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油性マジックが落ちにくい理由は?素材別に落とし方と注意点を解説!

油性マジックが落ちにくい理由は?素材別に落とし方と注意点を解説!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2021年1月20日

うっかり手や衣類に、あるいは子どものいたずらで壁や机などに付いてしまった油性マジックのインク、果たしてキレイに落とせるのだろうか?本稿では素材別に落とし方を解説するとともに、そもそもなぜ油性マジックのインクが落ちにくいのか、その理由もお伝えする。

  
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1. 油性マジックのインクが落ちにくい理由

そもそも、油性マジックのインクが落ちにくいのはどういう理由があるのだろうか?

「落ちる」「消える」ことを前提としていない

当たり前といえばそれまでだが、油性マジックのインクは簡単に落ちたり消えたりすることを前提としていない。したがって、本稿では落とし方を紹介していくが、キレイに落とせる素材もあれば残ってしまう素材もあるのは仕方がないと捉えていただきたい。

インクが「油」に溶けている

着色剤が水に溶けている水性マジックと違い、油を主成分とする有機溶剤に着色剤が溶けているのが油性マジックだ。ご存知のように水と油は相性がわるい。したがって、油性マジックのインクは水洗いなどでは落ちにくいというわけだ。

樹脂と定着剤が使われている

油性マジックには、耐久性を高める目的で樹脂が使われている。加えて、プラスチックやビニールなどに書いても簡単に剥がれないよう定着剤も使われている。いずれも簡単に落ちたり消えたりしないようにするための成分だ。

顔料ではなく染料である

両者の違いをざっくり説明すると、素材の表面に色を定着させるのが「顔料」、素材の奥まで染み込むのが「染料」である。油性マジックのほとんどは染料であるため、皮膚や繊維、木材などの奥深くへ入り込んでしまうことが落ちにくい理由だ。

2. 油性マジックのインクが落ちる素材とは?

油性マジックのインクが落ちやすい素材とそうでない素材がある。いくつか例を挙げるので、チェックしてみてほしい。

落ちやすい素材

皮膚、ホワイトボード、ガラス、せとものといった素材であれば、迅速かつ適切に対処することでキレイに落とせる。ただしホワイトボードなどは一発でキレイできるが、皮膚などは少しずつ落ちていくなど「落ち方」には違いがある。また金属も基本的には落ちやすい素材だが、一部のアルミなどは時間の経過とともに染まってしまい、落ちなくなることがある。

残ってしまうおそれがある素材

プラスチックや布や、ビニールおよびビニール製の壁紙などはある程度落とせるかもしれないが、残ってしまうおそれがある。なお同じビニールでも、軟質塩化ビニールは落とせない確率が高い。また木材も、表面は落とせる可能性はあるが奥まで染み込んでしまったものは落とせないと思っておこう。

落とせない素材

紙やレンガ、石やブロック、革製品などは残念ながら落とせない。買い替えるなどを検討しよう。

3. 油性マジックのインクを落とすのにあると便利なもの

油性マジックのインクを落とす際、次のようなアイテムを用意しておくと便利だ。素材によって使い分けることになるため、何に付着した油性マジックのインクを落としたいかで選んでいこう。

無水エタノールまたは除光液

金属、プラスチック、ガラス、せともの、布、ビニール、ホワイトボード、壁紙などに付着した油性マジックのインクを落とす場合に使用する。除光液は「プロピレングリコール類」が含まれているものを用意しよう。

プラスチック消しゴム

金属、プラスチック、ガラス、せともの、ビニール、ホワイトボード、壁紙などで、ツルッとした表面に付着した程度の油性マジックのインクであれば、消しゴムで落とせる場合がある。

手洗い用の固形石鹸

皮膚に付着した油性マジックのインクは、石鹸とぬるま湯でコツコツ落としていくのがベストだ。なお皮膚に付着したインクは日焼け止めや口紅を使って落とせる場合もあるので、用意できるようならそろえておこう。

クレンジングオイル

無水エタノールがないときは、クレンジングオイルで代用しよう。クレンジングオイルに含まれる乳化剤が、界面活性剤のような働きをする。通常混ざり合うことのない水と油の間を取り持ち、混ざりやすくしてくれるというわけだ。

衣類用漂白剤

衣類に付着した油性マジックのインクは、漂白剤で落とせる場合もある。白物であれば塩素系でもOKだが、繊維へのダメージは強い。色柄物にも使える酸素系漂白剤が便利だろう。ほかに、柑橘類の皮などを使って落とせる場合もある。みかんなどがあれば皮を活用してみよう。

4. 油性マジックのインクの落とし方を素材別に紹介

それでは、油性マジックのインクの落とし方を見ていこう。

ホワイトボードのインクの落とし方

油性マジックで書いてしまったところをホワイトボードマーカーで上塗りし、クリーナーで消す。油性マジックに「剥離剤」を加えたものがホワイトボードマーカーである。したがってこの方法では、油性マジックのインクに剥離剤を上塗りしているのと同じことになる。なお範囲が広いときは無水エタノールや除光液を使うと効率がよい。いずれかを含ませた布で、汚れが落ちるまで繰り返し拭いていけばOKだ。

金属・ガラス・プラスチックなどのインクの落とし方

ツルッとした表面部分であれば、プラスチック消しゴムでこすってみよう。それでも落ちないときや範囲が広いときは、上述したエタノールを使った方法が有効だ。やり方は同じなので試してみてほしい。

衣類や布のインクの落とし方

目立たない部分に無水エタノールまたは除光液を少量垂らし、しばらく置いて変化しないか様子を見よう。OKであれば床にビニールを敷き、インクのシミが下にくるように衣類を置く。このとき、シミの下に汚れても構わない布を敷いておこう。次に、無水エタノールまたは除光液いずれかを上から(つまりこのケースでは「シミの裏側」から)少量垂らし、布でトントン叩く。インクを溶かして上下の布に移すというわけだ。キレイになったら通常通り洗濯をしよう。

なお木綿・麻・合成繊維(ポリエステルなど)以外の素材は、傷むおそれがあるので控えよう。

手や顔のインクの落とし方

手や顔に油性マジックのインクが付着してしまったときは、まずは石鹸とぬるま湯を使って洗ってみよう。これだけでも十分、キレイに落とせる場合がある。だが皮膚には細かい穴が無数にあり、時間が経ちすぎるとインクが入り込んで落ちにくくなってしまう。そのときは日焼け止めまたは口紅を塗り、ティッシュで拭き取ってみよう。日焼け止めや口紅には、油分を浮かせる成分や溶かす成分が含まれているのだ。落ちたあとは水洗いもお忘れなく。

壁のインクの落とし方

油性マジックのインクが付着してしまった部分をプラスチック消しゴムでこすってみよう。さほど時間が経過していなければ汚れはすぐに落ちるはずだ。だが時間が経過するとインクが奥まで染み込んで落ちにくくなる。その場合は、みかんやグレープフルーツなど柑橘類の皮でこすってみよう。柑橘類の皮に含まれる「リモネン」という油を溶かす成分が作用し、油性マジックのインクを落とせる場合がある。

机など木材のインクの落とし方

同じく柑橘類の皮でこすって落とせる場合がある。ただし白木などは色が移ってしまうおそれがあるため控えたほうがよいだろう。

結論

油性マジックのインクはその性質上非常に落としにくいが、上述した方法で落とせる場合もある。その際に大切なのが時間と素材だ。インクの付着を確認したらできる限り速やかに、ただし色落ちや色移り、素材へのダメージなども考慮しながら対処しよう。難しいときは無理をせず別の手段(買い替え、クリーニングなど)も検討しよう。
  • 公開日:

    2019年4月 3日

  • 更新日:

    2021年1月20日

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