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これで解決!素材別にみるおろし金のお手入れ方法

投稿者:
オリーブオイルをひとまわし編集部

2019年3月13日

大根おろしは日本食にとってなくてはならない存在であり、おろし金は大根おろしを作るのに必須の調理器具だ。しかし、おろし金の細かい刃先についた野菜の繊維を落とすことや、お手入れには手間がかかり簡単ではない。素材ごとに注意点が違う場合もある。ここでは、いくつかあるおろし金の素材とお手入れ方法について紹介する。

1. おろし金の素材・種類いろいろ

おろし金は昔ながらの銅製をはじめとし、現在ではプラスチック製、ステンレス製、チタン製など、さまざまな素材の製品がある。その形状もさまざまであり、使い勝手も製品によって差がある。しかし、素材によってどのような差があるかご存じだろうか。ここでは、いくつかのおろし金の素材と、素材によるそれぞれの特徴について紹介しよう。

昔ながらのおろし金の基本!銅製おろし金

水分を含み、ふんわりした感じの大根おろしにするなら、金属製のおろし金が適している。

銅素材はステンレスより柔らかく人の手で加工できるので、機械製のものよりおろすときの負担が軽いといわれている。手作りのため刃の間隔や高さが少しずつ違い、おろすたびに大根の面が同じ場所ばかりに当たることがなく、大根の面を変えずにおろし続けられるからだ。また金属ゆえ刃が鋭利なことも理由の一つである。

手作り品は目立て直しも可能なので、メンテナンスを依頼すれば何年も使い続けられる。

銅には殺菌作用があるので、銅製の抗菌グッズや、ドアノブに使用している病院などもある。銅に含まれる銅イオンには、細菌類を死滅させるパワーがあるようだ。

銅製品は銅に錫(スズ)メッキを施している。錫は空気中でも水中でもサビることがないからだ。銅は緑青が発生するが、錫メッキをすることでその発生を抑えられる。

品揃え豊富なステンレス製

ステンレス素材のおろし金は、銅製品と同様刃の形状を鋭利に加工できるため、繊維を潰さずおろせる。きめ細かな状態にでき、作業負荷も少ない。

ステンレスは固い金属素材なので摩耗の心配はほとんどなく、長く使い続けることが可能だ。銅製に比べて比較的手ごろな価格で購入できることも魅力である。

ステンレス製品には、さまざまな形状がある。銅製の製品のような昔ながらの形状のものもあるが、樹脂製の製品によくみられる丸い穴が開いているものや、板自体の形状がドーム型になっているおろしやすい形状のものもある。機械で加工するため、形状のアレンジが容易にできるのだ。

おろしやすさとコストパフォーマンスを考えたらアルミ製

金属のもつ鋭利さを求めつつコストパフォーマンスを考えた場合、アルミ製のおろし金がおすすめだ。アルミ製のおろし金は比較的経済的なものが多い。アルミのお弁当箱があることからも分かるように、アルミ素材は耐食性に優れ、重金属のような毒性がないことも魅力だ。

しかし、アルミニウム素材は柔らかいので長く使うと摩耗したり変色したりすることもある。一生使いは難しく、銅やステンレス製品ほどはラクにおろせない。

一度は試してみたいチタン製

チタン素材の特徴はサビないことだろう。チタンは塩分にも酸にも強いので、塩分や酸のある食品に使用してもサビや溶けなどの心配がなく、安心して使える。

金属製品の鋭利な目が作り出す、すりおろし感を得られるうえに、使用後は水につけておけるため洗うのがラクだ。しかし、製品としての形状は豊富ではなく、製品自体の数もステンレス製やプラスチック製に比べて圧倒的に少ない。

洗いやすさで選ぶならセラミック製

セラミック素材は陶器であるため鋭利な目というより、細かな凹凸で大根をすり潰す。金属製や樹脂製でおろした状態より、繊維が潰れた状態になるだろう。大根おろしにする場合は、水分が出てべちゃっとした感じになり、水分を含ませたままのふんわりな状態には仕上げられない。しかし、使いやすさやお手入れの手間など考えるとおすすめの素材である。おろすときの作業負荷は、簡単におろせるという声もあれば、おろしにくいという声もあり、人によって感想がまちまちであることがこの素材の特徴でもある。

形状の豊富さNo.1のプラスチック製

プラスチック素材のよいところは何といっても形状の豊富さである。下に受け皿が付いていたり、水切りネットが付いていたりと、さまざまな工夫が凝らされている。

おろす場合の負荷と仕上がり状態は鋭利な金属製に劣るが、危険が少ないので子どもにも使わせられる。サビの心配がないのでつけ置きができ、洗うのもラクだ。

樹脂製のため摩耗するのが難点だ。長く使うとおろしにくくなるうえ、細かな傷もできる。しかし、衛生面が気になる場合は、漂白剤でサッと漂白・殺菌するとよいだろう。

2. おろし金の洗い方・洗剤・注意すること

おろし金は細かな目のある器具のため、食材がおろし金に付着しやすい。使ったまま放置すると、食材が乾燥して落としにくくなる。使ったらすぐに流水で洗い流すことが基本だ。尚、素材によって洗い方を変える必要があり、長く使っていれば、お手入れの必要も出てくる。ここでは、素材別の洗い方と注意することについて紹介する。

銅製・ステンレス製

銅とステンレス素材のおろし金で最も注意すべきことは、サビだ。銅製品には錫メッキが施されており、ステンレスはそもそもサビにくく加工されている素材ではあるが、100%サビないわけではない。

洗い方
1.使用後すぐに専用のハケ、もしくは使用しない歯ブラシで細かな食品の繊維を流水で洗い落とす。
2.油分が付いた場合は中性洗剤、または重曹水を使って油分を中和し流水で洗剤を落とす。
3.水分を蒸発しやすくするためお湯をかける。
4.キッチンペーパーで叩くようにして水分を取る。
5.引き出しなどにすぐにしまわず、乾燥した場所に吊るす。

注意すること
サビが発生することがあるので、水の中につけ置きをしない。食器洗浄乾燥機に入れない。金属の性質が変化するので塩素系の漂白剤を使わない、火で焙らない。

アルミ製

アルミ素材はアルミニウムと水が反応して、黒変化現象を起こすと黒ずむが、人体に影響はない。

洗い方
銅製・ステンレス製と同様に洗う。ただし黒ずみの原因になるので、重曹のようなアルカリ性のものやアルカリ洗剤は使わない。

注意すること
純アルミは腐食しない。しかしアルミニウム合金は腐食に強いが全く腐食しないわけではないので、湿気の多い場所に置かないことが大切だ。クレンザーやスチロールたわしは腐食・黒ずみの原因になるので使用しないこと。

チタン製

チタン素材は海水内ではプラチナに次ぐ耐食性があるといわれている。

洗い方
銅製・ステンレス製と同様に洗う。

注意すること
通気性が悪い環境下では、アルカリ性に弱い重曹やアルカリ洗剤を頻繁に使用することは避けた方がよい。

セラミック製

セラミックは陶器であるため臭い移りせず、酸やアルカリに影響されないほか、腐食の心配がないというメリットがある。

洗い方
1.使ったらすぐに水につける。
2.油分が付いた場合は中性洗剤また重曹水を使って油分を落とす。
3.流水で洗剤をよく落とす。

注意すること
割れる素材なので衝撃を与えない。

プラスチック製

プラスチック製は食品の臭いが付きやすいが腐食の心配はない。

洗い方
1.使ったらすぐに水につける。
2.油分が付いた場合は中性洗剤と柔らかいハケまたは歯ブラシで洗う。
3.流水で洗剤をよく落とす。

注意すること
傷が付きやすいのでたわしや硬いものでごしごし洗わない。

3. おろし金のお手入れ頻度と方法

おろし金のお手入れ頻度と方法にも、その素材や形状によって違いがあることをご存じだろうか。お手入れ方法を間違えると、サビや黒ずみの原因となる。ここでは、素材ごとのお手入れ頻度と方法について紹介する。

銅製・ステンレス製おろし金のお手入れ頻度・方法

頻度:おろし金の切れ味が悪くなったとき(銅製のみ)
方法:目立て直しを購入店に依頼

頻度:サビが発生したとき
方法:酢と塩を1:1で混ぜたものでこする。

アルミ製おろし金のお手入れ頻度・方法

頻度:おろし金が黒ずんだとき
方法:レモンの切り口でこすると黒ずみを軽減させることができる。どうしても気になる場合は、クエン酸を溶かしたお湯で15分ほど煮沸しよう。一度黒ずんだものは再度黒くなりやすいので、米のとぎ汁で15分程度煮沸すると黒変化が起きにくくなる。

チタン製おろし金のお手入れ頻度・方法

頻度:おろし金がくすんできたとき
方法:塩素系漂白剤の通常使用の半分の濃度の液につける。

セラミック製おろし金のお手入れ頻度・方法

頻度:おろし金に食品の色が付着したとき
方法:重曹を振りかけ柔らかい布でこする。

頻度:梅雨の時期など雑菌が気になる時期
方法:食器用漂白剤で殺菌する。

プラスチック製おろし金のお手入れ頻度・方法

頻度:おろし金の臭いが気になるとき
方法:食器用漂白剤で殺菌する。ただし、あまり強い溶液で長時間浸すと漂白剤の臭いが付いてしまうので、薄めの溶液で2~3分程度にする。

結論

おろし金一つですりおろした食材の風味や触感が変わるうえ、作業負荷にも影響する。そこで、おろし金の素材やお手入れの方法について詳しく紹介したが、いかがだっただろうか。今回紹介したことを参考に、家庭に合った素材のおろし金を選んで適切なお手入れをすれば、より豊かな食卓を実現できるだろう。
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