このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
天窓から明るい光が差し込む屋根裏部屋の写真

天窓にカーテンは必要なのか?選び方や簡単なDIYアイデアも紹介!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2022年3月29日

天窓のメリット・デメリットおよびカーテンの必要性を解説するとともに、天窓に取り付けできるおすすめのカーテンの種類、100均グッズでできる簡単なDIYアイデアも紹介する。市販のカーテンももちろんよいが、コストを抑えたい方にはぜひDIYをおすすめしたい。

  

1. 天窓とは?メリット・デメリットも解説

天窓の写真
まずは簡単に天窓の基本からおさらいしておこう。

天井に設置する窓のこと

光を採り入れたり換気したりする目的で、天井に設置する窓のことを天窓と呼んでいる。天井高のあるご家庭や、吹き抜けのあるご家庭によく見られる。「トップライト」あるいは英語で「スカイライト」と呼ぶこともある。見た目がオシャレなだけでなく、自然の優しい光を室内にもたらしてくれる。きちんと計算すれば効率よく通風したり省エネ性を高めたりすることも可能だ。
そんな天窓にはメリット・デメリットが存在する。カーテンを取り付けるかどうかの判断基準にもなりうるため、ここで一度考えてみよう。

天窓のメリット

  • オシャレである
  • 開放感がある
  • 自然な明るさが得られる
  • プライバシーを守れる
  • 自然な換気や通風ができる
  • 省エネ効果が期待できる など
天窓からの採光量は一般的な壁面のガラス窓の3倍ともいわれている。屋外からの視線を気にせず十分な量の光を採り入れられるのは大きなメリットだ。日中暗くなりがちな北向きや東向きの部屋も、天窓があれば十分な明るさを確保できる。開閉タイプの天窓なら自然な換気や通気も可能だ。
夏に開けて排熱すれば室温が高くなりすぎるのを防げるし、冬に閉めて太陽光を採り入れればそれなりの暖かさを確保できる。エアコンの温度設定をうまく調節すれば省エネ効果も期待できるだろう。

天窓のデメリット

  • 掃除やメンテナンスがしにくい
  • 夏場は暑い(熱い)
  • 冬場は結露が生じる
  • 家具などが日焼けする
  • 雨漏り・破損のリスクがある など
設置する場所にもよるが、手が届かない場所であれば掃除やメンテナンスは大変だ。また仮にカーテンを取り付けても、夏の強い日射しによる温度上昇は防げない。冬は気温差で結露が生じることもある。ひどくなれば床にポタポタ垂れてくることも考えられる。
そのほか、日射しによって床や家具などが日焼けをしたり、劣化による雨漏りあるいは落下物・飛来物による破損といったリスクもある。

2. 天窓にもカーテンを取り付けるべき?必要性を解説

日射しが差し込む天窓の写真
そんな天窓には、カーテンを取り付けたほうがよいのだろうか?手が届かない位置にある天窓など、カーテンを取り付けても開閉できずに放置するといった懸念点は解消できるのだろうか?

「視線を遮る」意味でのカーテンであれば基本的には不要

天窓は、基本的に屋外からの視線が気にならない。そのため視線を遮るという意味でのカーテンはなくても問題ないだろう。天窓の位置や大きさ、角度などによっても生じるデメリットも変わるため、カーテンの必要性についてはケースバイケースといったところだ。

「夏の暑さを和らげる」という意味では必要

ただし夏の暑さを和らげるという意味では、ぜひ天窓にカーテンを取り付けておきたいところだ。使ってみて不要と感じたなら取り外せばよいだけなので、まずは取り付けてみるというのもアリだろう。

3. 天窓に取り付けるカーテンの種類と選び方

ブラインドが取り付けられている窓の写真
ひと口にカーテンといっても、天窓専用のカーテンや機能に優れたもの、ロールスクリーンなどさまざまなものがある。またカーテンレールがない天窓も多いため、レールの代用品についてもあわせて見ていこう。

天窓に取り付けるカーテンの種類とその特徴

【天窓専用のカーテン】

開閉式の天窓がスムーズに動くように作られており、カーテンやロールスクリーン、ブラインドなどの中から選べる。

【機能付きカーテン】

遮熱・遮光の機能付きで冬の保温対策にもなる。カーテンにたるみをもたせて取り付けると、ふんわりと優雅な印象を与えてくれる。

【ロールスクリーン】

生地を巻き上げれば窓の上部に収まるので、窓全体がすっきりして見える。シースルータイプは遮光ではなく日射しを「和らげる」効果がある。

【ブラインド】

遮光機能があり、ブラインドの開き具合によって通風量や採光量を手軽に微調整できる。

【100均の布】

天窓が小さい、あるいは極力コストを抑えたい方は100均の布を活用する手もある。通気性のよいオーニングシェイド(日除け)も販売されているので、窓のサイズに合うものを探してみよう。

遮熱・遮光機能付きのカーテンがおすすめ

夏の日射し対策として天窓にカーテンを取り付けるなら遮熱・遮光機能付きがおすすめだ。色は白系を選ぼう。白は太陽の熱を溜めにくいうえ、光を反射して室内を明るくしてくれる。

自動開閉タイプのカーテンなら高い位置の天窓にも設置できる

手が届かないなど高い位置にある天窓であれば、自動開閉タイプのカーテンを取り付けるのもおすすめだ。スマホアプリから遠隔操作したり、タイマーで開閉したりできる商品もある。

カーテンレールがなければ紐や突っ張り棒で代用する

カーテンレールがない天窓は、紐や突っ張り棒を使ってレール代わりにするのが手軽だ。購入する際は、あらかじめ窓の内寸を測っておこう。

4. 天窓のカーテンの簡単なDIYアイデア

「DIY」の文字が描かれた写真
続いて、天窓のカーテンをDIYする方法をいくつか紹介する。100均グッズだけで作れるものもあるので、コストを抑えたい方はぜひ参考にしてほしい。

突っ張り棒と布で天窓のカーテンをDIYする方法

  • 布地(遮熱・遮光付き)と太めの突っ張り棒2本を用意する
  • 布地は窓の内寸よりも大きめに裁断し、上下に突っ張り棒を通すための袋を作る
  • 布地の袋に突っ張り棒を通して窓に取り付ける

100均のオーニングやサンシェードでDIYする方法

  • 天窓のサイズに合うオーニングやサンシェードを用意する
  • オーニングやシェードの四隅についている紐を窓枠に固定した金具に引っ掛ける
  • 金具がなければ突っ張り棒に引っ掛ける
オーニングやサンシェードは海外でも日除けに使わるアイテムで、UVカットや遮光といった効果がある。四隅に紐がついていない場合は、手作りの紐を取り付けるとよいだろう。天窓とオーニングやサンシェードのサイズ、窓枠に金具が固定できるかなどは事前に確認してから購入してほしい。

キットを使ってロールスクリーンをDIYする方法

自分の好きな布地を組み合わせてロールスクリーンを手作りできる、パーツ一式がセットになったキットもある。またロールスクリーン下部のフレームに小型モーターが内蔵された、電動式のロールスクリーン組み立てキットもある。屋根に沿った傾斜窓や平らな天窓などにも対応しているので、興味のある方は探してみよう。

DIYが苦手な方は電動ロールスクリーンを取り付ける手も

DIYが苦手な方、高い位置にあり取り付けが危険なケースなどでは、上述した自動開閉タイプのカーテンあるいは、ボタンひとつで開閉できる電動ロールスクリーンが便利だ。ただし取り付け面が平行でない天窓の場合、取り付けが難しいので業者に相談しよう。

5. 天窓のカーテン代わりに遮熱フィルムを貼るのもおすすめ

窓に遮熱フィルムを施工しているところのイメージ写真
カーテンやブラインド、ロールスクリーンなどではなく、遮熱機能付きのガラスフィルムを貼る方法もある。DIYすればコストを抑えられるメリットもある。

遮熱ガラスフィルムとは

太陽光に含まれる赤外線や紫外線、可視光線のうち室内の温度を上昇させるのは赤外線である。遮熱ガラスフィルムには表面に赤外線を反射する金属の膜がコーティングされており、遮熱効果が得られるようになっている。またフィルムは可視光線を通すので、室内が暗くなることはほとんどない。

遮熱ガラスフィルムの選び方

  • 遮蔽係数:日射熱を遮る効果を表す数値で、小さいほど遮熱効果がある
  • 可視光線の透過率:数値が大きいほど明るい
遮熱フィルムには遮熱効果や光の透過率を示す数値が明記してある。選ぶ際にはこれらをチェックしておこう。

天窓の内側からガラスフィルムが貼れないときは?

天窓の内側からは貼れなくても「屋外貼りフィルム」で対応できる場合がある。プラスチック面や凹凸面に貼れるフィルムがあるほか、ステンドグラス風やストライプ、あるいはすりガラス風など種類も豊富にある。カーテンやロールスクリーンのような感覚で好きな柄を選ぼう。なお屋外貼りフィルムはホームセンターやインテリアを扱う店舗、通販などで購入可能だ。貼り方については各メーカーのホームページや取扱説明書などを参考にするとわかりやすいだろう。

6. 天窓のカーテンは夏の暑さや日射しを防ぐのに効果的!

天窓から明るい光が差し込むリビングの写真
天窓にカーテンを取り付けるかどうかはお好みだ。だがお伝えしてきたように、夏の暑さとそれによる室温の上昇を防ぐ、強い日射しが室内に入り込み床材などが日焼けするのを防ぐといった目的があれば、ぜひ取り付けをおすすめしたい。天窓に取り付けられるカーテンの種類はいろいろあり、それぞれ特徴も異なる。天窓の位置やタイプなどによって選べる種類が限られてくることもあるため、まずはハウスメーカーや窓メーカー、ホームセンターなど各所に相談してみるとよいだろう。

結論

天窓からの日射しや暑さ対策には遮熱・遮光効果のあるカーテンまたはロールスクリーンが有効だ。市販品もよいが手作りすればコストを抑えられる。遮熱・遮光効果のある布地を使ってDIYすれば、夏場のエアコンの電気代を節約する効果も期待できるだろう。DIY用のロールスクリーンキットも販売されている。作る楽しさも実感できるはずなので、こちらもぜひ試してみてほしい。
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 公開日:

    2019年4月 6日

  • 更新日:

    2022年3月29日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧