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急須や湯呑みの【茶渋】は重曹や漂白剤で落とせる!簡単なやり方を紹介

急須や湯呑みの【茶渋】は重曹や漂白剤で落とせる!簡単なやり方を紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年1月13日

急須や湯呑みなどに付着した茶渋をそのままにしてはいないだろうか?有害なものではないが衛生的ともいえないため、この際キレイに落としてしまおう。重曹や漂白剤などを使った簡単なやり方と、予防方法をまとめたので参考にしてほしい。

  

1. 「茶渋」とは?重曹でキレイになる?

急須や湯呑みの着色汚れは茶渋と呼ばれるものだ。なぜ付着してしまうのか、重曹で落とせるのかなど基本的なところから見ていこう。

茶渋の正体と付着してしまう理由

茶渋とは、茶葉に含まれるカテキンやコーヒーに含まれるポリフェノールといった成分が、水に含まれる金属イオンと結合したものだ。水に溶けにくく、食器用洗剤を使って洗っても落ちにくい。そのため急須や湯呑み、マグカップなどを長く使い続けているうちに徐々に蓄積されていく。いわゆる「垢」のようなものと思ってよいだろう。

茶渋は放置しても大丈夫?

茶渋自体は有害ではないが、放置し続けた場合に雑菌が繁殖するリスクはゼロではない。それになにより見た目がよくない。客人に出す湯呑みなどはとくにキレイにしておきたいところだろう。やはり気になったら早めにキレイに落とすことをおすすめする。

茶渋は重曹でキレイになる

茶渋は酸性に分類されるため、よほど頑固でなければ弱アルカリ性の重曹で中和し落とすことが可能だ。なお重曹には「食用」「掃除用」がある。主成分は同じだが不純物の割合で分かれている。食用はお菓子作りなどにも使われるもので不純物が少ない一方、掃除用は口に入れることがないため不純物がやや多いといった具合だ。お菓子を作る予定があるなら食用を、掃除にしか使わないのであれば好きな方を選ぼう。

クエン酸では茶渋は落とせない?

クエン酸はその名の通り酸性のアイテムゆえ、同じ酸性である茶渋を落とすのには向かない。何度も繰り返せば薄くなることはあるかもしれないが、効率よく落とすのであればこれから紹介する方法を選ぼう。

2. 急須や湯呑みの茶渋を重曹で落とす方法

茶渋の落とし方はいくつかあるが、まずはナチュラルクリーニングである重曹を使った落とし方から紹介していこう。

重曹水で茶渋を落とす方法

用意するものは「重曹大さじ2杯」「ぬるま湯」「洗い桶」「柔らかいスポンジ」だ。まずは洗い桶にお湯をはり、重曹を入れてよく混ぜる。そこへ急須や湯呑みを入れたら30分程度放置しよう。時間がきたら取り出し、スポンジでこすり洗いをする。茶渋が落ちたら流水でよくすすぎ、自然乾燥させればキレイになっているはずだ。なお外側がそれほど汚れていない場合は、急須や湯呑みに直接お湯を注いで重曹を溶かし、内側だけをキレイにする方法でもよい。

重曹ペーストで茶渋を落とす方法

急須や湯呑みの「縁(フチ)」など、ピンポイントで茶渋を落としたいときは重曹ペーストがおすすめだ。用意するものは「重曹」「水」「柔らかいスポンジ」「綿棒」「小皿」でよい。まずは小皿に重曹と水を2:1の割合で混ぜてペーストを作ろう。それを綿棒を使って茶渋に塗り、スポンジでこすり洗いをする。茶渋が落ちたら流水でよくすすぎ、自然乾燥させればOKだ。

3. 急須や湯呑みの茶渋を漂白剤で落とす方法

重曹で落とせなかった場合は、より強力な洗浄力を持つ漂白剤を使ってみよう。

「キッチン泡ハイター」で茶渋を落とす方法

用意するものはキッチン泡ハイターのみでよい。やり方もいたって簡単だ。急須や湯呑みの茶渋に直接吹きつけたら、所定の時間放置して流水でよくすすぐ。キッチン泡ハイターは洗浄力が強い塩素系漂白剤なので、すすぎは入念に行おう。最後に完全に乾かせばキレイになっているはずだ。

「オキシクリーン」で茶渋を落とす方法

塩素系漂白剤を使いたくない方には、酸素系漂白剤のオキシクリーンをおすすめする。急須や湯呑みが浸かる大きさの鍋でお湯を沸かし、スプーン1/4程度のオキシクリーンを加えてよく溶かす。そこへ茶渋が気になる急須や湯呑みを入れたら1時間ほど放置しよう。時間がきたら柔らかいスポンジでこすり洗いをすれば、たいがいの茶渋は落ちる。最後に流水でよくすすぎ、しっかり乾かそう。

4. 茶渋をこすり洗いで落とす方法もある

急須や湯呑みの茶渋は、こすり洗いだけでも落とせる場合がある。せっかくなのでこちらも紹介しておこう。

重曹を使ってこすり洗いをする

重曹は粒子が粗く硬いことから研磨作用もある。軽度の茶渋であれば、重曹をふりかけて柔らかいスポンジでこすり洗いをするだけで落ちることがあるので試してみよう。

塩を使ってこすり洗いをする

同じように、軽度の茶渋は塩で落とせることもある。粒が大きめの塩のほうが効果的だ。茶渋に塩をまぶし、柔らかいスポンジでこすってみよう。

歯磨き粉を使ってこすり洗いをする

着色汚れを落とす成分・研磨成分が含まれている歯磨き粉も同様だ。柔らかいスポンジを用意し、歯磨き粉を塗ったら茶渋をこすり洗いしてみよう。

メラミンスポンジやアクリルたわしでこする方法も

研磨作用のあるメラミンスポンジや、繊維の細かいアクリルたわしでこすり洗いをするだけで茶渋が落とせる場合もある。お持ちの方はここから試してみるのもよいだろう。

5. パッキンの茶渋も重曹で落とせる?

重曹や漂白剤が使える素材であることが前提だが、紹介してきた方法は急須や湯呑みのほか、マグカップやステンレス製のボトル、タンブラーなどの茶渋も落とすことができる。では、パッキンに関してはどうだろうか?

基本的にはOKだが注意点もある

ステンレス製のボトルやタンブラーなどのパッキンも、基本的には上述した方法で茶渋を落とすことができる。ただし、耐熱性が低いものは熱湯を使うのを避けるなどしたほうがよいだろう。また重曹や漂白剤が使える素材であるかどうかも、必ず事前に確認しておくことだ。

6. 重曹や漂白剤で茶渋を落とす際の注意点

重曹やキッチン泡ハイターなどの塩素系漂白剤、およびオキシクリーンなどの酸素系漂白剤を使って茶渋を落とす際、覚えておきたい注意点がある。

重曹を使う際の注意点

重曹をアルミ製品や銅製品に使うと黒ずんでしまう。パッケージに使用方法や注意点が書かれているはずなので、必ず事前に確認しておこう。また直接手に触れると手荒れの原因になることもあるため、ゴム手袋などを装着することをおすすめする。

漂白剤を使う際の注意点

塩素系漂白剤を金属製のタンブラーなどに使うと変色してしまうおそれがある。また「酸性」の性質を持つアイテム(酸性の洗剤や漂白剤、クエン酸や酢など)と混ざると有害なガスが発生する。絶対に混ざり合わないように注意することと、換気をしながら作業することを心がけよう。重曹と同じく、ゴム手袋を着用するのもお忘れなく。また酸素系漂白剤も、ステンレス以外の金属に使えないことがあるなど商品によって使用方法が異なる場合がある。必ずパッケージを確認し、適切に取り扱ってほしい。

7. 茶渋が付着するのを防ぐ方法は?

重曹などを使って茶渋がキレイに落ちたら、次は再発をできるだけ防ぐことが手間を減らすことにつながる。最後にちょっとしたポイントを紹介するので覚えておこう。

飲んだらすぐに洗う

もっとも基本的な対策が「飲んだらすぐに洗う」ということだ。時間が経つほど蓄積して頑固な茶渋となるため、シンクに置きっぱなしにせずすぐに洗う習慣を身につけよう。時間がないときは、軽くゆすいで水を入れておくだけでも防げるはずだ。

陶器ではなく磁器を使う

陶器には目に見えない小さな穴がいくつもあり、そこへ汚れや茶渋のもととなる成分が入り込むことで余計落ちにくくなってしまう。より表面がツルツルしている磁器を選ぶというのも、茶渋を防ぐ方法のひとつだ。

陶器は米の研ぎ汁で煮沸する

陶器を使うのであれば、米の研ぎ汁で煮沸するといった方法もある。目に見えない小さな穴が埋まることで、汚れや茶渋のもとになる成分などが付きにくくなるというわけだ。陶器そのものの強度を上げる効果も期待できるなど一石二鳥なので、ぜひ試してみてほしい。

結論

茶渋は有害なものではないかもしれないが衛生的でもない。口にするものなのでまずはメラミンスポンジやアクリルたわし、あるいは重曹などを使って落とせるか試してみるとよいだろう。漂白剤は強力な洗剤なので、入念にすすぐこととしっかり乾燥させることを心がけてほしい。
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  • 公開日:

    2019年2月23日

  • 更新日:

    2021年1月13日

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