目次
1. 冷蔵庫の収納次第で食費が節約できる?

食費節約に冷蔵庫の収納方法は関係あるのか、と疑問に思う人もいるかもしれない。ところが冷蔵庫内を整理整頓しておくと、食材の無駄を抑えられて食費が節約できる場合がある。以下でその理由を見ていこう。
冷蔵庫がスッキリすると食費節約につながる
冷蔵庫の中が散らかっていると、どんな食材がどれだけ入っているか把握しにくい。そのためいつの間にか食材の賞味期限が過ぎていたり、奥に古い食材がたまったりしやすくなり、せっかく買った食品を無駄にしてしまう。
反対に冷蔵庫の中がスッキリ見やすい状態だと、どんな食材があるかチェックしやすい。賞味期限なども確認しやすくなり、食品ロスを防ぐことで食費節約につながるだろう。また、買い物前に冷蔵庫の中を確認しやすくなり、すでにある食材を重複して買わずに済むのもメリットだ。
2. 食費が節約できる冷蔵庫収納術 | 基本編

まずは、食品ロスを減らして食費を節約する冷蔵庫収納のポイントから見ていこう。以下の4つのコツを押さえて、冷蔵庫の中をキレイに保ちたい。
食費節約につながる冷蔵庫収納のポイント
【冷蔵庫にものを詰め込まない 】
基本中の基本といえるポイントとして、冷蔵庫にものを詰め込まないことが挙げられる。冷蔵庫の中が食材でいっぱいになると、どんな食材があるのか把握しにくくなってしまう。中を見やすくすることで、気づかないうちに野菜が傷む、賞味期限などを確認しにくいという悩みを解消できる。多くても冷蔵庫の7~8割までを目安に収納しよう。
【種類ごとに定位置を決める 】
上手に整理整頓するためには、種類ごとに定位置を決めることも大切だ。どこに何があるのか把握しやすくなり、食材が行方不明になるのを防げる。とくに小さいチューブの調味料やふりかけなどは、収納ボックスや扉の棚に入れることで、なくしにくくなるだろう。
【ストックは1個だけにする 】
買い忘れを防ぐために食材をたくさんストックしたくなる気持ちもわかるが、食品ロスを防ぐにはストックを1個だけに絞るとよい。「ないと思って買ったのに実はまだあった」という事態を防ぐべく、ストックの量にルールを決めておこう。
【透明の収納ボックスを使う】
冷蔵庫の中を整理するために、収納ボックスを使う人も多いのではないか。しかし中身が見えない収納ボックスを使っていると、どんな食材が入っているのか把握しにくくなる。そこでおすすめなのが、透明の収納ボックスだ。中身が見やすくなり、食品ロスを防ぎやすくなるだろう。
3. 食費が節約できる冷蔵庫収納術 | 場所別編

冷蔵庫には冷蔵室・野菜室・冷凍室などさまざまなスペースがある。ここでは冷蔵庫の場所別に、食費が節約できる具体的な冷蔵庫収納術を紹介しよう。
冷蔵室の収納術
冷蔵室はもっともよく使う分、とくに散らかりやすい。そのため何をどこに置くか決め、定位置を守った収納を習慣化しよう。たとえば手の届きやすい段には賞味期限が比較的短い納豆や豆腐、ヨーグルト、作り置きのおかずなどを入れるとよい。手が届きにくい段には、使用頻度の低いものを入れよう。ボトル類はドアポケットに立て、チューブの調味料は小物用スタンドにさすとよい。
野菜室の収納術
野菜室は上段・下段を効果的に使いたい。上段は目に触れやすいので、トマト・フルーツなど日持ちしにくいものを入れるのがおすすめだ。またつぶれやすい食材も上段に入れたい。下段にはにんじん・じゃがいも・根菜類など、日持ちするものを入れよう。下段は深さがあるため、仕切りを使って立てると省スペースで収納できる。
冷凍室の収納術
冷凍室には多くのものを詰め込みがちなうえ、スペースに深さがある場合が多い。重ねると下のものが見にくくなるので、冷凍室に入れる食材は立てて収納するのがおすすめだ。カップアイスなどの小さいものは、冷凍庫対応のカゴにまとめると見つけやすくなる。
結論
冷蔵庫を見やすく整理整頓すると、見た目のキレイさや使いやすさだけでなく、食費の節約につながるというメリットもある。さらに冷蔵庫がスッキリしていると冷蔵の効率がよくなり、食費だけでなく電気代も抑えられる。紹介した冷蔵庫収納術を実践し、無駄な食費を減らそう。