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手のアルコール消毒の正しい方法!注意点や消毒すべきタイミングも

投稿者:ライター 風間さと美 (かざまさとみ)

鉛筆アイコン 2023年6月27日

デパートや飲食店など外出先の至る所で見かけるアルコール消毒液。ウイルスや細菌を殺菌し感染するリスクを軽減してくれることから、自分で携帯している人も多いだろう。しかし、単純に消毒液を手につけるだけで満足していないだろうか。手のアルコール消毒をするときは、より除菌効果を高めるためにも、正しい方法で行う必要があるのだ。この記事では、手をアルコール消毒するタイミングや効果的なやり方について解説する。

  

1. 手のアルコール消毒の正しい方法

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手指消毒には、濃度70%以上のエタノールを使用すると、高い殺菌効果が期待できる。しかし、アルコール消毒をすると、手の水分が吸収され手が荒れる原因にもなるので注意してほしい。手荒れすると、菌が手のひらに滞在しやすくなるので、手荒れ対策としてアルコール消毒後にハンドクリームなどで保湿するのがおすすめだ。ここでは、手のアルコール消毒の正しいやり方について説明しよう。

アルコールの使用量

アルコール消毒液には、おもに「液状タイプ」と、「ジェル状タイプ」の2種類がある。どちらも1回の使用量は、2ml以上、500円玉よりも大きいくらいの量を手のひらに取るとたっぷりと使えていいだろう。わかりやすくたとえるなら、液状タイプだと、ボトルを1プッシュして15秒以上手にすり込めるようであればOKな量だ。ジェル状タイプだとボトル1プッシュでは量が少ないので、2プッシュして消毒するのがおすすめである。

液状とジェル状の違い

液状タイプとジェル状タイプの大きな違いは、液状のほうが、ジェル状よりも早く乾いてしまう点にある。液状タイプのアルコール消毒液を使用する際は、ゲル状タイプよりも多めに使用するといいだろう。また、液状タイプは、プッシュしたときに液が飛び散りやすく、こぼれやすい。反対に、ジェル状タイプは、プッシュしても飛び散ったり、こぼれたりする心配が少ない。ジェル状タイプは保湿性にも優れているので、液状タイプよりも手荒れしにくいのもポイントだ。

消毒効果をきちんと得るためのポイント

【15秒以上(アルコールが乾くまで)こする】
アルコール消毒の効果をしっかりと得るためには、すり込む時間が重要だ。目安としては、15秒以上かけてアルコールが乾くまでこすることが推奨されている。すり込む時間が少ないまま、ものに触れたりすると、十分な殺菌効果は期待できないだろう。
【ムラがないようにまんべんなくすり込む】
消毒液を手に取ったら、まず手のひら同士をこすり合わせ、全体にむらなく伸ばし、なじませる。次に、指先や指の間、手の甲などパーツごとに丁寧にすり込んでいく。最後に、両手首までムラがないようにこすり、アルコールが乾いたらOKだ。

2. 手のアルコール消毒の正しいタイミング

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アルコール消毒をするときは、使うタイミングを間違えてはいけない。せっかく正しいアルコール消毒やのやり方を理解していても、使うタイミングを間違ってしまっては、十分な効果が得られない可能性がある。アルコール消毒をする際のタイミングについてみていこう。

日常生活の中でアルコール消毒をする場面の例

アルコール消毒を行うタイミングとしては、トイレ後や鼻をかんだりくしゃみをしたりした後、手を洗えない環境でやむを得ず飲食する場合は、その前後に行うといいだろう。または、ドアノブや電車のつり革など大勢の人が触れる場所に自分が触った後、新たに別のものに触れる前に行うのも効果的だ。

3. 手をアルコール消毒する際の注意点

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ウイルスや細菌は、手・口・鼻・眼などを感染経路として侵入してくることが多い。感染リスクを下げるためにも、より丁寧な手のアルコール消毒を心がける必要がある。ここでは、そのための注意点をいくつか紹介しよう。

十分な量のアルコールを時間をかけてすり込む

アルコール消毒をするときは、十分な量の消毒液を使用し、たっぷり時間をかけてこすり合わせることが重要だ。せっかく手のアルコール消毒をしても、使用量が十分でなかったり時間が足りなかったりすると、細菌やウイルスを効果的に殺菌することはできないからである。手に消毒液をこすり合わせているときに、15秒以内に手が乾いた感じであれば、量が不足しているということなので、消毒液を追加する必要がある。

手や指の汚れは先に落としておく

アルコール消毒をする際に、手が汚れている状態ではその効果は半減してしまうだろう。アルコールの消毒液には、殺菌効果はあるが、洗浄力はないからだ。よって、消毒前にはなるべく手洗いをするようにしよう。手洗いをするときも、おざなりにするのではなく、石鹸やハンドソープで手指全体をくまなくきれいに洗うのがポイントだ。アルコール消毒をより浸透させるためにも、洗い終えたら、手の水分をしっかり拭うことも忘れてはならない。

結論

より効果的に手のウィルスや細菌を殺菌するためには、正しい方法でアルコール消毒を行う必要がある。ポイントは、消毒液の使用量とこすり合わせる時間だ。アルコール消毒をするタイミングも大切である。菌から自分の体を守るためにも、この記事を参考に、もう一度アルコールの消毒方法について見直してみてはいかがだろうか。
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  • 更新日:

    2023年6月27日

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