の容器がない場合は、瓶やペットボトルに入れてアルミホイルを巻いてほしい。
2. 揚げ物油が酸化したときの見分け方

揚げ物油は光や高温、空気で酸化するため、何回使ったかに関係なく使用できなくなることがある。使える油と酸化した油の見分け方を確認しておくことが重要だ。
見た目で判断する
上記のような状態のときは、油が酸化しているサインだ。何回使用したかに関わらず、正しい方法で処分してほしい。
においで判断する
油を加熱したとき不快なにおいがしたら、酸化していると考えられる。枯れ草や塗料、生臭いなどのにおいがあれば、正しい方法で処分してほしい。また、焦げ臭さや前回揚げたもののにおいが残っている場合も、新しい油に交換したほうがおいしく仕上がる。
3. 酸化した揚げ物油の処分方法

排水管が詰まる原因になるため、酸化した揚げ物油を排水口に流すのはNGだ。揚げ物油が何回使えるのか確認したうえで、正しい処分方法をチェックしておこう。
油を吸わせて処分する
少量の油であれば、キッチンペーパーや新聞紙に吸わせてそのまま捨ててもよい。一般的に「燃えるゴミ」として分別される。ボトルは自治体の分別ルールに従って処分してほしい。
油を固めて処分する
専用の凝固剤を使用した捨て方だ。揚げ物油が熱いうちに凝固剤をよく混ぜて溶かしたら、固まるまで放置する。あとは固まった揚げ物油を、ヘラで指定のゴミ袋に入れて処分すればOKだ。
詳しい使い方は商品によって違うので、パッケージの説明をしっかりと読んでおこう。なお、揚げ物油が熱いうちに片栗粉や小麦粉をよく混ぜて、冷えたあとゴミ袋に入れて処分する方法もある。
結論
同じ揚げ物油を続けて使える回数は、3回が目安だ。しかし、保存状態によっては、何回使ったかに関係なく酸化する可能性がある。使える油と酸化した油の見分け方や、劣化させないための保存方法をチェックしてこう。酸化した油の処分方法も紹介したので、あわせて確認してほしい。