1. まずは毎日使うアイテムの収納場所を考える

洗面所に棚がなくて不便だからと、いきなり棚作りを始めるのは失敗のもとだ。まずは収納したいものをしっかり把握し、それぞれに適したサイズや収納法を検討してから、ぴったりの棚を選ぼう。
洗面所に必要なアイテムをリストアップ
意外にこまごまとしたアイテムが多い洗面所だが、収納場所が少ないため不要なものは置きたくない。まずは毎日洗面所で使うアイテムをきちんと把握することが大切だ。
- 歯ブラシ(電動の場合は充電器も)
- 歯磨き粉
- デンタルフロス
- 歯間ブラシ
- うがい用のコップ
- ヘアブラシ・クシ
- ハンドソープ
- 洗顔剤
- ひげそり
- ヘアスタイリング剤
- 基礎化粧品
- 綿棒・コットン・ティッシュ
- タオル
- ドライヤー
人によって必須のアイテムやそのサイズには違いがあるものの、毎日必ず使うものを目で確認しながら上記のようにリストアップしていけば、洗面所にどの程度の収納スペースが必要なのかが見えてくるはずだ。
そして使用頻度の低いものや重複しているものは、思い切って処分するか別の場所へ移動させてしまおう。もし洗剤やシャンプーなどのストック類を洗面所下の棚に詰め込んでいるのであれば、これらをほかの場所に移動させるだけで洗面台下が空き、毎日使う必須アイテムをすっきり収納できる。
「狭い」「収納場所がない」と悩んでいるのであれば、毎日使うもの以外は洗面台付近に置かないというルールを作ってしまおう。
そして使用頻度の低いものや重複しているものは、思い切って処分するか別の場所へ移動させてしまおう。もし洗剤やシャンプーなどのストック類を洗面所下の棚に詰め込んでいるのであれば、これらをほかの場所に移動させるだけで洗面台下が空き、毎日使う必須アイテムをすっきり収納できる。
「狭い」「収納場所がない」と悩んでいるのであれば、毎日使うもの以外は洗面台付近に置かないというルールを作ってしまおう。
それぞれの収納場所を考える
洗面所に置くアイテムを厳選したら、次は置き場所の選定だ。歯ブラシやうがい用のコップなど、頻繁に使い水濡れするものは、すぐ取れる洗面台に出して収納した方が乾燥しやすく使い勝手もよい。
水はねに弱いコットンや綿棒などはまとめてカゴなどに入れ、さっと取り出せる場所に収納するなど、それぞれのアイテムの特性に合う収納場所を決めていこう。可能なら動線に合わせて「うがい用のコップはすぐに取りやすい右側に置く」などと決めておくとさらに便利だ。
洗剤やシャンプーなどのストック類を移動し、洗面所下の棚にスペースができた場合は、ここにドライヤー置き場などを作るとよいだろう。アイテムごとに収納場所を決めれば、新たにどのような収納グッズが必要なのかもイメージできるはずだ。
水はねに弱いコットンや綿棒などはまとめてカゴなどに入れ、さっと取り出せる場所に収納するなど、それぞれのアイテムの特性に合う収納場所を決めていこう。可能なら動線に合わせて「うがい用のコップはすぐに取りやすい右側に置く」などと決めておくとさらに便利だ。
洗剤やシャンプーなどのストック類を移動し、洗面所下の棚にスペースができた場合は、ここにドライヤー置き場などを作るとよいだろう。アイテムごとに収納場所を決めれば、新たにどのような収納グッズが必要なのかもイメージできるはずだ。
2. 簡単DIYで新たな収納スペースを生み出すには?

棚がなく収納場所に困る洗面所には、簡単なdiyで新たな収納スペースを生み出そう。
「突っ張り棒」2本で簡単棚を作る
洗面所内にある洗濯機置き場の上や洗面所の両側に壁がある場合は、高い位置に2本の突っ張り棒を平行に設置すれば棚を作ることができる。2本を同じ高さに取りつけて上に軽い板を置けば、タオルやカゴに入れた小物を収納することも可能だ。
また、手前の突っ張り棒をやや低めに設置して奥の突っ張り棒と段差をつけ、ジャストサイズのふちのあるカゴをはめ込むと、斜めになるので高い場所でも収納したものが取り出しやすい。ユニットバスの壁面付近の高い位置に突っ張り棒を設置すれば、フックをかけて吊るす収納グッズを取りつけるのにも役立つ。
ポイントは突っ張り棒の耐荷重を確かめ、重いものは載せないこと。そして、取りつけの際にずれて外れないようしっかり固定することだ。
また、手前の突っ張り棒をやや低めに設置して奥の突っ張り棒と段差をつけ、ジャストサイズのふちのあるカゴをはめ込むと、斜めになるので高い場所でも収納したものが取り出しやすい。ユニットバスの壁面付近の高い位置に突っ張り棒を設置すれば、フックをかけて吊るす収納グッズを取りつけるのにも役立つ。
ポイントは突っ張り棒の耐荷重を確かめ、重いものは載せないこと。そして、取りつけの際にずれて外れないようしっかり固定することだ。
フック利用で「吊るす」収納
タオルかけや突っ張り棒と相性がよいのがS字フックを利用した「吊るす」収納だ。洗面台の横や、洗面台下の棚の扉の内側にS字フックでドライヤーのコードをひっかけるようにして収納するのもよいだろう。
また、フックの中には、片方が洗濯ばさみ状になっていて、ものを挟めるタイプもある。これで歯磨き粉などのチューブ類のお尻を挟んでぶら下げておけば、わかりやすいうえに散らかりにくくなるのでおすすめだ。
また、フックの中には、片方が洗濯ばさみ状になっていて、ものを挟めるタイプもある。これで歯磨き粉などのチューブ類のお尻を挟んでぶら下げておけば、わかりやすいうえに散らかりにくくなるのでおすすめだ。
壁面利用の小型な棚を設置
床置きする収納棚を置けない場合は、壁面に取りつけられる小型棚を設置するとよいだろう。最近は、押しピンタイプの器具で固定するミニ棚がホームセンターやインテリアサイトなどで多く販売されている。
1枚の細長い板でできたコンパクトな棚なら3,000円前後で手に入る。洗面台に乗りきらない毎日使いのアイテム置き場にもよいし、入浴後に使うバスタオルや着替えの衣類を「ちょい置き」するのにも便利だ。
1枚の細長い板でできたコンパクトな棚なら3,000円前後で手に入る。洗面台に乗りきらない毎日使いのアイテム置き場にもよいし、入浴後に使うバスタオルや着替えの衣類を「ちょい置き」するのにも便利だ。
カゴを使って移動式収納スペースを作る
どうしても収納場所が見つからないときは、取っ手つきのカゴを利用して、移動式収納スペースを作るのもおすすめだ。たとえば、家族がその日使う分のタオルをカゴに入れ、洗面所付近の床や洗濯機の上にポンと置く。狭い棚に詰め込み、1枚取り出すたびにほかのタオルもこぼれ出てしまうくらいなら、移動式タオルカゴを使ったほうが快適だ。
また、この方法は洗面所でフルメイクをしたいが収納場所がないという場合にも有効だ。メイク道具をカゴに詰めておけば、リビングからカゴ1つを持って洗面所の鏡の前に行くことができる。
また、この方法は洗面所でフルメイクをしたいが収納場所がないという場合にも有効だ。メイク道具をカゴに詰めておけば、リビングからカゴ1つを持って洗面所の鏡の前に行くことができる。
3. 賃貸・極狭洗面所は「鏡」を収納場所に

「賃貸だから壁に傷をつけてはいけない」「狭すぎて棚もカゴも設置できない」という場合は、大半の洗面所には設置されている鏡を収納スペースとして活用しよう。鏡に貼っても違和感のない透明シールタイプのフックは、100円均でも手に入れることができるのでぜひ探してみてほしい。
これを鏡にぺたりと貼るだけで、ものをひっかけておくことができる。また、2つ並べてフックを貼り、そこに小さなカゴの取っ手をひっかければ即席のミニ棚が完成する。このシールははがしても跡がつかないので、賃貸でも安心だ。
また通販サイトをチェックすれば、鏡に吸盤式のベース部分を貼りつけ、そこにコップの底をくっつけるというユニークな商品や、石鹸・歯ブラシが入る吸盤式の小物入れなどもたくさん見つかる。「狭いから」「賃貸だから」と諦めず、便利グッズを活用して快適な洗面所作りをしよう。
これを鏡にぺたりと貼るだけで、ものをひっかけておくことができる。また、2つ並べてフックを貼り、そこに小さなカゴの取っ手をひっかければ即席のミニ棚が完成する。このシールははがしても跡がつかないので、賃貸でも安心だ。
また通販サイトをチェックすれば、鏡に吸盤式のベース部分を貼りつけ、そこにコップの底をくっつけるというユニークな商品や、石鹸・歯ブラシが入る吸盤式の小物入れなどもたくさん見つかる。「狭いから」「賃貸だから」と諦めず、便利グッズを活用して快適な洗面所作りをしよう。
結論
雑然としがちな洗面所をすっきりさせ、必要なものを使いやすく収納するためには、とにかく「使用頻度の低いものを徹底的に排除する」ということに尽きる。新たに収納場所を探すなら、洗面所の高い位置と壁面(鏡)に注目だ。収納の定位置が決まっていなかったものは、しまう場所をしっかり決めてスペースを確保する。そうすれば、小さな棚を1つ設置する程度の改善で、見違えるほど機能的な洗面所収納が完成するだろう。