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いろいろな色のダスターの写真

ダスターとは?コスパ抜群の不織布の便利な活用術とおすすめ4選を紹介

投稿者:ライター 渡辺恵司(わたなべけいじ)

鉛筆アイコン 2021年12月 6日

大掃除などはもちろん、普段の掃除にも大活躍のダスターとは、いったいどんな製品なのだろうか?素材や使い方などの基礎知識を解説するとともに、キッチンダスターの意外な活用術や選び方、おすすめのキッチンダスターも紹介する。

  

1. ダスターとは?

フローリングを掃除する人(ダスター)の写真
ダスターと聞くと、台拭きや雑巾として使う薄い布を想像する方も多いだろう。もちろんそのイメージが一般的であり、本稿でもそれをダスターとして解説していく。だがちょっとした豆知識として、それ以外の道具や衣類、人を表すこともあると覚えておこう。

ダスターの意味

ダスターとは、ほこりやちりを払うための道具を指す。雑巾だけでなくはたきなども含まれるため、店頭で売られているダスターという商品だけを意味する言葉ではないと覚えておこう。

「ダスターコート」を表すこともある

ほこりを避けるために羽織る、ダスターコートという衣類を指すこともある。裏地のないダスターコートは着心地が軽く、春や秋など本格的なコートでは暑すぎる時期にピッタリだ。西部劇を見たことがある方は、作中によく登場する茶色のコートといえばピンとくるだろう。
ちなみにダスターコートという名称は、1950年代に国内メーカーが売り出す際に名付けた和製英語だ。英語では単にダスターあるいはダストコートと呼ぶので、英語圏に旅行をするときは間違えないようにしよう。

「人」を指すこともある

ダスターの語源となった英語の「dust」は「ほこり」の意味だ。さらに「〜な人」「〜するもの」を意味する「er」がつくことによって、ほこりを掃除する人やものという意味に変わる。つまり、ダスターは掃除人を指すこともあるのだ。

2. ダスターに使われている不織布とは?

不織布マスクの写真
話を「布」のダスターに戻して解説を進めていこう。もともとはほこりを掃除するときに使う道具を指していたダスターだが、いまでは主に不織布製の布巾を意味している。ダスターを構成する不織布とは、どのような特長を持っているのだろうか?

不織布とは

衣類などに使われる布は、糸が網目状になるように織ったり編みこんだりして作られる。一方の不織布は文字通り「織らない布」のことだ。縦・横・斜めなどさまざまな方向から繊維を絡ませ、樹脂で固めたり水圧を利用したりしてくっつけたりして作る。

不織布の特長

不織布は通気性や吸水性、保湿性などにすぐれているため、ダスター以外にも生活の中で幅広く活用されている。マスクやお茶パック、おむつ、それにスーパーで肉や魚の下に敷かれている水分吸収用のシートなど枚挙に暇がない。

ただし耐久性が低く使い捨ても多い

不織布は繊維を編みこんで作る布に比べて耐久性が低い。使い捨てマスクの原料となることが多いことからも分かるだろう。不織布製のダスターも同様に、何度も使用しているうちに繊維がすり減って穴が開くこともある。
不織布は生産コストが低く、ダスター1枚当たりの値段もそれほど高くはない。基本的にはしつこい汚れや穴が目立つようになったら捨てる、と考えて使うとよいだろう。

3. キッチンダスターのメリット・デメリットやカウンタークロスとの違いとは?

一般的なキッチンダスターの写真
ダスターといえばキッチン用が一般的だ。ネット通販はもちろん、100均や量販店、ドラッグストアなどでも簡単に手に入る。ここからはそのキッチンダスターについて解説していこう。

キッチンダスターのメリット

使い捨ての商品が多いキッチンダスターだが、逆にいえば衛生的である。1枚につき50円以下で買えるものもあるので財布にもやさしい。たとえ使い捨てでもストックがあれば汚れを気にせず使うこともできる。
たとえばワインやジュースをこぼしたとき、シミになるおそれがあるため布巾を使いたくないこともある。キッチンダスターは吸水性が高いため1枚でも十分吸い取れる。そのうえ使用後はゴミ箱に捨てればよいだけなので洗濯も必要もない。
またキッチンダスターの長所として速乾性も挙げられる。とくに通気性に優れている商品の場合、30分程度物干しにかけておくだけでも乾く。梅雨の時期でも生乾きになりにくいため、においが発生しにくいというのも長所だろう。

キッチンダスターのデメリット

一方デメリットもある。キッチンダスターに使われている不織布は耐久性が低いため、布巾に比べるとこまめに新しいものと取り換える必要がある。長いスパンで見たときにランニングコストはどうしてもかかってしまうだろう。

キッチンダスターとカウンタークロスの違いとは?

用途としては基本的に同じと考えてよい。ただしカウンタークロスの場合は不織布以外にもさまざまな素材で作られていることが多い。

4. キッチンダスターの便利な活用術

食器棚にダスターを敷いているところのイメージ写真
キッチンダスターは、掃除はもちろんだがそれ以外にもいろいろな活用方法がある。そのいくつかを紹介しよう。

冷蔵庫の野菜室に敷く

冷蔵庫の野菜室は、野菜についている泥や野菜の皮、水滴などで汚れやすい。汚れが溜まれば不衛生だし、時間の経過とともにガンコにこびりつけば落としにくくもなる。そんな場所にキッチンダスターを敷いておけば、汚れが付着するのを防げるうえ取り替えるのも簡単だ。

食器棚に敷く

食器棚にキッチンダスターを敷いておけば、食器が滑ってずり落ちるリスクを低減できる。棚を傷から守ることにもつながるし、洗ったあとの食器にわずかに残った水滴なども吸収してくれるなどさまざまな利点がある。

キッチンの引き出しに敷く

フライパンや鍋、ボウルなど調理器具を収納する引き出しの中は汚れや傷がつきやすい。キッチンダスターを敷くことで汚れや傷から守ることができる。

5. キッチンダスターの選び方

青いダスターの写真
各メーカーからいろいろなキッチンダスターが発売されている。選ぶときに迷ったら、次のようなポイントに目を向けてみよう。

耐久性と吸水性はどうか

せっかくキッチンダスターを買っても、あまりに耐久性が低く吸水性も悪いのではイライラするだろう。ネット通販で口コミなどをチェックして下調べしておくとよい。

使いやすいサイズ感かどうか

サイズは種類が豊富なわけではないが、キッチンに大判を買ってしまうと使い勝手が悪い場合がある。どれくらいのサイズ感がちょうどよいか判断できないときは、一般的な40〜60cmといったサイズのものを選ぶとよいだろう。

コスパ(容量と値段)はどうか

5〜10枚入りのものをこまめに買い足すよりも、100枚など大容量のキッチンダスターを購入しよう。1枚あたりのコストを下げられるうえ、ストックがあるので安心して使える。ただし大容量の場合は保管場所の確保も忘れないようにしよう。

使い捨てか、繰り返し使えるか

キッチンダスターには、使い捨てのものと洗って繰り返し使えるものがある。使い捨てでも、汚れがひどくなければ洗って使えることも多い。たとえば油汚れなどを拭き取ったキッチンダスターを、洗ったとはいえほかの場所に使いたくないこともあるだろう。そんなときは使い捨てがおすすめだ。
逆に、食器棚に敷くようなキッチンダスターであれば繰り返し使えるものでよい。両者をうまく使い分けよう。

6. おすすめのキッチンダスター4選

黄色や緑などいろいろな色のダスターの写真
おすすめのキッチンダスターを紹介する。迷ったときの参考になれば幸いだ。

ニトリ「カット式台ふきん」

繰り返し使えるタイプのダスターだ。ミシン目が入っているのでカットしやすい。42カットで200円以下と手頃な価格なのもうれしい。

エージェントワン「使いすてキッチンダスター」

30×42cmの一般的なキッチンダスターだ。使い捨てだが洗って繰り返し使用できる。テーブル拭きはもちろん、食器やグラス拭き、ランチョンマットなどにも使える。

ストリックスデザイン「カウンタークロス100枚」

業務用として販売されているキッチンダスターだが、100枚入り1,714円(2021年12月6日時点)とコスパも高い。破れにくく吸水性や吸油性にすぐれたレーヨン素材を採用している。

フジナップ「カウンタークロス 厚手60枚」

厚手のキッチンダスターがほしいという方にはこちらをおすすめする。60枚入り1,600〜1,700円程度(2021年12月6日時点)、1枚あたりのコスパも上々だ。

7. ダスターを使いこなしてキッチンを清潔に

ダスターでIHコンロを掃除しているところの写真
同じ布巾を繰り返し使うこともできるが、汚れが徐々に蓄積されて落ちにくくなったり、雑菌を排除しきれず生乾きのようなイヤなにおいが発生してしまったりすることも多い。そのままテーブルを拭けば雑菌を広げてしまうことにもなりかねない。
その点ダスター、とりわけ使い捨てタイプであれば、常に清潔なものを使うことができる。衛生的なキッチンをキープするためのひとつの方法として、ぜひダスターを取り入れてみてはいかがだろうか?

結論

ダスターとは本来、掃除道具を意味していた。だが現在ではキッチンなどで使う布巾を指すのが一般的になっている。不織布は通気性などに優れ、コスト面でも経済的な素材である。オシャレなキッチンダスターもあるので、ぜひいろいろと探してみてほしい。
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  • 公開日:

    2019年5月 8日

  • 更新日:

    2021年12月 6日

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