目次
1. 眼鏡が曇る原因とは?

眼鏡の曇りを予防するためには、まず原因を確認しておきたい。マスクで眼鏡が曇る理由を詳しく説明する。
主な原因は結露
眼鏡が曇る主な原因は水蒸気による「結露」だ。空気は温度が高いほど多くの水蒸気を含んでいる。水蒸気を含んだ温かい空気が冷やされると水滴になり、結露として付着するわけだ。
眼鏡をかけてマスクをつけると、呼気がマスクと顔の隙間から漏れる。すると水蒸気を含んだ温かい呼気がレンズにあたり、冷やされて水滴になり眼鏡が曇るのだ。とくに眼鏡に皮脂やホコリが付着した状態だと、水分の粒子が付着しやすく曇りやすい。
ほかには、寒い室内から暖房の効いた室内に入ったときや、温かい食べ物や飲み物の湯気でも眼鏡に結露が付着する。曇ると視界が悪くなるので、曇り止めの裏技で対策をすることが重要だ。
2. 眼鏡の曇り止めに使える裏技

眼鏡の曇り止めに効果的な裏技を4つ紹介する。簡単に試せる対策をまとめたので、ぜひチェックしてほしい。
マスクの上側を内側に折る
マスクの上部を内側に折って、呼気を漏れにくくする裏技だ。上部の隙間から漏れる呼気を少なくすることで、眼鏡のレンズが曇りにくくなる。
折ったぶんだけマスクが小さくなるので、裏技用に大きめのマスクを選ぶとよい。なお、マスクの上から眼鏡をかけて押さえれば、呼気の漏れをさらに軽減できるだろう。
ティッシュをマスクの内側に挟む
マスクの内側にティッシュを挟んでおけば、呼気に含まれる水分が吸収される。マスクの幅にあわせてたためば違和感もなく、簡単に曇り止めができるだろう。ティッシュが湿ったタイミングで交換すれば衛生的だ。
マスクを2枚重ねる
マスクを2枚重ねて漏れる呼気を減らすことで、曇りを軽減する裏技だ。一回り小さなマスクをつけて、その上に自分にあったサイズのマスクを重ねよう。ただし、2枚重ねにすると息苦しかったり耳に痛みを感じたりするので、気になる場合はその他の裏技で対策してほしい。
レンズに曇り止めを塗る
専用の曇り止めグッズを使用すれば、より高い効果を期待できる。スプレーやジェル、ウェットシート、ドライクロスなど種類はさまざまだ。効果や持続時間、使い方、価格はそれぞれ異なるので、使用するシーンにあったグッズを選ぼう。
3. 眼鏡の曇り止めの代用になる裏技アイテムは?

眼鏡の曇り止めは、食器洗い用の中性洗剤で代用が可能だ。まずは水で洗って眼鏡の汚れを落とす。それから水を張ったボウルに、中性洗剤を2~3滴ほど混ぜよう。
あとは眼鏡をくぐらせたら、眼鏡拭きで水分を優しく吸い取ってほしい。ゴシゴシ擦るのは、中性洗剤が落ちて曇り止めの効果が薄くなるのでNGだ。
曇り止めの代用はおすすめできない
中性洗剤を曇り止めの代用として使うのは、本来の用途ではない。裏技アイテムを使うことでコーティングが剥がれたり、レンズを傷つけたりする恐れがあるのでおすすめはできない。
先述の簡単に試せる裏技を試すか、専用のグッズを活用するのがおすすめだ。代用アイテムを使う場合は、アルカリ性洗剤や酸性洗剤、お湯の使用は避けてほしい。
結論
簡単な裏技を使えば、眼鏡の曇り止めができる。主な原因は呼気なので、対策をすることで曇りが軽減できるだろう。マスクの上側を内側に折ったり、ティッシュを挟んだりするだけでも、一定の効果が期待できる。そのほかに眼鏡の曇り止めに使える裏技アイテムについても紹介したので、あわせてチェックしてほしい。