1. 少ないスペースは上下の空間でカバー

ワンルームの少ないスペースでたくさんの荷物を収納するなら、横だけでなく縦の空間にも注目。ワンルームは特に上の空間が空きやすい。ベッドやソファー、テレビ、キッチンのシンクなどの上に、今収納スペースを作っているか確認しよう。何も置いていないなら、収納を作って少ないスペースを広げられる。
下の隙間はベッドや、クローゼットなどの収納家具にも生じやすい。特にハンガーラックの下は、丈が短い衣類ばかりをかけていると大きな空間ができる。季節外れの衣類など、普段着ない服は衣装ボックスにしまい、ラック下のスペースに重ねよう。少ないスペースが開放できるだけでなく、必要な服のみラックにかけることで、目的の服が探しやすくなる。
2. 突っ張り棒で衣類の収納を増やす

ワンルームの空間を活用するなら、突っ張り棒を利用するのがコツ。衣類用のハンガーラックに使えるほか、金網を吊り下げて小物を引っ掛けることもできる。ワンルームの中でも上方に設置するのがコツだ。頭が突っ張り棒や衣類にぶつかる心配もなく、ワンルームのどこにでも設置しやすい。
しかしあまりに高すぎると、衣類を取り外す際に脚立が必要になるので注意しよう。
突っ張り棒は長さの違いを活かすのもコツ。長い棒なら部屋全体に通し、衣類やカバンを吊り下げたい。短い棒は玄関口や風呂・トイレの上部に使える。網と併用すれば玄関の上部は靴棚に、トイレの上部はトイレットペーパー置き場として使える。
3. 突っ張り棒を工夫して使おう

突っ張り棒はワンルームに直接取り付けるだけでなく、工夫してクローゼットにも使おう。衣類ならネクタイやマフラーなどの長い製品、キッチン用品はお玉やフライ返しのような調理器具を吊り下げてもよい。ひと工夫して突っ張り棒に金網ではなくカゴを吊り下げれば、調味料置き場になる。
また突っ張り棒は1本のみでなく、2本を組み合わせて工夫したい。通常横向きにして使うが、2本組み合わせる際は縦にして左右に配置、中央にネットやカゴを置くと便利だ。突っ張り棒は突っ張らせる場所があって初めて機能するが、できない場合も向きを変えて工夫すれば設置できる。
4. 壁用ラックのコツは置きすぎないこと

ワンルームで突っ張り棒を設置できない場所には、壁専用のラックを立てかけるのがコツ。梯子状の製品が多いため、ラック自体が場所をとる心配もない。フックさえ用意すれば、衣類や雑貨などあらゆるアイテムを吊り下げられる。多少出っ張るが、突っ張り棒のように網棚やカゴを取り付けて収納するのもコツ。
ラックはワンルームのどこへでも使えるものだけでなく、キッチン用や洗濯機用など、特定の場所に適したタイプも存在する。個々の場所に適した形状だから、その場所でしか使わないなら優先しよう。突っ張り棒で棚を作るのが面倒なときにもラックを活用するとよい。
ただし便利だからと、ラックをたくさん置くのはNG。部屋を広くするための収納アイテムなのに、かえって窮屈になってしまう。部屋の1面だけは何も設置せず、空間にゆとりを持たせるのも収納のコツだ。
結論
ワンルームはもともとのスペースが少ないが、上下の空間を利用することで多くの荷物を収納できる。例えば上部は突っ張り棒を使い、衣類やカバンなどを吊り下げよう。網やカゴなどを下げれば、小さなアイテムの収納にもおすすめ。突っ張り棒の活用が面倒なときは、壁用のラックを使ってもよい。