1. ぬいぐるみのカビの原因と漂白剤の選び方
まずは、ぬいぐるみにカビが生える原因と除去するための漂白剤の選び方について解説しよう。子供が触れるものを洗うため、肌に優しい洗剤を紹介しているのでチェックしてほしい。
ぬいぐるみにカビが生える原因
目には見えないが、住居内の空気中には複数のカビの原因菌が浮遊している。そして、気温・栄養・水分・酸素の4条件が揃った場所で繁殖すると、黒や緑色などのカビとして目で見えるようになる。
風呂や結露する窓際など、カビは湿度の高い場所に生えるイメージがあるが、実は湿度が低いところを好むカビの原因菌もいる。そのため、ぬいぐるみを置いている場所の湿度が低くても、ぬいぐるみについた皮脂・飲食物の汚れ・ほこりが原因菌の栄養源となり、カビが発生するのだ。さらに、カビをエサにするダニの発生はアレルギーにも関係してくるので、ぬいぐるみのカビは早めの除去が重要である。
風呂や結露する窓際など、カビは湿度の高い場所に生えるイメージがあるが、実は湿度が低いところを好むカビの原因菌もいる。そのため、ぬいぐるみを置いている場所の湿度が低くても、ぬいぐるみについた皮脂・飲食物の汚れ・ほこりが原因菌の栄養源となり、カビが発生するのだ。さらに、カビをエサにするダニの発生はアレルギーにも関係してくるので、ぬいぐるみのカビは早めの除去が重要である。
漂白剤の選び方
塩素系漂白剤のカビキラーや液体ハイターは除菌・漂白効果が高く、カビの除去に適している。しかし、塩素系漂白剤の強いアルカリ性が、素材を傷めたり染料を脱色したりする可能性があることから、ぬいぐるみのカビ除去には向いていない。
しかし、酸素系漂白剤のハイターやオキシクリーン(米国・日本製)なら、色柄物に使えてカビの除菌効果もある。とくに、日本製のオキシクリーンは界面活性剤が不使用なので、肌の弱い赤ちゃんや子供への影響も少なく、ぬいぐるみのカビ除去に適した洗剤といえるだろう。ただし、アメリカ製のオキシクリーンには界面活性剤が配合されているので、間違えないように確認してから購入してほしい。
しかし、酸素系漂白剤のハイターやオキシクリーン(米国・日本製)なら、色柄物に使えてカビの除菌効果もある。とくに、日本製のオキシクリーンは界面活性剤が不使用なので、肌の弱い赤ちゃんや子供への影響も少なく、ぬいぐるみのカビ除去に適した洗剤といえるだろう。ただし、アメリカ製のオキシクリーンには界面活性剤が配合されているので、間違えないように確認してから購入してほしい。
商品情報
- 商品名:オキシクリーン 1500g
- Amazon商品ページはこちら
2. カビが生えたぬいぐるみをオキシクリーンで洗う方法
オキシクリーンはお湯で効果を発揮
オキシクリーンは、水に反応して出る酸素の泡で汚れやカビを落としている。とくに、40度前後のお湯に対して反応がよく、酸素の泡を豊富に出すことで洗浄効果も高まる。そのため、オキシクリーンを使って洗う場合は、できるだけ40度前後のお湯を使おう。
手洗いの場合
- ぬいぐるみが入る大きさの洗い桶を用意する。ぬいぐるみの服やリボンなどの装飾品を外す。
- 40度程度のお湯2リットルに対し、大さじ1杯のオキシクリーンを入れて混ぜる。
- ぬいぐるみの汚れ具合に応じて30分から2時間程度つけ置きする。その後は洗剤の泡がなくなるまで水ですすぐ。
- バスタオルでぬいぐるみの水気を拭き取る。形を整えてから、直射日光が当たらない風通しのよい場所で平干しにする。
- 乾く前にブラッシングすると、きれいな毛並みに仕上げることができる。
洗濯機で洗う場合
ぬいぐるみを洗うサイズの洗い桶がない、複数のぬいぐるみを洗いたい場合は洗濯機が適している。洗濯機は、通常の洗濯コースではなく、一番弱い水流にセットして洗おう。
- ぬいぐるみの服や装飾品を外して洗濯ネットに入れる。
- 洗濯機は、通常の洗濯コースではなく、一番弱い水流にセットする。オキシクリーンを入れた洗濯槽に、ぬいぐるみを30分から2時間程度つけ置きする。
- つけ置き後、すすぎの工程まで洗濯を行う。
- すすぎが終わったら一度洗濯機を止め、様子を見ながら脱水を行う。ぬいぐるみのサイズを考慮し、10~30秒程度の間で行うとよいだろう。また、この際に大きめのタオルで洗濯ネットをくるむと、脱水によるぬいぐるみの変形を防ぐことができる。
- 手洗いと同様に干して乾燥させる。
3. ぬいぐるみを洗う際の注意点とカビ予防
洗う際の注意点
- ぬいぐるみは衣類と同様に自宅では洗えないものがあるので、タグを見て洗えない素材が記載してないか確認しよう。
・洗える素材...生地や中綿がポリエステル
・洗えない素材...ウール、革、アンティーク、ぬいぐるみの中に機械が埋め込まれているもの、紙製のもの - ぬいぐるみは洗えても、リボンや服などの装飾品が水洗い不可の素材があるので、必ず装飾品を外す。
- 接着剤でついている目や口、体のパーツなどは、水洗いで接着力が弱くなったり剥がれたりする恐れがある。
- 洗剤をつけた布をぬいぐるみの目立たない部分につける。布にぬいぐるみの色が移ってきたら、洗濯で色落ちするので水洗いは避ける。
- 洗濯機に入らないような大きなぬいぐるみは、クリーニング店に相談する。
ぬいぐるみのカビ予防
ぬいぐるみのカビやダニ予防のため、普段からほこりを掃除機でこまめに吸い取ろう。天気の良い日は天日干しするとよい。汚したら放置せず、おしゃれ着用洗剤で洗うことでカビ予防になる。
水洗いできない場合のカビ予防
水洗い不可の場合は、大きめのビニール袋にぬいぐるみを入れて、その上から重曹を振りかけ、30分程度放置する。重曹がほこりを吸着するので、掃除機で吸い取り、固く絞った布でぬいぐるみをやさしく拭く。定期的に行えば、カビやダニの予防になる。
また、部分汚れはおしゃれ着用洗剤をつけた布やタオルで汚れ部分を拭いた後、水を固く絞った布で拭き取ろう。おしゃれ着用洗剤はオキシクリーンのような効果はないが、軽い汚れを落としカビの発生を予防できる。
また、部分汚れはおしゃれ着用洗剤をつけた布やタオルで汚れ部分を拭いた後、水を固く絞った布で拭き取ろう。おしゃれ着用洗剤はオキシクリーンのような効果はないが、軽い汚れを落としカビの発生を予防できる。
結論
カビが生えたぬいぐるみは、オキシクリーンなどの酸素系漂白剤で洗うとすっきり洗いあがる。すすぎの水に適量の柔軟剤を入れると、ぬいぐるみの繊維が柔らかくフワッと仕上がるので試してみよう。冬や梅雨の時期など、ぬいぐるみの乾きが悪い場合は、コインランドリーの「静止乾燥」や自宅の乾燥機、ドライヤーで乾かすとよい。日頃からこまめにお手入れし、子供には常にきれいなぬいぐるみを渡したいものである。