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カーテンのカビに要注意!効果的なカビ取り方法と予防法を解説

カーテンのカビに要注意!効果的なカビ取り方法と予防法を解説

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2021年6月 9日

ホコリや結露が付着するカーテンにはカビが発生しやすい。放置すれば見た目が悪くなるのはもちろん、カビの胞子を部屋に広げることにもなるので対処が必要だ。この記事では、カーテンにカビが生える原因と洗濯の方法を紹介する。乾かし方や予防方法など知っておきたい知識をまとめた。

  

1. カーテンにカビが生えるのはなぜ?

カビは適度な湿度や温度、それに養分があれば生育するが、カーテンにはその条件がそろいやすい。主な原因から確認していこう。

結露

窓の表面が結露し、近くにあるカーテン生地に水分が吸収されることがある。とくに冬場は暖かな室内と外気に温度差があり、結露が発生しやすい。そのまま放置しておくと、カーテン表面がカビの好む80%以上の湿度になり、一気にカビが繁殖してしまう可能性があるのだ。

湿気

洗面所の洗濯用品を隠すためなど、日当たりの悪い場所にカーテンを使ってはいないだろうか。湿気が溜まりやすいのでカビが好む環境となっている。風通しの悪い場所にあるカーテンは換気が不足してじめじめするので要注意だ。また、洗濯物を部屋干ししたり加湿器を使ったりすると、部屋の湿度が高くなるのでカビが生えやすい。

ホコリなどの汚れ

カビが生きるためにはたんぱく質などの栄養が必要になる。カーテン表面に付着したほこりは皮脂汚れなどを含んでいるため、カビにとってはごちそうのようなものだ。部屋が汚れていると、カーテンに垢やフケがつくこともあるだろう。また、油汚れが発生するキッチンなどのカーテンも、カビが発生しやすい環境といえる。

2. カーテンのカビを放置することによるリスク

カーテンにカビが生えているのを見かけたら、できる限り速やかに対処することが重要だ。放置することによるリスクを理解しておこう。

カビによる健康被害のリスクとは

カビは空気に乗って移動できるため、カーテンのカビを放置しておくと、部屋のあちこちにカビが飛んでいってしまう。ほかの家具や布製品にまでカビが広がる可能性があるので、蓄積される前に取り除いて清潔な状態にしておこう。

また、カビの胞子はアレルギー症状の原因にもなる。アレルギー性鼻炎や気管支喘息、アトピー性皮膚炎など、健康にさまざまな悪影響を及ぼす。さらに見た目が悪化したりにおいが発生したりすることもあるため、カーテンのカビには早めに対処しよう。

3. カーテンのカビを洗濯する前の確認事項

カーテンに生えたカビは洗濯で落とせる場合がある。その際に確認しておくべきポイントをお伝えする。

洗濯表示で洗えるカーテンかどうかをチェック

カーテンを洗濯機に入れる前に、洗濯表示で水洗い可能か確認しよう。タライに水が入っているマークは洗濯機で洗えることを表している。タライの中に書かれている数字は洗濯液の上限水温で、タライの下に線がなければ洗濯機の通常モードで洗えるが、線がある場合には弱水流モード(ドライモードや手洗いモードなど)で洗濯してほしい。

また、水の入ったタライに手を入れているマークは、手洗いができるという意味だ。通常のカーテンよりもデリケートなので、カビ取りをするときは気をつける。なお洗濯表示には新旧がある。消費者庁のサイトに詳しく書かれているので、この機会にチェックしておくとよいだろう(※1・※2)。

ご家庭で洗えないカーテンだったときは?

水の入ったたらいマークにバツが付いている場合は、ご家庭で洗うことができない。カビを無理に洗おうとせずクリーニング店に持っていこう。

4. カーテンのカビ取りに必要なもの

続いて、カーテンのカビを洗濯で落とす際にそろえておきたいアイテムを確認する。

普段お使いの洗濯洗剤

水洗いが可能なカーテンなら、使用するのは普段使っている洗濯洗剤でOKだ。ただし、洗濯表示でタライの下に2本の線がある場合など、オシャレ着用の中性洗剤を使ったほうがよいケースもあるので、洗濯前に必ず表示を確認しよう。洗剤は粉末タイプのほうが洗浄力が強いので、ぜひ活用してほしい。

ワイドハイターやオキシクリーンなどの酸素系漂白剤

カビには洗浄力が強い酸素系漂白剤を使おう。酸素系漂白剤も洗剤と同様に液体タイプと粉末タイプがあるが、粉末タイプのほうが効果は強い。カーテンの洗濯表示で、酸素系漂白剤が使えるかも確認しておくと安心だ。

折りたたんだカーテンが入るサイズの洗濯ネット

洗濯ネットには生地の負担を軽減する効果がある。ただし、一般的な洗濯ネットにはカーテンは入らない。スッポリと収まる専用の洗濯ネットを用意しておくのがおすすめだ。

折りたたんだカーテンが入るサイズの洗濯桶

カーテンのカビにはつけ置きが効果的だ。折りたたんだカーテンが収まるサイズの洗濯桶を用意しておこう。もし用意できない場合は、浴槽や大きめのバケツを使う方法もある。

炊事用ゴム手袋

つけ置きするときにそのまま作業すると手荒れの原因になる。炊事用のゴム手袋をはめてから作業してほしい。

5. カーテンのカビ取り方法|基本的な洗濯の手順

ご家庭で洗濯できるカーテンで、かつ上記のアイテムもそろったらいよいよカビを落としていこう。まずは基本的な洗濯方法から紹介していく。

カーテンのカビを洗濯する手順

1.カーテンのフックを外す
2.洗面器やバケツにお湯(40~50度)をはる
3.カビに酸素系漂白剤を塗布する
4.2時間ほどつけ置きしたら水を捨てる
5.たたんで洗濯ネットに入れる
6.洗濯機にいれてまわして脱水が終わったら干す

カーテンはシワや型崩れを防ぐために、フックを外したら蛇腹に折りたたみ、洗濯ネットで保護してから洗濯機に入れよう。手洗い、または洗濯機でもオシャレ着用のドライコースや手洗いコースならカーテンを傷める心配が少ない。

洗濯している間に窓まわりも掃除しておこう

カーテンにカビが生えている場合、窓の周辺にもカビの胞子が広がっている可能性が高い。取り付けたままだと掃除がしにくいので、カーテンを洗濯しているうちに掃除しておこう。アルコールタイプのウェットティッシュなどで、窓や窓枠、周辺の壁紙を拭く。天気がよい日なら換気をするとよい。

6. カーテンのカビ取り方法|ひどいカビには塩素系漂白剤が有効

洗濯洗剤や酸素系漂白剤では落としきれない頑固なカビだったときは、カビキラーやキッチンハイターといった塩素系漂白剤を使う方法もある。注意点とあわせて解説しよう。

カビキラーやキッチンハイターを使ってカビを落とす方法

カビキラーなどスプレータイプの塩素系漂白剤は、カーテンのカビに吹きかけて使用する。カビが薄くなるまで待ち、あとはお湯に浸したタオルで拭き取ろう。塩素系漂白剤をしっかりと拭き取ったあと乾燥させるだけだ。

キッチンハイターなど液体タイプの塩素系漂白剤は水と混ぜる。記載されている分量を入れてかき混ぜたら、カーテンを浸してもみ洗いしよう。カビが落ちないなら歯ブラシで軽くこする。キレイにすすいだあとは、洗濯ネットに入れて洗濯機でまわそう。

塩素系漂白剤を使う上での注意点

色が落ちてしまうので、塩素系漂白剤は色柄がついたカーテンには使用できない。洗濯表示の漂白剤マークを確認しておくと安心だ。また洗浄力が強く生地が傷みやすいので、あくまで最終手段にしてほしい。衣類に付着しても同様に色が落ちるので、作業時の服装にも気をつけよう。

肌への刺激が強いため炊事用の手袋をはめてから作業をする。強いにおいがあるため換気扇をまわすか、窓を開けて換気をしてほしい。酸性のものと混ざると毒ガスが発生するので注意しよう。

それでもカビが落ちないときはクリーニングに出す

カビが落ちなかったり、水洗いができなかったりする場合は、迷わずクリーニングに出そう。塩素系漂白剤は生地を傷める可能性が高いため、大事なカーテンならクリーニングに依頼したほうが安心だ。

7. 洗濯したカーテンの乾かし方

カーテンは大物ゆえ、洗濯したあとに乾かすのもひと苦労だ。シワを防ぐ上手な乾かし方をお教えしよう。

カーテンレールに吊るして乾かす

洗濯が終わったら、シワにならないように洗濯機からすぐに取り出してカーテンレールに吊り下げよう。生地の薄いものなら普段通りレールにかけておくだけですぐに乾き、自重によってシワが伸びる。一方で重さがあるカーテンだとカーテンレールが曲がる可能性があるため、そのまま干すのは避けたほうがよいだろう。生地が厚く乾きにくいものは、物干し竿を2本使って両端にカーテンの端をかける「M字干し」をしてみよう。

1回洗っただけではカビが落ちきらない場合は数回洗濯をする。洗濯前にカビ部分に清潔な布をあて、洗濯用中性洗剤やエタノールをつけた歯ブラシで裏からたたいておくときれいになりやすい。

除湿機などを使うと効率がよい

梅雨など湿度が高い時期だとカーテンは乾きにくい。湿ったまま放置するとカビが繁殖しやすいので注意が必要だ。除湿機やエアコンのドライ機能を活用すれば、効率よく乾かせる。扇風機やサーキュレーターの風をあててもよいだろう。

8. カーテンのカビを予防するには?

無事にカビ取りが済んだカーテンは、以後、再発を防ぐことが大切だ。カーテンのカビを生やさないために普段から心がけたいことは以下の通りである。

こまめに換気をする

天気のよい日はこまめに窓を開け、カーテンに新鮮な空気をあてるようにしよう。小まめに換気をすれば、カビの胞子を屋外に追い出すことができる。ただし、雨の降っている日は空気が湿っているので、代わりに除湿器やエアコンを使って室内の湿度を下げておくとよい。

結露を防ぐ/こまめに拭き取る

窓が結露したときはすぐに新聞紙や布を窓にあて、カーテンが水分を吸い込む前に取り除こう。結露防止用のシートやテープを使うことも対策のひとつだが、貼るタイプのものを長期間放置しておくとシート自体にカビが生えるのでこまめに取り換えるようにしよう。

ホコリや汚れは溜めない

カーテンをこまめに掃除することも、効果的な対策となる。掃除機やハンディモップを使って、カーテン表面に付いたほこりを取り除いておこう。とくにカーテンの折り目部分にはほこりが溜まりやすいので、折り目を広げてすみずみまで掃除するのがおすすめだ。レースは年に2~3回、ドレープは1回ほど洗濯して清潔に保ってほしい。

アルコール除菌スプレーなどでお手入れをする

市販の衣類用除菌消臭スプレーをしておくと、カビだけでなく嫌なにおいを抑えることができる。代わりにクエン酸水を使っても除菌効果が見込めるが、カーテンを湿らせすぎないように注意しよう。カーテンの素材によっては色落ちやシミの原因になるので、あらかじめ目立たない部分で確認しておくと安心だ。

洗えるカーテンや防カビ仕様のカーテンもある

洗濯機で丸洗いできるカーテンなら清潔に保ちやすく、カビ予防がしやすい。カビが生えにくい防カビ・抗菌カーテンを使うのがおすすめだ。速乾性や通気性など湿気対策ができるタイプの機能にも注目。こういったカーテンに交換すれば、カビが発生しにくくなるだろう。

9. カーテンのカビは健康のためにも速やかに対処しよう

カーテンに発生したカビを放置するのは危険だ。カビの胞子が部屋中に広がると、吸い込んでしまう可能性が高い。お子さんやご老人がいるご家庭はとくに注意が必要だ。健康のために速やかに対処してほしい。

カビが発生したら洗濯をしてキレイに落とそう。まずは洗濯表示で水洗いができるかを確認する。酸素系漂白剤でつけ置きをして、あとは洗濯機でまわしてほしい。それでも落ちないときは、塩素系漂白剤の使用やクリーニングを検討しよう。

結論

カーテンのカビには洗濯洗剤や酸素系漂白剤が効果的だ。塩素系漂白剤は色柄ものに使用できず、さらに生地を傷める可能性があるので、大事なカーテンへの使用はおすすめしない。また、洗濯したあとはカビを予防することが重要になる。結露を拭き取ったりホコリを掃除したりと、カーテンを清潔に保つことでカビの発生を防げるだろう。
(参考文献)
※1:消費者庁「洗濯表示(平成28年11月30日まで)」
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/wash.html

※2:消費者庁「洗濯表示(平成 28年12月1日以降)」
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/wash_01.html
  • 公開日:

    2019年3月15日

  • 更新日:

    2021年6月 9日

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