1. 乾燥機は電気式とガス式の2種類

衣類乾燥機は熱源のタイプによって、電気式とガス式とに大きく分けることができる。基本的な構造や使い方には大きな違いがなく、洗濯物を入れてスイッチを入れると内部の温度が上がり、洗濯物の水分を蒸発させるというものだ。電気式が電気を、ガス式がガスをそれぞれ熱源として利用している点がもっとも大きな違いといえるだろう。
このうち電気式は乾燥機本体が比較的安価となる傾向がある。また、設置するのに工事が必要になることもないため、気軽に導入することができる。ただし、洗濯物を乾燥させるのに時間がかかるというデメリットがある。
他方のガス式は、本体は比較的高価なものが多い。ランニングコストもガス式に比べて高くなる傾向があり、設置する際、場合によってはガス栓の増設工事をしなくてはならないこともある。その反面、熱量が高く洗濯物を早く乾かすことができるというメリットがある。コインランドリーの乾燥機のように、すばやくふんわり乾きあがるのが魅力だ。
このうち電気式は乾燥機本体が比較的安価となる傾向がある。また、設置するのに工事が必要になることもないため、気軽に導入することができる。ただし、洗濯物を乾燥させるのに時間がかかるというデメリットがある。
他方のガス式は、本体は比較的高価なものが多い。ランニングコストもガス式に比べて高くなる傾向があり、設置する際、場合によってはガス栓の増設工事をしなくてはならないこともある。その反面、熱量が高く洗濯物を早く乾かすことができるというメリットがある。コインランドリーの乾燥機のように、すばやくふんわり乾きあがるのが魅力だ。
衣類乾燥機の寿命は15年程度
平成26年にみずほ情報総研株式会社が実施した調査「使用済家電4品目の経過年数等調査報告書」によると、衣類乾燥機が製造されてから廃棄されるまでの経過年数は15.4年。電気式・ガス式それぞれについて別箇の調査は実施されていないが、衣類乾燥機の寿命はおよそ15年といったところだろう。
2. ドラム式と縦型式では乾燥機の寿命が違う?

洗濯乾燥機寿命は6年程度と短め
最近は洗濯機と乾燥機が一体になった、いわゆる洗濯乾燥機も普及している。洗濯乾燥機は、ドラム式と縦型式とに大別することが可能だが、両者の寿命にはほとんど違いがないといわれている。先のみずほ情報総研株式会社の調査によると、洗濯機と乾燥機とが一体になった洗濯乾燥機の経過年数は6.2年。独立型の乾燥機と比べると洗濯乾燥機はかなり寿命が短いといえそうだ。
その理由の一つとして考えられるのが、乾燥機よりも洗濯機の寿命が早く訪れるということ。洗濯機の寿命は、年数よりむしろ使用した回数で考えるほうが妥当だといわれている。使用する環境によって異なるが、目安となるのはおよそ2,500回。1日に1回運転させたと想定すれば、6年から7年で寿命となる計算だ。1日に複数回洗濯すれば、3年から4年で寿命をむかえることになってしまう。
洗濯機が使えなくなると、乾燥機としては使えるにしても新たに洗濯機を買う必要がある。一般家庭で洗濯機をもう一台購入して設置するスペースを確保するのは難しく、乾燥機ごと買い換えることになるケースが少なくないはずだ。ドラム式、縦型式に関係なく、洗濯乾燥機の寿命は洗濯機が使えなくなったときだと考えてよいだろう。
その理由の一つとして考えられるのが、乾燥機よりも洗濯機の寿命が早く訪れるということ。洗濯機の寿命は、年数よりむしろ使用した回数で考えるほうが妥当だといわれている。使用する環境によって異なるが、目安となるのはおよそ2,500回。1日に1回運転させたと想定すれば、6年から7年で寿命となる計算だ。1日に複数回洗濯すれば、3年から4年で寿命をむかえることになってしまう。
洗濯機が使えなくなると、乾燥機としては使えるにしても新たに洗濯機を買う必要がある。一般家庭で洗濯機をもう一台購入して設置するスペースを確保するのは難しく、乾燥機ごと買い換えることになるケースが少なくないはずだ。ドラム式、縦型式に関係なく、洗濯乾燥機の寿命は洗濯機が使えなくなったときだと考えてよいだろう。
3. 洗濯機と一体になった乾燥機の寿命を延ばす方法

洗濯機と一体になった乾燥機を長持ちさせるには、洗濯機の寿命を延ばすことが鍵になるわけだが、日頃からメンテナンスすることで洗濯機の延命を図ることが可能だ。
洗う前の洗濯物を洗濯槽に入れない
まず大切なのは、洗う前の洗濯物を洗濯槽に入れないこと。着用した衣類や使用済みのタオルは湿気を含んでいるのが普通だ。それらを洗濯槽に入れたまま放置すると、雑菌の繁殖を促し、洗濯機の洗浄力を低下させてしまうといわれている。洗濯物はバスケットなどに保管し、洗濯する直前に洗濯槽に入れるよう心がけたい。
予洗いがおすすめ
洗濯機で洗う前に、洗濯物を予洗いしておくことも大切だ。とくに注意したいのが、子供たちが外から持ち込んでくる砂や小石。そのまま洗濯機に入れてしまうと、洗濯槽にダメージを与えてしまうことがあるからだ。できれば予洗いして、大まかな汚れを落としてから洗濯機を使用するのがよいだろう。
結論
衣類乾燥機の寿命は、製品のタイプによって異なる。独立型の乾燥は比較的長持ちするが、洗濯機と一体になった乾燥機は、洗濯機の不具合とともに寿命をむかえることになる。自宅内のスペースやライフスタイル、予算などにあわせて、最適と思えるものを選ぶとよいだろう。