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圧力鍋の寿命を延ばす方法。寿命は延ばせる。壊れたら終わりではない。

圧力鍋の寿命を延ばす方法。寿命は延ばせる。壊れたら終わりではない。

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年3月17日

煮豆や豚の角煮など普通の鍋では数時間はかかる料理でも圧力鍋なら数十分で出来上がる。スピード調理の秘密は「圧力」。長く使ううちに劣化は進み、自慢の圧力に陰りが出てくる場合も。圧力のかかりが悪い、料理の味が落ちたといったことはないだろうか。この記事では圧力鍋の不調サインと使い方の注意点をご紹介、寿命を延ばすための方法をみていこう。

  

1. 劣化しやすい圧力鍋のゴムパッキン

劣化しやすい部品

圧力鍋にはさまざまなタイプがあり、価格帯も数千円から数万円のものまで幅広い。安全法の特定製品であるため、圧力鍋の安全性は各メーカーによって保証済み。価格で材質や構造が変わるので多少の寿命の差は出るものの、安いからといって壊れやすいわけでもない。

不調の大半は小さな部品の劣化で起こる。とくに多いのはゴムパッキンの寿命によるものである。ゴムパッキンはふたの縁に沿う輪状の部品で、圧力鍋に水蒸気を閉じ込めて圧力をかけるためのキーパーツである。ゴムは熱に弱く劣化しやすいため、年に1度は交換しておきたい部品だ。

圧力鍋の調子が悪いときにまず確認したいのは「調理中のふたのズレ」「蒸気噴き出し口の詰まり」「ゴムパッキン」の3つだ。前者の2つは掃除や調整で済むが、ゴムパッキンは交換が必要である。

ゴムパッキン交換の目安

・硬くなっている、変色している
・触るとベタベタする
・こするとボロボロする
・曲げるとひび割れや亀裂がある
・ふたが閉まりにくく水蒸気が漏れる
・圧力がかかりにくい

上記のような症状があったらゴムパッキンを早めに交換しよう。

その他、不調が出やすい箇所は「安全弁ゴム」「フロート弁」などがありおよそ1~2年で劣化する。圧力鍋によって部品の種類が違うので取り扱い説明書をみて、消耗部品の確認をしておこう。

2. 圧力鍋の使用頻度に合わせた掃除

圧力鍋の使用頻度は家庭によりさまざまだ。炊飯や食材の下ごしらえなど時短料理に役立てていれば、使用頻度は高くなるだろう。そういった家庭では、頻繁に圧力鍋の状態を確認して、いつでもよい状態を保っておくのは大切だ。

使用頻度が高ければ、それだけ汚れもつきやすい。「ノズル穴やキャップ」「安全弁」に食材のカスが詰まり、固まる場合も多いので、付属の掃除グッズで取り除いておこう。爪楊枝や竹串で出そうとすると、途中で折れて故障の原因になるので避けた方がよい。

意外なところでは、「ふたの持ち手のゆるみ」が原因で圧力が出ない場合もある。ふたのツマミがグラグラしている場合はドライバーで締め直そう。

3. 金属の伸縮性を知って圧力鍋を長寿にする

火のかけ方で鍋本体の金属の状態を悪化させてしまうこともある。アルミニウム、ステンレスなど複数の金属を使った多重構造の圧力鍋は、火加減に注意が必要だ。違う金属をはり合わせて作った圧力鍋は、材質の伸縮率の違いで変形や剥離が起こりやすいのだ。

最初からの強火は避けて、中火で1分程度熱したあと強火に切り替えて、調理するようにすると鍋は長持ちする。

早めの交換

高い圧力がかかる鍋なので、壊れかけたものは事故につながりかねない。少しでも異常を感じたらメーカーに問い合わせてみるとよい。10年から30年と長い保証期間を定めているメーカーも多いので、早めの交換や修理を心掛けよう。

結論

圧力鍋の寿命は、他の鍋と比べると長めだ。適切な使い方をすれば、何年、何十年と使える頼もしいキッチンパートナーだ。年に1度、点検やメンテナンスを行おう。そうすれば、この先何年も圧力鍋で調理した、美味しい料理が食べられるだろう。
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  • 公開日:

    2019年2月10日

  • 更新日:

    2021年3月17日

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