1. 錆とは?原因とメカニズムを解説

そもそも錆びとは、金属が化学変化を起こして物質そのものが変わってしまった状態のことだ。自転車などが錆びて動かなくなるのは、金属が水や空気に触れてしまうことが原因である。
金属の錆びも厄介だが、我々が日常的に発見するのはステンレスの錆びではないだろうか。ステンレスは英語で「錆びない」という意味を持っている。にもかかわらず、ステンレスが錆びているのを見かける人も多いはず。それは、"もらい錆び"と言う、錆びができた金属製品から錆びだけが移ってしまうことが原因だ。
ステンレスそのものは錆びに強い性質だが、錆びと接触することで広がってしまうケースがある。尚、ステンレスの表面には"酸化被膜"と呼ばれる膜があるのだが、塩素や水分、油などに弱いため濡れた状態や潮風が吹く環境ではもらい錆びが引きおこりやすくなるのだ。
金属の錆びも厄介だが、我々が日常的に発見するのはステンレスの錆びではないだろうか。ステンレスは英語で「錆びない」という意味を持っている。にもかかわらず、ステンレスが錆びているのを見かける人も多いはず。それは、"もらい錆び"と言う、錆びができた金属製品から錆びだけが移ってしまうことが原因だ。
ステンレスそのものは錆びに強い性質だが、錆びと接触することで広がってしまうケースがある。尚、ステンレスの表面には"酸化被膜"と呼ばれる膜があるのだが、塩素や水分、油などに弱いため濡れた状態や潮風が吹く環境ではもらい錆びが引きおこりやすくなるのだ。
2. ステンレスの錆びはクエン酸でゴッソリ落とす

錆びはクエン酸や料理酢の力を借りれば案外するっと落ちるもの。というのも、クエン酸や料理酢には錆びを溶かす効能があるのだ。そこで、クエン酸を使って簡単に錆びを落とす方法を紹介しよう。
- クエン酸水を雑巾に浸み込ませる
- 錆びの上に置いて数分放置する
- その後水洗いをして錆びが落ちているかを確認しよう
また、クエン酸では落ちないほど根の深い錆びであれば、次の方法をオススメする。
- クリームタイプのクレンザーをスポンジに付ける
- 錆びているところを集中的に擦る
- くるくると円を描きながら擦るイメージで行う
- 水で洗い流しながら何度か繰り返して錆びを落としていく
頑固な錆びを見るとつい硬いたわしで擦りたくなるのだが、ゴシゴシと擦れば錆びていない場所まで傷ついてしまう可能性が高いので要注意。
3. 錆びの対策方法3選

頑固な錆びを落としてピカピカに磨きあげたら、もう二度と錆びを付けたくないと思うだろう。そこで、錆び対策として有効的なのは"日頃の気遣い"だと言える。というのも、鉄でできているものを濡れたまま放置しておけばすぐに錆びてしまう。ここでは、錆び対策の方法をいくつかまとめた。
1.塩素や塩が付いたらすぐにふき取る
ステンレスは塩分に弱い性質なので、塩素や塩が付いてしまった場合にはすぐにふき取る。水で洗い流してから乾拭きをすれば錆びがこびり付く心配は不要だ。
2.素系の漂白剤に注意
自宅の食器洗いなどで塩素系の漂白剤を使用している人は要注意。ステンレスの酸化被膜は塩素に弱い性質があるため、塩素系漂白剤が長く密着すると錆びの原因になる。ステンレスが腐食しないために塩素系の漂白剤が付着しないようにしよう。
3.フライパンや鍋の置きっぱなしに注意
錆びは、野外で雨に濡れる自転車などでよく目にするが、意外と室内のキッチンや洗面台でも起こりやすい現象だ。特に、シンクの場合は、鉄でできているフライパンや鍋、包丁は濡れた状態で置いたままにしがちである。これらの濡れた鉄がシンクに触れることで"もらい錆び"をしてしまうのだ。もし、フライパンや鍋を置いて乾かしたいのならばシンクとの接触を防ぐとよい。
結論
一度付いてしまった錆びは非常に厄介だが、対策を知っておくことで意外と簡単に解決できる。頑固な錆びも、クエン酸を使用してゴッソリと落とそう。日頃から錆び対策を徹底して快適なライフスタイルを送りたい。