1. 鉄製のキッチングッズにはどんなものがある?
調理器具
数あるキッチングッズの中でも、鍋やフライパンなどの調理器具は料理の出来を決める重要な役割を持つ。料理の完成度や使い勝手の良さなどを探求し、こだわりの調理器具を揃えている人も多いだろう。料理好きな人や調理器具にこだわる人の多くは、鉄製の調理器具を愛用している。鉄製の調理器具は昔から使われていたが、現在では軽量で手入れが楽なアルミやステンレス、セラミックが主流だ。にも関わらず、鉄製品はプロや料理好きに選ばれる。それは、鉄製の調理器具は熱伝導に優れているため、そして、耐久性に優れ丈夫で長く使うことができるためである。鉄製品は魅力いっぱいなのだ。
食器
自宅に揃えている人は稀だが、鉄製の食器も存在する。鉄の色合いが何とも言えず美しい鉄製の皿や箸置きなどだ。また、コンロで調理してそのまま食卓に出すことのできる鉄製のソースパンなども食器として扱うことができる。
その他
他にも、鉄製品は一般家庭のキッチンにある。たこ焼き器、中華料理用のおたま、ポットなどに入れて鉄分補給をサポートする「鉄玉子」なども全て鉄で作られている。
2. 鉄製品の洗い方
食洗機はOK?
近年、多くの家庭に設置されている食洗機。後片付けにかかる時間を大幅に短縮し、手間を省いてくれる便利なキッチン家電である。食洗機は非常に便利だが、何でも洗えるワケではない。例えば、木製のもの、クリスタルのグラス、包丁、シルバーのスプーンやフォーク、一部のプラスチック製品などは食洗機に入れることができない。また、こびりつかないテフロン加工のフライパンなどもNGだ。では、鉄製品はどうだろう。鉄製品を食洗機で洗うことは、基本的には避けたほうがいい。これは、表面の油膜が剥がれることによってサビが浮いてくるからである。フライパンや鍋の機能ももちろん低下してしまう。どうしても食洗機を使いたい場合には、洗浄後に油を引いておくとサビを防ぐことができる。
こびりついた汚れ、どう洗う?
熱伝導率が高く、強火調理にも向く鉄製の調理器具。美味しい料理と引き換えに、調理器具には油汚れや焦げ付きが残ることも。では、しつこくこびりついた汚れはどう落としたらいいのだろう?汚れを落とすには通常、水や洗剤で洗うが、鉄製品の場合には少し違う。"加熱する"が正解だ。調理器具を火にかけ、空焚きして汚れや焦げを更に焦がす。冷めたら金属ヘラで焦げを取り除けば元どおりである。
3. 鉄製品の正しいケア方法
使用後のお手入れ
"鉄製品は面倒"とイメージされる原因は、鉄製品独自のお手入れが必要だからである。手間を極限まで省いた便利なものが多い時代においては何となく面倒に感じるかもしれないが、慣れてしまえば何てことはない。使用後のお手入れ方法を説明する。
鉄製のフライパンや鍋などを使った後は、
① 調理器具が冷めないうちにキッチンペーパーで汚れを拭き取る
② 調理器具に水またはお湯を注ぎ、スポンジで優しく洗う(洗剤不要)
③ お湯で流し、軽く水を切る
④ 強火で加熱して水分を飛ばす
⑤ 熱が冷めるのを待ってから収納する
以上である。調理の後はどうしても洗剤を使いたくなるが、洗剤を使うと調理器具に馴染んだ油が流れてしまい、焦げ付きの原因となる。この方法で洗っても汚れや軽い焦げつきが気になる場合には、少量の重曹を含めたタワシで擦るとキレイになる。
鉄製のフライパンや鍋などを使った後は、
① 調理器具が冷めないうちにキッチンペーパーで汚れを拭き取る
② 調理器具に水またはお湯を注ぎ、スポンジで優しく洗う(洗剤不要)
③ お湯で流し、軽く水を切る
④ 強火で加熱して水分を飛ばす
⑤ 熱が冷めるのを待ってから収納する
以上である。調理の後はどうしても洗剤を使いたくなるが、洗剤を使うと調理器具に馴染んだ油が流れてしまい、焦げ付きの原因となる。この方法で洗っても汚れや軽い焦げつきが気になる場合には、少量の重曹を含めたタワシで擦るとキレイになる。
正しく使えば一生もの!
鉄製の調理器具は、しっかりとケアをすれば一生使うことができる。使い始めは表面の油膜が完成していないため、こびりついたり焦げ付いたりと料理を失敗することもある。しかし、使い込むことで油膜が表面を覆い、どんどん使いやすくなる。特にフライパンは洗剤で洗いたくなってしまうが、水と火の力に任せよう。こびりつくようになったら、使用後に油を薄く引いておけばOKだ。
結論
鉄製品のケア方法について解説した。テクノロジーの発展に伴い、昔ながらの器具は廃り、簡単に使える器具がどんどん生み出されている。そんな中でも本当に良いものは残り、深く生活に根付いている。長い間日本のキッチンで活躍してきた鉄製品、これからも正しいケア方法を守って使い続けて欲しい。