1. 土鍋や陶器を使用するうえでの裏技や注意点

土鍋を使ってじっくり食材を煮込むと、普通の鍋より美味しくなると感じている人も多いのではないだろうか。しかし、いくら美味しく調理出来るとしても、土鍋が汚ければ、使いたくはない。
清潔な土鍋を使うためには、お手入れ方法や使用上の注意を理解しておく必要がある。土鍋のお手入れはやや面倒に感じるが、雑菌が繁殖しないようにしっかりと殺菌しておこう。
清潔な土鍋を使うためには、お手入れ方法や使用上の注意を理解しておく必要がある。土鍋のお手入れはやや面倒に感じるが、雑菌が繁殖しないようにしっかりと殺菌しておこう。
土鍋を熱湯で煮沸する
土鍋は、使用する前に熱湯で煮沸してから使用することで、汚れが染み込みにくくなり、同時に殺菌もできる。
お米のとぎ汁で煮沸する
熱湯以外にも、お米のとぎ汁で煮沸すると器の耐久性が強くなり、水漏れの防止になる。
土鍋の使用後はすぐに洗剤で洗う
土鍋使用後は、すぐに洗剤で洗うことが大事だ。長時間そのままにしておくと油、汚れが染み込んでいき、カビが発生したりにおいも残ってしまう。
使用後はすぐに柔らかめのスポンジで土鍋を傷つけないように洗うのがポイントだ。
使用後はすぐに柔らかめのスポンジで土鍋を傷つけないように洗うのがポイントだ。
2. 土鍋のカビの落とし方

もし土鍋にカビが発生してしまったら、どのような対処をすればよいのだろう。
お酢でカビを除去
実は、身近な調味料のお酢で土鍋の殺菌ができるのだ。
【手順】
【手順】
- 土鍋に8分目ほどの水とお酢を大さじ3杯入れる
- 火にかけて沸騰させる
- 沸騰後、10分ほど土鍋に火をかけておく
- お湯が冷めたら、洗剤で洗い流して乾燥させる
お酢には殺菌効果があり、土鍋に発生してしまったカビ菌を殺菌すれば、また元どおりに使うことができる。
また、お酢ではなくクエン酸を使用して同じ手順で殺菌する方法もあるので、クエン酸をお持ちであれば挑戦してみよう。
また、お酢ではなくクエン酸を使用して同じ手順で殺菌する方法もあるので、クエン酸をお持ちであれば挑戦してみよう。
カビの臭いが取れない時
お酢で煮沸殺菌してもカビの臭いが取れない場合は、土鍋に8分目の水を入れ、そこにほうじ茶か緑茶を大さじ2ほど加えて弱火で15分程度沸騰させる。お茶には消臭効果があるので、カビの嫌な臭いを手軽に除去できる。
重曹を使用してカビの繁殖を防ぐ方法
カビは殺菌できても跡が残ることがある。カビの跡が気になる人は、新しい土鍋に買い換えるのも一つの手だ。
もし新しく買い換えた場合、しっかりとカビ対策をした方がいい。
カビ発生の防止策には重曹がよく、殺菌するほど強い効果はないが、菌の繁殖を抑える効果があり、しっかり予防することで繁殖を抑えることができる。
もし新しく買い換えた場合、しっかりとカビ対策をした方がいい。
カビ発生の防止策には重曹がよく、殺菌するほど強い効果はないが、菌の繁殖を抑える効果があり、しっかり予防することで繁殖を抑えることができる。
【手順】
- 土鍋の8分目くらいのところに水を入れ、重曹を大さじ3杯入れて混ぜる
- 重曹と水が混ざったら、火にかけて沸騰させる。
- 1日放置して、水洗いする。
3. 土鍋に漂白剤やアルコールは使用しないこと

土鍋の殺菌には漂白剤やアルコールは使用してもよいのだろうか。
実は土鍋の表面には無数の細かな穴が空いていて、漂白剤やアルコール成分は穴の中に残留してしまうので使用してはいけない。
この無数の穴があるおかげで、土鍋特有の保温効果が得られるわけだが、掃除となると、この穴は弱点となってしまう。
それでも、どうしても漂白剤を使用したい場合は、「目止め」をする方法もある。
実は土鍋の表面には無数の細かな穴が空いていて、漂白剤やアルコール成分は穴の中に残留してしまうので使用してはいけない。
この無数の穴があるおかげで、土鍋特有の保温効果が得られるわけだが、掃除となると、この穴は弱点となってしまう。
それでも、どうしても漂白剤を使用したい場合は、「目止め」をする方法もある。
目止めとは
土鍋の細かな穴を埋めることである。汚れや漂白剤、油の染み込みを防止するほか、水漏れやひび割れの防止にもつながる。
目止めをするにはお粥を炊く
土鍋の目止めには、お粥を炊くことがオススメ。お粥に含まれるデンプンが細かな穴を塞ぎ、ひび割れを防いでくれる役割もある。
結論
土鍋は他の調理器具とは異なり、殺菌方法も限られている。他の調理器具ではアルコールスプレーなどで殺菌するのが一般的だが、土鍋は陶器という性質上、アルコール類は一切使わずに殺菌することを知っておくとよいだろう。しばらく使わないからこそ、しまう前にしっかりとメンテナンスをしておこう。