1. 革靴は水洗いできる?正しい洗い方をチェックしよう!

革靴もスニーカーのように丸ごと水洗いできれば、さぞかしスッキリすることだろう。スェードやヌバックなどの起毛しているものやヌメ革、エナメル素材といった素材でできている革靴は水洗いに向いていないが、それ以外の素材であれば水洗いすることが可能である。持っている革靴が洗える素材かどうかを確認してみよう。
革靴を水洗いするときに準備するもの
革靴はデリケートなものが多いため、水洗いする際には傷付けないようにすることが大切だ。準備するものは次の通り。
【準備するもの】
- 不要なブラシ(歯ブラシなど)
- 革靴専用洗剤
- 柔らかいスポンジ
- キッチンペーパー
- シューツリーまたは新聞紙
- 不要な布(タオルや服の切れ端など)
革靴専用洗剤の代わりに、サドルソープという製品を使うのもよいだろう。雨ジミや塩ふき、型崩れに効果があるといわれている。革靴が見違えるほどピカピカになるので、本格的にお手入れをしたいという人はぜひ検討してほしい。
革靴の正しい洗い方
水洗いの準備ができたら、早速革靴を洗っていこう。正しい洗い方の手順は次の通りだ。
【手順】
- 靴ひもを取る
- 汚れを取る。ブラシなどでホコリを落とし、クリームやワックスで汚れを取る。靴磨き用の布や不要な布を使うとよい。
- 革靴全体を40℃くらいのお湯に濡らす。お湯には長時間浸けず、さっと濡らすのがポイント。
- 革靴専用洗剤とスポンジで革靴を洗う。革靴全体をスポンジで優しく洗う。外側はクリーナーできれいにできるので、臭いの原因となる革靴の中を重点的に洗うとよい。
- キッチンペーパーや不要な布で水分をしっかり拭き取る
- 革靴を干して乾燥させる。シューツリーを使えば型崩れを防ぎながら干すことができる。シューツリーがない場合は、水分をよく吸収してくれる新聞紙で代用可能だ。
風通しのよい場所で干す
靴の中が生乾きのままだったり空気が入れ替わらなかったりすると、カビが発生する恐れがある。革靴を完全に乾燥させるためにも、2〜3日ほど風通しのよい日陰で干すとよいだろう。新聞紙を使用した場合は、最低でも1日に1回は交換するのが望ましい。
2. 革靴の臭いが取れない時の対処法

革靴の臭いの原因となる足の雑菌は汗や皮脂などを栄養にして繁殖するので、汗をかきやすい人は注意が必要だ。とくに革靴は通気性が悪いため湿気が中にこもりやすく、雑菌が繁殖しやすい。長時間その状態が続くと革靴に付いた臭いが取れにくくなってしまう。ここからは、なかなか取れない革靴の臭いを手軽に取る方法について詳しく解説していこう。
重曹を使う
重曹はさまざまな場所の消臭に使われる優秀なアイテムであり、革靴の消臭にも活躍してくれる。重曹を通気性のよい袋に入れて革靴の中に一晩入れておくだけで臭いが取れるので、ぜひ試してみてほしい。
10円玉を入れる
10円玉の素材である「銅」には抗菌作用があり、靴に入れておくだけで雑菌の繁殖を防いでくれる。片足にそれぞれ5枚ほど入れておくという簡単な方法で、次の日には臭いが除去されるので試してみる価値はあるだろう。比較的きれいな10円玉を選ぶのが上手に消臭するポイントだ。
消臭剤で臭いを除去
消臭スプレーなどでも革靴の臭いを除去することができる。持ち運びしやすいものであれば、急に革靴を脱ぐことになっても安心だ。しかし、消臭剤は除菌効果があるものを選ぶこと。除菌効果がないものでは雑菌は除去されず、嫌な臭いが続くことになる。
3. 革靴の臭いは冷凍庫で一晩置くことで除去できる

「なぜ冷凍庫?」と思う人もいるだろう。それは低温の場所では雑菌の繁殖が抑えられるためだ。ただし、完全に死滅するわけではないことを覚えておこう。
また、「食材と一緒に入れるのは嫌」という人には不向きだが、使用していない冷凍庫があればこの方法を試してみるのもよいだろう。
用意するものはフリーザーバッグなどの密閉できる保存袋。袋に革靴を入れて1日冷凍庫に入れておくだけでよい。冷凍庫に入れる前に、ブラシやクリーナーで革靴をきれいにしておこう。
また、「食材と一緒に入れるのは嫌」という人には不向きだが、使用していない冷凍庫があればこの方法を試してみるのもよいだろう。
用意するものはフリーザーバッグなどの密閉できる保存袋。袋に革靴を入れて1日冷凍庫に入れておくだけでよい。冷凍庫に入れる前に、ブラシやクリーナーで革靴をきれいにしておこう。
結論
革靴の嫌な臭いを取る方法には、水洗いをはじめとしてさまざな方法がある。10円玉や冷凍庫に入れるなどの消臭方法はご存知なかった方も多いだろう。革靴には独特の質感やツヤがあるので、これらをキープしながら臭いを取る方法を知っておくと便利だ。本記事の情報を参考にして、革靴をより快適に使用してほしい。