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墨汁汚れの正しい洗い方。むやみに洗うと逆効果?シミを広げない洗い方

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2019年3月 6日

服についた墨汁は通常通りに洗濯しても黒いシミになって残ってしまう。ただし、洗濯のタイミングや落とし方次第ではシミを目立たなくすることは可能だ。本記事では自宅でできる洗濯方法と注意点、シミ予防策、便利グッズについて解説するので、ぜひ参考にしていただきたい。

1. なぜ、墨汁はシミになるのか?その理由から汚れの落とし方がわかる!

衣類についた墨汁は落ちにくいシミの代表格といわれている。なぜ、シミになりやすいのか、墨汁の成分や性質から理由を探り対処方法を解説する。

墨汁の成分

日本で市販されている墨汁のほとんどは、カーボンブラックと呼ばれる炭素微粒子(ガスや油を不完全燃焼させて作るスス)、ニカワ(合成樹脂)、塩化石灰(せっかい)、防腐剤などを混ぜ合わせて作られている。炭素の粉は水をはじく性質があるため、水に馴染みやすいニカワを混ぜ液体化しているのだ。

シミになる理由

服についた墨汁を洗うと水に溶けやすいニカワや石灰、防腐剤は流れ落ちていくが、水をはじく炭素だけは繊維に残ってしまう。

また、アメリカから輸入されたカーボンブラックは、日本の技術によって研磨され微粒子化されている。

墨汁がついた直後に服の表面に付着していた微粒子は、時間の経過とともに次第に繊維の奥まで入り込んでいく。これが、墨汁がシミになる原因なのだ。

水洗いするデメリット

墨汁が付いた時、慌てて水洗いした方もいるだろう。しかし、これでは炭素粒子が水に溶けやすいニカワと一緒に周囲に広がって、にじむだけだ。

さらに、ゴシゴシこすると繊維の奥に炭素粒子を送り込むだけでなく、生地そのものを傷める結果にもなる。

子どもが学校で付けてきた墨汁の汚れは、帰宅する頃には乾いていて繊維にピッタリ付着している。

指についた墨汁が爪の中に入るとなかなか取れないように、水洗いだけでは汚れはきれいに落ちないのだ。

2. 「のり」「重曹」「オキシクリーン」を使った落とし方と手順

「のり」「重曹」「オキシクリーン」を使った落とし方の手順を紹介しよう。

ごはんをこねたのりを使う

ごはんのでんぷん質が炭素微粒子を吸着するので、汚れが落ちやすくなる。では、その落とし方を紹介しよう。
  • 住居用洗剤または台所用洗剤を塗って、汚れを浮かび上がらせる。
  • 温かいごはんをのり状になるまで指でこねてこすり付ける。
  • 軽くトントンと叩き、汚れが薄くなるまで作業を繰り返そう。
  • のりを取り除いた後は洗濯用洗剤で洗う。

重曹と住居用洗剤を使う

弱アルカリの重曹には軽い油汚れを落とす効果があるが、より効果を高めるため住居用洗剤を併用する。重曹の粒子にはソフトな研磨剤としての働きがあり、汚れをかきだしてくれる。では、重曹と住居用洗剤を併用した落とし方を見てみよう。
  • 住居用洗剤を汚れた部分につけ、その上に重曹をこすり付ける。
  • もみ洗い、または古い歯ブラシで優しくこすり水で流す。
  • 洗濯洗剤を入れて洗う。

オキシクリーンで落とす

オキシクリーンとは、アメリカ発祥の粉末の酸素系漂白剤のことである。この中に含まれている界面活性剤が酵素の泡を発生させ、汚れを落とすのだ。

日本製のオキシクリーンには、界面活性剤が含まれていないため効果は多少劣る。

しかし、肌に優しく環境にも影響が少ない。オキシクリーンを使った手順は次の通りだ。
  • 洗面器に入れたお湯の中に、適量のオキシクリーンを入れる。この際に、一般の洗濯洗剤を少量加えるとさらに汚れ落ちがよくなる。手荒れが心配ならゴム手袋をしておこう。
  • 衣類を洗面器に入れて1~6時間程度付け込む。
  • 歯ブラシで優しくこすり落とし、衣類を本洗いする。

3. ポリエステル素材のシミは落ちやすい?手軽な対策方法をご紹介!

ポリエステル素材の衣類を着る

綿100%の衣類は吸水性があるので、液体の汚れもつきやすい。一方の合成繊維のポリエステルは吸湿性が低い特徴を持っているため、汚れが落ちやすくシミになりにくい。つまり、習字をする日は綿ではなく、ポリエステル素材の衣類を着ていくほうが汚れ予防になるのだ。ポリエステル素材の衣類には子ども服はもちろんのこと、ブラウス・ワイシャツ・学生服などさまざまなものがある。ポリエステル素材は速乾性が高いので、洗ってもすぐに乾くのでおすすめだ。ポリエステル素材の衣類がないときは、あらかじめ黒色の衣類を着ておく方法もある。これならシミになっても目立たない。

洗濯で落ちやすい墨汁を購入する

文具メーカーでは洗濯で落ちやすい墨汁を販売している。汚れた部分をつまんで洗濯用固形石鹸でこするか、洗剤を溶かしたぬるま湯につけ置き後(2時間程度)にもみ洗い。あとは通常通りに洗うだけだ。ただし、一般的な墨汁と混ぜてしまうと、落ちにくくなるので注意しよう。また、メーカーでは墨汁落とし専用洗剤も販売しているので、購入しておくのも良い。汚れがついた部分に洗剤を塗り込んで水洗い後に通常通り洗うだけ。価格も数百円程度とリーズナブルだ。上記で書いたような染み抜きを繰り返しする時間がない家庭は、試してみてはどうだろうか。

結論

小学生のいる家庭では衣類についた墨汁のシミに悩んでいる人も多いだろう。乾いた汚れは落ちにくく手間もかかるので、洗濯で落ちやすい墨汁や専用洗剤を購入してみるのも良い方法だ。ちなみに、従来の洗濯で落ちやすい墨汁は、染料の性質によりにじみやすく練習用としては使えるが、清書用に使えない欠点があった。しかし、今では改良が行われ、落ちやすくにじまない墨汁(墨液)を新発売している。また、ポリエステル素材や黒色の衣類を着るなどの工夫で、子どもの習字を乗り切りたいものだ。
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