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木の床とコロコロの写真

コロコロの正式名称はなに?掃除で使いこなすコツやおすすめも紹介!

投稿者:ライター 渡辺恵司(わたなべけいじ)

鉛筆アイコン 2021年11月29日

毎日のちょっとした掃除に最適なコロコロだが、選ぶ際どういったポイントに目を向けているだろうか?本稿ではコロコロの正式名称や100均のバラエティ豊かなコロコロ、選び方や収納方法などを解説するとともに、おすすめ商品も紹介する。

  

1. コロコロの発売当初の正式名称は「粘着カーペットクリーナー」

黄色い背景と、青い持ち手のストレートタイプのコロコロの写真
「コロコロ」でも十分すぎるほど伝わるが、ふと正式名称は何かと考えたことがある方も多いだろう。さっそくその疑問から解消していこう。

1983年に株式会社ニトムズが発売した商品

コロコロは、1983年に株式会社ニトムズが生み出したアイデア商品であり大ヒット商品だ。今でこそ当たり前になっているが、それまでほうきや掃除機などが主流だった掃除に、新しいスタイルを確立させた大変画期的な商品であった。

発売当初の名前は「粘着カーペットクリーナー」

1983年の発売当初、コロコロという呼称ではなく「粘着カーペットクリーナー」という名前で売り出されていた。

ただし「コロコロ」で登録商標がなされている

「コロコロ」は登録商標がなされている(※1・※2)が、今では色々なメーカーから似たような商品が発売されている。今や掃除の定番アイテムというだけあって、ホームセンターやドラッグストアだけでなく100均でもよく見かける。そのため、メーカーを問わず似たような掃除道具を「コロコロ」と呼ぶのがごく一般的となっている。
上述のように本来コロコロは株式会社ニトムズの商標であるが、本稿でも便宜上、他社商品も含めてコロコロとして解説させていただくことご容赦賜りたい。

現在の正式名称は「コロコロ」でOK

上述のように商標登録されていることからも、現在の正式名称は「コロコロ」であると捉えてよいだろう。

2. ニトムズの「コロコロ」はラインアップが豊富

衣類とミニサイズのコロコロの写真
株式会社ニトムズから発売されているコロコロはラインアップが非常に豊富である。2021年11月29日時点、同社のホームページで確認できたものを紹介しよう(写真は商品とは無関係)。

コロコロ(R)フローリングクリーナーみどり

フローリングはもちろん、畳やビニールなどの床、あるいは網戸の清掃などにも使えるコロコロだ。クッション性に優れた基材と静電気によって細かいゴミや食べ残しといった固形のごみまで取り除けるという。

コロコロ(R)フロアクリン スカットカット200

掃除面積が従来比約160%という、1枚のシートでよりたくさんのごみをキャッチできるのがこちら。フローリングに貼り付かない弱粘着テープと、ごみをしっかりキャッチする強粘着というダブル粘着テープおよび、めくり口が分かりやすいスカットカット機能を搭載した商品だ。

コロコロ(R)フロアクリン

フローリングはもちろんカーペットや畳、ビニール床まで幅広く使えるコロコロで、同じく弱粘着と強粘着のダブル粘着テープを採用している。伸縮式や、シーンで長さを調節できるジョイント式、ワイドタイプなどがある。

コロコロ(R)ハイグレード強接着 スカットカット200

細かい部分に入り込んでしまった小さなごみをキャッチするという「スパイクドット粘着」を採用した商品だ。カーペット用の中ではもっとも粘着力が強い(同社比)ことから、ペットがいるご家庭などにおすすめだという。

コロコロ(R)ハイグレードSC 強接着

同じくカーペット用のコロコロで、めくり口が分かりやすいスカットカットや細部に入り込んだごみをキャッチするスパイクドット粘着を採用している。強粘着だけあり、ペットの毛やホコリはもちろん花粉やダニなどを取り除くこともできるという。

コロコロ(R)ハイグレードSC

「粘着力」「切りやすさ」「めくりやすさ」の三拍子がそろった、バランスのよいカーペット用コロコロ。スカットカットやスパイクドット粘着もしっかり採用している。

コロコロ(R)ミニ 洋服用

布地を傷めにくいよう工夫がなされつつも、凹凸のある衣類の表面に付着した髪の毛やホコリ、花粉などはしっかりキャッチしてくれる特殊粘着(しかも強粘着)を採用したコロコロだ。玄関に置いておくと重宝するかもしれない。

指紋コロコロ(R)ミニ

スマートフォンやタブレットなどのタッチパネルクリーナーがこちら。粘着樹脂を成型しているため一般的なコロコロのようにシートをめくる必要がない。文字通り「コロコロ転がすだけ」のアイテムだ。持ち運びでき、約2,000回使用できるという。

コロコロ(R)コロフル

ホワイト・レッド・ブラウン・ワイン・ライムの5色がラインアップされているオシャレなコロコロだ。横から見ると「家」のような形をしたケースもかわいらしく、インテリアに合わせて選ぶこともできる。粘着テープには上述の「フロアクリン」を採用している。

THE COLOCOLO BY NITOMS

コロコロ誕生から30周年を記念して作られた商品。取れたごみが見やすい縞模様が特徴で、縦横どちらでも自立するケースなど使い勝手が大幅に向上している。短めのハンドルは、掃除中の細かな操作がしやすいようにとの工夫だ。

3. 100均の「コロコロ」も意外も侮れない

100均の幾何学模様のコロコロのイメージ写真
100均アイテムというと値段相応だと思う方が多いかもしれないが、各社いろいろなシーンを想定してラインナップを豊富に取りそろえており、興味をそそられる商品も多い。

幾何学模様のコロコロ

たとえばルックスがオシャレなコロコロはどうだろう。コロコロといえばシートが白いのが普通だが、幾何学模様やハートなどの柄が印刷されたものもある。自分好みの柄なら掃除へのモチベーションを高めてくれそうだ。

ストレスフリーなコロコロ

切れ目に工夫を凝らしたものもある。斜めにカットされていて、先端をさっとつまんでめくるだけでOKというものだ。ミシン目がついていないので、切り取るときに失敗する心配もないうえ、なかなか剥がれずにイライラすることもない。

特化型コロコロ

ダニ用や花粉用、あるいはペットの抜け毛用といった具合に、目的別に特化したコロコロもある。100均では1本単位で売られていることが多いので、用途や使う場所にあわせて気軽に試せるのもうれしいポイントではないだろうか?

ただし本体は値段相応?

このように、100均にもいろいろなコロコロがある。シートに関しては、安いからといって粘着力が低かったり使いにくかったりということはないようだ。ただし本体に関しては値段相応という意見が目立つ。使っているうちに金属部分が変形したり付属のカバーが壊れたりすることもあるという。使用頻度が高いものだけに、本体は耐久性に優れたものを選びたいところだろう。

4. コロコロを掃除で使いこなすコツ

ペットの毛などをキャッチしたコロコロの写真
コロコロの使い方や基本的な機能は同じだが、より上手に使いこなすにはちょっとしたコツがある。

使うシーンに合ったものを選ぶ

コロコロにはハンディタイプ以外に、持ち手が伸縮するものもある。なかには最長1mほどになるものもあり、立って掃除したり高い場所のホコリを取ったりするのに便利だ。
ミニサイズのコロコロもぜひ使いこなせるようになるとよい。洋服に付着したゴミを着たまま取り除けるし、枕の髪の毛やテーブルのホコリもサッと取れる。持ち運びしやすいので外出先でも便利だ。利用シーンによって選び分けるとよいだろう。

シートを上手に剥がすワザ

コロコロを使うなかでとくにストレスを感じるのは、シートを剥がすときではないだろうか?実践している方も多いかもしれないが、知らない方のためにちょっとしたコツを伝授しよう。
といっても難しいことはなく、あらかじめシートの端を5mm〜1cmほど折り返しておくだけだ。このひと手間だけで簡単に剥がせるようになるはずなので、ぜひ試してみてほしい。

5. 掃除用のコロコロを選ぶときの着目点

白い背景と、青い持ち手のストレートタイプのコロコロの写真
お伝えしたように、各メーカーからさまざまなコロコロが発売されている。どれを買おうか迷ったときなどは、次のようなポイントに着目してみると絞り込みやすいだろう。

柄の長さと用途は合うか

座ったまま、かつ自分の周辺などそれほど広くない範囲を掃除するのであれば、ハンディタイプのコロコロで十分だろう。一方、リビングなどやや広めの範囲を掃除する場合はロングタイプのコロコロがおすすめだ。いずれにも使える伸縮タイプや、長さの異なる柄を付け外しできるジョイントタイプなどもある。

粘着力はどうか

もちろん粘着力は強いほうがホコリなどが取れやすい。カーペットや衣類などに使うのであれば粘着力が強いものを選ぼう。逆に、フローリングやフロアシート、畳などに使いたいときは注意が必要だ。粘着力が強すぎると床の素材が剥がれたり傷んだりするおそれがある。使用場所に合わせて粘着力の強さを選び分けよう。

シートの切り取りやすさはどうか

シートの端に切れ目があり、かつ横に1本ミシン目が入っているもの、シートの端の切れ目のみのものなど、コロコロによってシートに施されている加工が異なる。たとえばミシン目がないものは斜めに切れてしまうことがある一方、髪の毛などがミシン目をまたいでくっつくことがないので剥がしやすいといった側面もある。使ってみてどちらがよいか判断するしかないが、それぞれ一長一短があることを知っておこう。

ケースの使いやすさはどうか

カバーを開けて出し入れしなければならないケース、左右どちらからでも入れられるケースなど、コロコロのケースもさまざまだ。木製やプラスチック製など素材もいろいろあるほか、立てかけられるものなどもある。使うシーンや普段置いておく場所、用途などから使い勝手がよさそうなものを選ぼう。

シートのサイズとコスパはどうか

シートには各社共通の規格があるのをご存知だろうか?幅が160mm、芯の内径が38mmといったものがそれだ。これに適合するコロコロであれば、最初に付いてくるシートの使い勝手やコスパが低くても、次回以降安い他社製のシートを取り付けることができる。もちろん、共通規格ではないシートのコロコロでも気に入れば買うべきだが、その際は1つのシートでどれくらい掃除できるのか確認しておくとよいだろう。

コスパ重視なら繰り返し使えるものも

コロコロのなかには、洗って繰り返し使える商品もある。使うたびに洗わなければならないため手間がかかるうえ、連続して使用しづらいといった欠点はあるが、きちんとお手入れをすれば6万回以上使えるといった商品もある。

6. コロコロの収納方法

コロコロとケースの写真
コロコロは意外と収納場所に困るアイテムでもある。むき出し状態では雑多に見えるし、押入れなどに入れてしまうと気軽に使いにくい。そんなときは次のようなアイデアを参考にしてみてほしい。

オシャレな収納ケースを使う

オシャレな収納ケースが付属したコロコロを選ぶ、あるいは別で購入するといった方法がもっとも手っ取り早いかもしれない。部屋の中に置けばインテリアにもなるし、使いたいときにサッと手に取れるだろう。500円程度のものから質感のよい木製のものまでいろいろあるので、ぜひチェックしてみよう。

スタンドや引っ掛けるケースを使う

コロコロを立てかけておくスタンドタイプのケースや、フックと併用して本棚などに引っ掛けられるケースを使うという手もある。ふた付きのものやシートのストックをまとめて収納できるものなど、こちらもさまざまあるのでじっくり選ぶとよいだろう。

7. 掃除におすすめのコロコロ4選

デニムパンツとコロコロの写真
最後に、掃除におすすめのコロコロを4つ紹介しよう。やはりニトムズが強いが、せっかくなのでほかのメーカーも紹介する。

ニトムズ「コロコロ(R)フロアクリン」

強粘着と弱粘着を組み合わせたコロコロで、カーペットとフローリングどちらにも使いたいというニーズに応えたマルチな1本である。

ニトムズ「コロコロ(R)フローリングクリーナー」

ポリエチレン製のシートを採用しており、ゴミなどは粘着で、花粉やホコリなどの軽くて細かいゴミは静電気の力で吸着する。

サラサデザイン「b2c カーペットクリーナー」

スタイリッシュなデザインとコンパクトなサイズ、オシャレなケースなどが特徴で、切れ目を見つけやすい斜めカットシートを採用している。

アイリスオーヤマ「カーペットクリーナー 粘着 レギュラー」

ごくシンプルなコロコロだが、粘着力が高く斜めカットシートで切りやすいなど使い勝手がよい。コスパ重視の方におすすめだ。

結論

何気なく使っているコロコロも、掘り下げてみると意外と奥が深い。100均だけでもいろいろなコロコロがあるし、ネット通販などでも実に多様なコロコロを簡単に見つけることができる。使うシーンや用途に合わせて絞り込んでいけば、今よりも快適に使いこなせるようになるだろう。ぜひ一度、じっくりコロコロ探しをしてみてはいかがだろうか?
(参考文献)
※1:株式会社ニトムズ「お掃除道具の定番 コロコロ」
※2:独立行政法人 工業所有権情報・研修館「特許情報プラットフォーム|J-PlatPat [JPP]」
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  • 公開日:

    2019年5月 1日

  • 更新日:

    2021年11月29日

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