目次
1. 毛布の収納方法が重要な理由

なぜ毛布は収納方法が重要なのか、その理由から確認していこう。
保管中にニオイが発生してしまう
1シーズン使用した毛布を適当に収納してしまうと、保管中にニオイが発生してしまう。翌シーズン使う際、とてもではないが使えずそのまま廃棄することになるかもしれない。
保管中に虫に食われてしまう
お手入れや害虫対策をしないまま毛布を収納してしまうと、長期保管している間に虫に食われて穴があいてしまうおそれがある。お気に入りの毛布ならショックが大きい。
保管中にダニやカビが繁殖してしまう
お手入れをせず適当に収納した毛布は、保管中にダニやカビが繁殖するリスクが高まる。ほかの衣類や寝具に移ってしまうなどすれば毛布だけの処分では済まなくなってしまう。
毛布に限ったことではないが、寝具など長期保管する布製品はとくに、こうしたリスクがあることから収納方法が重要である。
毛布に限ったことではないが、寝具など長期保管する布製品はとくに、こうしたリスクがあることから収納方法が重要である。
2. 毛布に溜まる汚れと収納する前の対策

1シーズン使った毛布には思った以上に汚れが付着している。
毛布に溜まる汚れ
- 汗や皮脂、垢
- フケや抜け毛
- 糸くずやホコリ
- 花粉やハウスダスト
- ダニやカビの胞子 など
いかがだろうか?必ずしもすべてが、というわけではないかもしれないが、毎日のように使った毛布にはこうした汚れが溜まっていても不思議ではない。もちろん定期的に洗濯していれば別だが、それでも汚れが「ゼロ」ということはないだろう。たとえば毛布に吸収された汗や皮脂、垢やフケなどはダニやカビの格好のエサとなる。ヒトは冬でも寝ている間に汗をかくため要注意だ。
毛布は収納する前にクリーニングへ
汚れをキレイに落としておかないと、長期保管中に上述したようなニオイ、虫食い、ダニやカビなどの被害を受けるおそれがある。収納する前にご家庭で丁寧に洗うか、クリーニングに出すなどして対策しよう。
3. 毛布を収納する際のポイント

毛布を収納する際は次のようなポイントを押さえておこう。
ダニやカビ対策をする
クリーニングに出したり洗濯したりして汚れを落としたあとは、通気性のよい場所できちんと乾かすことだ。そのうえで、収納する際は除湿剤あるいは乾燥剤などを使い、押入れ(クローゼット)の中と収納ケースの中、両方の湿気対策を講じることが重要になる。
虫食い対策をする
収納ケースに防虫剤を入れるなどして、大切な毛布を虫食いからも守ろう。
収納スペースを節約する
限られた収納スペースを効率よく使うには、毛布の収納スペースをいかに節約できるかもポイントだ。
4. 毛布の収納に「布団圧縮袋」を使う方法もある

薄めの毛布であればコンパクトに折りたたんで収納できるが、収納スペースがごくわずかという場合は布団圧縮袋を使う手もある。スッキリ収納できてかさばらないし、密閉されているため湿気も溜まりにくい。
布団圧縮袋は「バルブ式」がおすすめ
布団圧縮袋には大きく2タイプある。掃除機で袋内の空気を抜くタイプと、外側から空気を抜くバルブ式だ。前者はノズルの引き抜くタイミングを誤ると、掃除機内の雑菌などが入ってしまうおそれがあるため気をつけよう。一方、バルブ式はそうした心配はない。使いやすそうなほうを選ぼう。
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- 商品名:オリエント バルブ式ふとん圧縮袋 2枚セット 120×92cm
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5. 毛布の収納に必須のアイテムと注意点

改めて、毛布を長期保管する際に必須のアイテムを見ていこう。収納に布団圧縮袋を使う際の注意点もあるので、あわせて覚えておいてほしい。
ダニやカビの繁殖防止には「除湿剤」「乾燥剤」を
押入れやクローゼットは通気性が悪く湿気が溜まりやすい。そのため除湿剤や乾燥剤は必須と考えてよい。湿気は重いため下に溜まる性質がある。四隅または中央などに置くようにしよう。
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- 商品名:東和産業 脱酸素剤 ダニ カビ予防 圧縮パック用 2個入り
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虫食い被害防止には「防虫剤」を
同じく虫食い被害を防ぐため、防虫剤を入れるのも忘れないようにしよう。こちらは押入れやクローゼットというよりも、毛布を収納するケースに入れるのが正解だ。
ただし布団圧縮袋には除湿剤や防虫剤を入れないほうがよい?
布団圧縮袋に毛布を収納する場合、除湿剤や防虫剤を入れるのは控えたほうがよいケースもある。減圧することで薬剤が変質し、毛布にシミができてしまうおそれがあるためだ。布団圧縮袋にも使用できる除湿剤や防虫剤を選ぶか、何も入れずに押入れやクローゼットの中だけ対策を講じるかしよう。
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- 商品名:しっかりママ 押入れ 圧縮袋用 除湿 乾燥剤 2枚入
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6. 毛布におすすめの収納アイテム3選

毛布を収納できるケースなどのアイテムは多数販売されている。いざ選ぼうとすると迷ってしまう方も多いだろう。そんなときは、次のような商品を参考にしてみてはいかがだろうか?
アストロ「収納ケース毛布・肌掛け布団用」
通気性のよい不織布製の収納ケースだ。毛布のほか肌掛け布団にも使える。羽毛布団用や敷き布団用などラインナップが豊富なので、一式そろえてしまうのもアリだ。
アイメディア「炭入り消臭衣類収納ケース」
こちらも不織布の収納ケースだが、商品名にもあるように炭入りシートが組み込まれている。ニオイの付着が気になるという方にはこちらもおすすめだ。
石崎資材「立体圧縮ふとん袋 バルブ式」
130×85×56cmのLLサイズなら、掛け布団と敷き布団、それに毛布をまとめて収納できる。バルブが薄型なので、重ねたときも邪魔にならないのがうれしい。
7. 1シーズン使った毛布はお手入れをしてから収納しよう

翌シーズンもキレイな状態の毛布を使うためには、いかに収納する前にきちんとお手入れをして対策を講じたかがポイントになる。お伝えしたようにご家庭での洗濯やクリーニングをしたあとは、干して乾燥させたりブラッシングをかけたりしてから収納ケースに入れるようにしよう。押入れやクローゼットの湿気対策も忘れないようにしよう。
結論
毛布は使用する期間こそ短いものの、肌に触れる分だけさまざまな汚れが付着する。短期間しか使っていないからとそのまま収納してしまうと、翌シーズン大惨事になっているおそれがある。お気に入りの毛布を長く使うためにも、本稿でお伝えしてきたお手入れや収納方法を実践してほしい。