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泡立て器の掃除やお手入れ方法。素材によってお手入れの手間が全然違う

泡立て器の掃除やお手入れ方法。素材によってお手入れの手間が全然違う

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年5月18日

泡立て器は簡単な混ぜ物に使うこともあれば、本格的にホイップするものまで、いろいろな場面に登場する便利な調理器具である。便利な反面、泡立て器はその形状から汚れの落としにくい器具の一つである。サッと洗った程度だと、乾燥した小麦粉が淵についていたり、取っ手付近に汚れが溜まっていたりすることもある。ここでは、泡立て器のお手入れ方法とお手入れするために考慮すべき点について紹介する。

  

1. 【種類別】泡立て器の簡単お手入れ方法

泡立て器はどのような場面で使っているだろうか。その使い道はケーキ作りに限らずいろいろで、包丁とまな板をわざわざ持ち出さなくても、卵サンドに入れる茹で卵を潰すために使えるし、更に丈夫な泡立て器であれば、茹でたジャガイモのマッシャーにも使えるという万能調理器具である。

また、寒い時期は米研ぎに使っている家庭もあるようだ。

どんな使い方にしろ、泡立て器は形状が多少複雑なため、適当に洗っていては洗い残しが残りやすい。ここでは、泡立て器のお手入れについての簡単なコツを紹介する。

使った直後

泡立て器を使った直後、使ったらすぐにぬるま湯をためたボウルの中に入れること。特に小麦粉などは洗い残しが付きやすいので、こうすることで最後にしっかり洗う時の時間短縮につながる。

もし、調理途中に再度使うことがあれば、別途それ用のボウルを用意しておこう。

油汚れ

ケーキ作りでバターを混ぜた時についた油分は、その後小麦粉を使う場合、一旦小麦粉の中へ泡立て器を入れて擦れば、小麦粉がバターを吸着してくれるので、バターを分量通り使えることになる上、洗う時の手間も簡単になり一石二鳥である。

洗い方

最後にしっかり洗う時は、泡立て器をつけているボウルに中性洗剤もしくはセスキ炭酸ソーダをふり入れ、その中で泡立て器を振り動かし油分を中和・分解させたあと、流水で指を使って洗い流そう。

流水で洗う前に、スポンジに洗剤を付けて洗ってもよいが、いくらスポンジで時間をかけても、最後泡立て器のワイヤーとワイヤーの間を広げ、指でつまんで洗わない限り洗い残しがつく可能性が高い。原始的だが指を使うことが最も簡単に細かい汚れを落とすコツである。

また、セスキ炭酸ソーダを使うと、稀に手荒れをする人もいるので、肌が弱い人はゴム手袋をしたほうが賢明だ。

2. 泡立て器の素材いろいろ

泡立て器の素材はステンレス、シリコン樹脂、ナイロン樹脂などいくつかある。それぞれにメリットデメリットがあるので、その特性を理解すれば調理がより簡単になり、ストレスも軽減されるだろう。

ステンレス製泡立て器のメリットデメリット

ステンレス素材の泡立て器はプロが使う有名ブランドの高機能な物から100円ショップのものまでさまざまある。

メリットは品ぞろえが豊富なこと、金属なので火にかけながら使うことができること、太めのワイヤーのものであれば、固めの状態のバターをすり混ぜる時ラクに使えることなどがある。

デメリットは、金属のボウルで混ぜる時に音がうるさく、ボウルに傷がつくことあることだ。ステンレス素材の泡立て器を使用する場合、使うボウルはガラス製かプラスチック製のボウルをおすすめする。

また、太めで硬いワイヤーの泡立て器を洗う時は、ワイヤーとワイヤーを広げることができないので、指で洗いにくい。その場合は使用済み歯ブラシや、隙間洗い用のブラシを用意する必要がある。

シリコン製泡立て器のメリットデメリット

シリコン製泡立て器には、シリコン樹脂素材とステンレスをシリコンコーティングしているものがある。

シリコン製のメリットは、金属製のボウルを使っても音がうるさくないこと、テフロン加工、フッ素加工された炊飯器やフライパンで使用しても傷をつけないことである。米を研ぐために炊飯器の中で泡立て器を使う場合にはおすすめだ。洗う時も汚れが取れやすいという意見が多い。

デメリットは、シリコン樹脂製のものは柔らかいので、硬いものを潰すためには不向きであることだ。

シリコンコーティングされたものはシリコンが剥げてしまい、結局中のステンレスが出てきてステンレスのデメリットを受けてしまうこともある。

ナイロン製泡立て器のメリットデメリット

ナイロン素材の泡立て器のメリットは、シリコン樹脂製同様音がうるさくないこと、テフロン加工、フッ素加工した製品に傷をつけないことなど、シリコン樹脂製とほぼ同じであるが、重量が軽いので子どもには使いやすい。

デメリットは、軽いためステンレス製の泡立て器に慣れている場合は使い勝手が悪いと感じるという意見があることだ。

3. 泡立て器点検の頻度

泡立て器点検の頻度は、その素材や形状によって違いがある。まずは購入する時に泡立て器の素材が何であるかをしっかり確認しておくことが必要だ。

ステンレス製

ステンレスは鉄を主成分とした鋼に、クロムを10.5%以上含ませ被膜を作ることでサビにくくしたものである。しかし、その皮膜は塩分で破れ腐食が起こるので、塩分の強いものが付着したまま放置をしてはいけない。

また、硬いもので擦ると傷がつきやすく、結果錆びてしまうので、柔らかいスポンジなどで優しく洗おう。

シリコン製

シリコン製泡立て器は、シリコン樹脂製とシリコンコーティング製があるので、点検の頻度を考える際には、まず製品の詳細にしっかり目を通す必要がある。

シリコンコーティングは製品によって差はあるが、コーティングがはがれやすいという声も多いので、使用中音がうるさくなってきたら、もうすぐ寿命かもしれない。

また、点検の頻度は使用10回に1回はコーティングがはがれていないかの確認をおすすめする。

結論

泡立て器のお手入れを考える前に、まず素材についてしっかり把握していることが重要だということがお分かりいただけただろうか。泡立て器は100円ショップで手軽に購入できるものから、こだわりのあるブランド品までさまざまである。それぞれの特性によって使い勝手が全く違ってくるので、購入する際には目的にプラスして、洗いやすさ、耐久性もよく吟味するとよいだろう。
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  • 公開日:

    2019年2月25日

  • 更新日:

    2021年5月18日

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