目次
1. 無線ルーターの処分手順1|まずは初期化を

無線ルーターを処分する前に、必ず初期化してほしい。初期化しなければいけない理由とやり方を説明していく。
初期化をする理由とやり方
普段使用している無線(Wi-Fi)ルーターの中には、パスワードやSSIDといった接続設定の情報や記録が残っている。そのため、これらの情報を第三者に漏らさないためにも、使わなくなったルーターは初期化して廃棄する必要があるのだ。
方法は機種ごとに異なるが、多くの場合は無線ルーターのリセットボタンを数秒押せば初期化できる。リセットボタンが見つからない場合やリセットできない場合は、取扱説明書を確認してほしい。
2. 無線ルーターの処分手順2|実際の処分方法3選

無線ルーターを廃棄するときの、正しい処分方法を見ていこう。
1.自治体のルールに沿って処分する
一般的に無線ルーターは、「不燃ごみ」として自治体に回収してもらえる。ただ、無線ルーターなどの通信機器は、環境省が小型家電リサイクル法の対象品目に定めている。そのため、自治体によって専用ボックスを設けてリサイクル品として回収している場合もあるのだ。無線ルーターを処分する際は、お住まいの自治体に沿った捨て方を事前に確認してほしい。
2.販売店やメーカーの回収・引き取りサービスを利用する
家電販売店やメーカーでは、新しい無線ルーターを購入した際に、使わなくなったルーターを回収してくれる場合がある。また、下取りで回収してもらえる場合もあり、購入費用を安く抑えられるので利用してもいいだろう。しかし、すべての店舗やメーカーで回収しているわけではないため、事前確認が必要だ。
3.フリマアプリやリサイクルショップで売却する
古いけれどまだ使える状態なら、初期化したルーターをフリマアプリやリサイクルショップで売却して、お金に換えるのも一つの手だ。中古の無線ルーターは意外に需要が高いが、故障しているとトラブルにつながるため注意してほしい。
また、取扱説明書や外箱、ケーブルなどの付属品が揃っていれば高値がつきやすいため、売る前には確認しておこう。
3. 無線ルーターの処分方法で注意すべきポイント

無線ルーターを処分する前に、注意してほしいポイントを解説する。
レンタル品ではないことを必ず確認する
廃棄する前に、無線ルーターがレンタルしたものではないことを確認してほしい。プロバイダからレンタルしたものであれば、返却する必要があるからだ。勝手に処分した場合は料金を請求される可能性もあるため、契約書などを確認しよう。
また、付属品の返却などが必要な場合もあるため、レンタル品かどうかを確認するためにもプロバイダに問い合わせてみるのがおすすめだ。
無許可の不用品回収業者には絶対に依頼しない
一般家庭から出るごみはすべて「一般廃棄物」として処分されるため、住んでいる自治体から委託されている業者か、「一般廃棄物処理業許可」を得ている業者のみ回収できる。「産業廃棄物処理業許可」「産業廃棄物収集運搬業許可」「古物商の許可」などを持つだけでは回収できないのだ。無許可の業者に依頼した場合、適切に処理されているか確認できず、不法投棄などの事例も報告されているので注意が必要だ。無許可の業者が回収することは違法であるため、依頼しないようにしてほしい。
4. 無線ルーターは適切な方法で正しく廃棄しよう

無線ルーターの処分方法は、一般的には「不燃ごみ」として自治体に回収してもらえる。ただし、リサイクル法によって回収ボックスを設けている自治体もあるため、事前に確認しよう。
不用品買取業者に回収を依頼する場合はとくに注意が必要である。違法業者に依頼しないように、住んでいる自治体から委託を受けている業者なのか、「一般廃棄物処理業許可」を得ている業者か、きちんと確認してほしい。
結論
無線ルーターの処分方法はさまざまあるが、パスワードなどの大切な情報漏れを防ぐためにも、処分手順としてまずは「初期化」を徹底してほしい。また、レンタル品ではないことも確認が必要だ。無線ルーターを廃棄する際は、違法投棄などを防ぐためにも、初期化してその自治体に合った処理方法で正しく行ってほしい。