【炊飯器の捨て方】炊飯器は不燃ゴミか金属類かはたまた粗大ゴミか？

炊飯器を不燃ゴミとして回収している自治体は少なくない。炊飯器を不燃ゴミとして処分するよう捨て方を指示している自治体の多くは、指定するゴミ袋に入れることができるサイズの炊飯器であれば、通常の不燃ゴミと同様の手順で処分して問題ないとしている。しかし、指定するゴミ袋に入れることができないほど大きな炊飯器の場合は、粗大ゴミとして処分するよう捨て方を指示している自治体が多い。

ちなみに、自治体が指定するゴミ袋に入れられる炊飯器はせいぜい単身者向けサイズのものであることが多く、家庭用炊飯器を自治体指定のゴミ袋に入れることは難しい場合がある。自分が所属している自治体のホームページや電話などでゴミ袋のサイズを確認し、自分が持っている炊飯器を入れられるかどうかを確認したうえで、炊飯器を不燃ゴミとして処分しよう。

炊飯器の部品を分解し、部品ごとにそれぞれの捨て方を指定している自治体もある。炊飯器の部品を分類するよう捨て方を指示している自治体の多くは、炊飯器の内釜を金属類として収集し、炊飯器の外釜についてはその大きさに応じて不燃ゴミか粗大ゴミとして処分するよう求めている。

金属類として集められた炊飯器の内釜は資源としてリサイクルされる。そのため、炊飯器を内釜と外釜とに分類し、内釜を金属類として自治体に回収してもらうことは環境保全につながる。

しかし、一定の大きさを超える内釜については粗大ゴミとして処分するよう捨て方を指示している自治体もある。自分が所属している自治体のホームページをチェックしたり、電話で問い合わせたりして自分が捨てようと考えている炊飯器の内釜は金属類として回収してもらえるかどうか、捨て方をあらかじめ確認しておこう。

一定の大きさ以上の炊飯器については、粗大ゴミとして処分するよう捨て方を指示している自治体が多い。炊飯器を粗大ゴミとして処分する場合、あらかじめ自治体のホームページや電話で受付を行い、回収の日時や回収場所を確認しておく必要がある。

また、回収場所に炊飯器を持って行く際には自治体が指定する店舗で粗大ゴミ処分券を購入し、炊飯器に貼りつけておかなければならない。粗大ゴミ処分券の価格は自治体によって異なるが、ほとんどの自治体では1,000円以内の予算で購入できる。詳しい価格については自治体のホームページでチェックしたり電話で問い合わせたりして確認しよう。

しかし、自治体が指定する日時に指定する場所へ炊飯器を持って行くことが難しいということもあるだろう。そのような場合、粗大ゴミ処分センターに直接炊飯器を持ち込むという捨て方もできる。ただし、粗大ゴミ処分センターに持ち込む場合も自治体によって異なるルールが定められていることが多いため、自分が所属する自治体の粗大ゴミ処分センターへの持ち込む際の捨て方のルールをホームページや電話でしっかり確認したうえで炊飯器を持ち込もう。

炊飯器の捨て方としては、「不燃ゴミとして出す」「金属類として出す」「粗大ゴミとして出す」という3つの方法が考えられる。多くの自治体では指定のゴミ袋に入る小さな炊飯器は不燃ゴミ、指定のゴミ袋に入らない大きな炊飯器は粗大ゴミとして回収しているが、内釜と外釜とで分類し、内釜については金属類として回収している自治体もある。いずれの方法で処分するにせよ、自分が所属している自治体における炊飯器の捨て方をしっかり確認したうえで炊飯器の処分を行おう。