目次
- 便器の水位をカップが浸るくらいに調整する
- ビニール袋を便器にかける
- ビニール袋の中心にラバーカップが通るくらいの穴をあける
- 穴の中にラバーカップを入れる
- 便器の排水口にラバーカップを押し込んで密着させる
- 勢いよく引っ張りあげる
- 手順5~6の作業を「ガバ」「ゴボ」という音がするまで繰り返す
- バケツで水を流し、詰まりが解消しているか確認する
1. トイレが詰まった時に使う道具の名前は?

トイレが詰まった時に使う道具の、正式な名前を紹介する。種類などの基礎知識とあわせて解説しよう。
正式名称はラバーカップ
トイレが詰まった時に使う道具の正式な名前は、「ラバーカップ」だ。長い柄に椀型の吸引器具がついていて、トイレや排水口の詰まりを解消するために使用する。ゴムの「ラバー」と、茶碗の「カップ」を組み合わせた和製英語。英語での正式な名前は「Plunger(プランジャー)」だ。
ラバーカップの種類
トイレ用のラバーカップは、「和式用」「洋式用」「節水トイレ対応」に分かれる。和式用は椀型で、洋式用は先端部に突起があるのが特徴だ。節水トイレ対応タイプは帽子のようなツバがある。
排水管の詰まりには、突起やツバがない和式用のラバーカップを活用しよう。排水口専用のコンパクトなサイズのラバーカップもある。
2. トイレが詰まった時のラバーカップの使い方

ラバーカップは、トイレが詰まった時に使う道具だ。詰まりを解消するための、正しい使い方を紹介する。
ラバーカップの正しい使い方
【ラバーカップを使う際の注意点】
おもちゃやスマホなどの固形物が詰まった場合、ラバーカップは使用できない。トイレットペーパーや排泄物、嘔吐物など、流せるものかどうかを確認しよう。もし固形物を流してしまった場合や、ラバーカップでも解消できなかったときは、業者に依頼してほしい。
ラバーカップの使い方のコツ
水位が多いと汚水があふれるので、灯油ポンプなどで排出する。少ないときはバケツで水を足して、カップ部分が浸るくらいに調整してほしい。
押し込むときはゆっくりと力をかけて一気に引き抜く。排水口に密着させにくい場合は、柄を斜めに傾けて押し込むのがポイントだ。
3. ラバーカップ以外でトイレが詰まった時に使う道具の名前

ラバーカップ以外にも、トイレが詰まった時に使う道具がある。名前と基本的な使い方を紹介しよう。
真空式パイプクリーナー
ラバーカップと同じ仕組みの、ポンプつき詰まり解消アイテムだ。ラバーカップよりも吸引力が高い。排水口に密着させて、レバーを上下させるのが基本の使い方だ。なお、排水口用とトイレ用で形状が違うため、用途にあったアイテムを選んでほしい。
ワイヤーブラシ
長いワイヤーを便器の排水管に挿し込んで、詰まりを解消する。詰まりの原因にあたったらグリグリと回せばOKだ。ただし、ワイヤーブラシを使用すると便器や排水管を傷める恐れがある。使用後の掃除にも手間がかかるので、ラバーカップのほうが使いやすいだろう。
結論
「パッコン」「スッポン」と呼ばれている道具の正式な名前は、ラバーカップだ。トイレが詰まった時に使う道具で、さまざまな種類がある。洋式用や和式用など種類に分かれるので、適したものを選ぶことが重要だ。ラバーカップの使い方やそれ以外の詰まり解消用道具も紹介したので、ぜひチェックしてほしい。