1. 雑誌の基本的な縛り方は十字結び

雑誌の縛り方にはさまざまな方法があるが、その中でももっとも基本的な十字結びのやり方を紹介しよう。はじめは横、次に縦と順に雑誌を縛るこの方法は、雑誌以外にも応用が効くのでぜひマスターしてほしい。
手順1.床にひもを置いて円を作る
ビニールひもを床に置き、写真のように上に円を作る。下は、ひもが左右に分かれている状態にする。ひもが重なる部分は、左に伸びるほうを上にする(写真1)。

手順2.雑誌の位置を決めて積み重ねる
ひもが重なる部分の真上に、雑誌の中央部がくるように1冊置く。位置が定まったら、その上にまとめたい雑誌を積み重ねていく。
手順3.「一」の字をイメージして強く縛る
1で作った円をつかみ、重ねた雑誌の真上中央部まで寄せる。そして1で作った左右に伸びたひもを引っ張り、雑誌を「一」の字でくくるイメージで強く縛る(写真2)。

手順4.時計回りで90度スライドさせる
左に伸びたひもを雑誌上部の中央に、右に伸びたひもを雑誌下部の中央に、時計回りで90度スライドさせる。このとき上下が逆になると、ひもがほどけてしまうので要注意だ。
手順5.雑誌の中央で蝶結びをして完成
上下に伸びたひもを「一」の字でくくったひもに絡めて「十」の字にし、雑誌の中央部で蝶結びをすれば完成だ(写真3)。

この縛り方の特徴
十字縛りは、縛る最中にまとめた雑誌を持ち上げる必要がないため、身体に負担をかける心配がない。また処分したい雑誌を追加することになっても、蝶結びをほどくだけで簡単にまとめられるので時間を節約することができる。
2. ビニールひもでキツく結ぶ雑誌の縛り方

次に紹介するのは雑誌をより強く・キツく縛る方法だ。雑誌を持ち上げるという工程が含まれるが、その前に一度縛っているので崩れる心配はない。ただし重い雑誌などは腰への負担があるため無理をしないようにしてほしい。
手順1.円を3つ作る
ビニールひもを床に置き「の」の字が3つ連なるイメージで横並びの円を3つ作る(写真1)。

手順2.3つの円を重ねる
ひもとひもが重なる部分を1点に集めるように、3つの円を重ねる(写真2)。

手順3.雑誌を置いてひもを引っ張る
3重になった円の中に雑誌を入れる。ひもが雑誌の中央にくるように調整し「一」の字で縛るイメージで左右のひもを引っ張る(写真3)。

手順4.雑誌を持ち上げて縦方向に巻く
左右に引いたひもを上下にクロスさせる。雑誌を少し持ち上げながら、縦方向にひもを2〜3周巻く(写真4)。

手順5.固結びをして完成
縦に巻いたひもを、これまで巻いたひもの一番下に通して絡める。最後に固結びをすれば完成だ。
この縛り方の特徴
ひもが解けて雑誌がバラバラになってしまう心配がないので、処分する雑誌の量が多いときにぜひ試してみてほしい。雑誌を持ち上げるのが大変という方はテーブルの上で作業をしよう。持ち上げる代わりにテーブルから雑誌を半分だけずらせば、スムーズに縦方向にひもを巻くことができる。
3. ビニールひもで縛った雑誌は資源ゴミとして処分

ビニールひもで縛った雑誌は、ほとんどの場合「資源ゴミ」として処分することができる。雑誌は回収後にリサイクルされるので、燃えるゴミとして出してしはもったいない。お住まいの地域の資源ゴミ回収日などをホームページなどで確認し、回収場所まで持ち運んで適切に処分しよう。
4. 雑誌や新聞の縛り方が楽になる便利なアイテム

世の中には実に便利なアイテムがあるものだ。最後に紹介するので、ほしいと思った方はぜひ探してみよう。
イーリス「ひも結束グッズ ひもくるりん」
力を使わなくともガッチリ結束できる便利グッズがこちら。ひもにフックを引っ掛けて、引っ張りながらクルクル回すだけで手軽に固い結束を作ることができる。
セリア「カッター付 ヒモ収納ケース」
商品名通りひもを収納するためのケースなのだが、ひもの引き出し口にカッターがついている。必要な分だけ引き出して自由にカットできるスグレモノだ。
結論
十字結びやキツく縛る方法をマスターすれば、あとから解けてしまったり、縛っている最中に雑誌が崩れてしまったりすることはない。とりわけ十字結びは、雑誌を持ち上げる必要がないのでおすすめだ。たまった雑誌を見て憂鬱になっていた方も、ぜひ縛り方をマスターして適切に処分し、部屋をキレイに保とう。