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室外機に日除けをつけるとクーラーの節電効果がアップ!DIYの方法は?

投稿者:
オリーブオイルをひとまわし編集部

2019年5月28日

年々、暑さが増す日本の夏。室内にいても熱中症の危険があるほどの猛暑をしのぐには、やはりクーラーに頼るしかない。節電しつつ、効率よく室内を冷やすために家の中であれこれ工夫している人は少なくないが、クーラーの室外機の対策も行えば、ぐんと節電効果がアップすることはご存じだろうか。100均グッズを利用した簡単DIYでの室外機用日除けの作り方もあわせて紹介する。

1. 室内だけを気にしてもダメ。節電にはクーラーの室外機に注目

猛暑の夏には「クーラーの設定温度を思い切り下げてもさっぱり涼しくならない」という声がよく聞かれる。節電目的や冷房効率アップのために、室内機のフィルターをこまめに掃除したり、扇風機やサーキュレーターで室内の空気を循環させたり、日中もカーテンを閉めて直射日光をさえぎるなどの工夫をしている人は多いだろう。しかし、多くの人が見落としているのがクーラーの室外機だ。

クーラー(エアコン)は室外機と室内機がセットになっており、これら2つの機械をつなぐパイプのなかには冷媒が循環している。室内機では冷媒が液体から気体になるときの気化熱によって空気を冷やすことができる。この冷やされた空気が室内へと送られているのだ。一方、室外機では冷媒に圧力をかけて気体から液体へと変化させ、熱を外へと排出する役割を果たしている。つまり、室外機のまわりの温度が高いと室外機が熱を排出しにくくなり、多くの電力をロスしてしまうというわけだ。室外機がスムーズに熱を排出できるように、室外機自体のメンテナンス(掃除)を行い、室外機周辺を涼しい環境にすることが、節電や冷房効率アップの第一歩なのだ。

室外機の手入れや設置の注意点は、以下の通り。

室外機ファン周辺の掃除

室外機のまわりに物を置くと熱を逃しにくくなるのでNG。また、室外機の表側にあるファンは排気・放熱のためのもの。室外機本体のファン周辺に枯葉やゴミが入り込んでいないかチェックしよう。ときには室外機の中にクモなどの虫が巣を作っていることもあるので注意が必要だ。ブラシなどを差し入れてゴミや汚れをかき出し、掃除機で吸引しよう。ただし、奥のほうにあるゴミを棒などで無理に取ろうとすると、機械を傷める恐れがあるので慎重に。

室外機裏側のフィンの掃除

室外機の裏側についている熱交換フィンにゴミが溜まると、排熱をスムーズに行うことができず、冷房効率がダウンしてしまう。熱交換フィンは繊細な部分なので、ほこり取り用のやわらかいワイパーを使うか、掃除機のブラシで優しく吸い取るなどしてゴミを取り除こう。

なお、事故防止のために室内にある本体の電源プラグをコンセントから抜き、電源を完全に落としてから室外機の掃除を行ってほしい。また、けがをしないように軍手などを着用すること。詳しい掃除の方法は、購入したクーラーの取扱説明書に従うようにする。室外機の奥にゴミや虫の巣があるような場合は、自力でなんとかしようとせず専門業者に依頼するのがおすすめだ。

設置場所の再検討と日除けの設置

室外機を建物にぴったりくっつけて設置するのはNGだ。室外機の裏や横側は少なくとも壁から5~7cm程度離すと、排熱効率がよくなり掃除もしやすい。

また、室外機はできるだけ日の当たらない場所に設置する。設置場所は家の北側がベストだが、部屋の位置によっては難しい場合もあるだろう。直射日光が当たりやすい南側や、西日のきつい場所にしか室外機を設置できないときは、室外機に日除けをつけると節電効果が見込める。

2. 室外機に日除けをつけたときの効果は?

室外機を日陰に置くだけで5~10%の節電効果が

「クーラーの室外機に日除けをつけた程度で効果があるのかな?」と疑う方もいるかもしれない。しかし、室外機を日陰に設置することは非常に重要だ。

夏の暑い日に、日なたを歩くよりも日陰を歩いたほうが涼しく感じたという経験をもつ方は少なくないだろう。実際に、環境省が発表した「まちなかの暑さ対策ガイドライン」によれば、夏の日中の場合、日なたと日陰の気温差は20℃にもなるという。

前述のとおり、室外機周辺の温度が低ければ排熱効率は高くなり、その分節電することが可能だ。直射日光をガンガン浴びている室内機に日除けをつけて日陰にするだけでも、かかる電気代にも大きな差が出てくる。

直射日光の当たる室外機に日除けをつけただけで、5~10%の節電効果があるともいわれている。この差は非常に大きいだろう。

日陰はこうして作る

室外機の日除けというと「室外機の上に屋根をつける」「室外機の前にすだれを立てかける」といった対策がイメージしやすい。ほかには、「室外機の周囲に遮光ネットを設置する」「室外機から1m程度の間隔をあけた場所に高めの木を植えて日陰を作る」というのも効果的だ。いずれの場合も、室外機の排熱機能を妨げないように、ファンやフィルターの近くはふさがないこと。日光は遮っても、通気をよくしておくことが重要だ。

全面カバータイプの日除けは節電に効果なし

注意したいのは、室外機全体を包み込むように覆うカバーのような日除けでは、節電効果が得られるどころかむしろ電気代が高くなるという点だ。確かにカバーをすれば室外機は直射日光に当たらない。しかし、熱を吐き出す放熱ファンや室外機の裏にある熱交換フィンまで覆ってしまうと、排熱性が低下するため、より多くの電力が必要になってしまう。

カバータイプの日除けは、節電効果よりも室外機がむき出しになって外観を損なうのを防ぐためのアイテムと心得よう。

3. 室外機用の日除けをDIYする方法

家電メーカーから室外機用の日除け装置が販売されているものの、その価格は7,000円前後と少々割高だ。また、ホームセンターなどでは2,000円~3,000円で室外機用日除けを見かけるが、100均グッズを組み合わせることで室外機用の日除けを簡単に作ることができる。
ここでは、100均で手に入るすだれと車のフロントガラス用の日除けをメインに使った、室外機用日除けのDIY法を紹介しよう。

すだれ利用の日除け

もっとも簡単なのが、すだれを使った日除けだ。マンションのベランダに室外機を置いているなら、ベランダの手すりの真上からすだれを垂らして、ベランダ自体を日陰にしてしまえばよい。戸建住宅の外壁のそばに設置した室外機の場合は、室外機の上にすだれを固定し、ファン部分に接近して覆わないよう注意しながら地面にすだれの一番下辺を固定する。固定には100均でも販売されている荷物固定用ベルトや、テントを張るときに使用するペグなどを利用するとよいだろう。

車のフロントガラス用日除けを利用した日除け

すだれ以上に節電効果が高いのが、日光を反射するアルミシートでできた車用サンシェードを使った日除けだ。サンシェードの長辺には、車のフロントガラスに固定するときに吸盤を取りつけるための穴が4つある。そのうち上下どちらかの同じ辺にある2つの穴に荷物固定用ベルトを通し、室外機本体にくくりつける。ベルトがファンの左右に2本縦に渡っている状態だ。

ベルトが通っている穴を室外機の裏側の上辺に来るようにすると、自動的に室外機の上はサンシェードで覆われた状態になる。前面部は固定していないので室外機の正面に少しかかってしまうが、ファンから排気が行われると、軽いサンシェードは上方に浮いたようになるので、ファン部分をふさぐこともない。

どちらもDIYというほどでもない簡単な方法で設置できるのでぜひ試していただきたいのだが、風の強い日には注意が必要だ。すだれが風で飛んで窓などを直撃すると危険だし、アルミシートのサンシェードは軽いので、風が強いと完全に浮き上がって日除けにならないこともある。

結論

クーラーの室外機の対策を行うだけで、節電や冷房効率のアップにつながる。まずは、クーラーを本格始動する前の春先に、室外機の掃除や設置場所の再検討を行うとよいだろう。春は木を植えるのにも最適の季節なので、植木で日陰を作ること考えている方はぜひ行動に移してほしい。100均グッズを利用した自作の日除けの設置は梅雨明け頃がベスト。必要アイテムを見かけたら、売り切れる前に早めにゲットしておこう。
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