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パッキンを替えても水漏れが止まらない。蛇口を新品に交換してみよう

パッキンを替えても水漏れが止まらない。蛇口を新品に交換してみよう

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年3月26日

キッチンや浴室など、家のあちこちで使っている水道。金属製の蛇口は使っているうちに劣化して、水漏れしてくることがある。パッキンを交換しても改善されない場合は、蛇口そのものを交換する必要があるかもしれない。自分で蛇口を交換するときに知っておきたいポイントを紹介する。

  

1. こんなに違いがあるの?水道の蛇口の種類と特徴を確認しよう

交換する前に確認しておきたいのが、水道に使われている蛇口の種類。蛇口には設置されている場所や配管によって、いくつかの種類が存在する。それぞれ交換方法が異なるので、以下を参考にして、どの種類に分類されるのかチェックしておこう。

ワンホールタイプ

台にあけられた穴が1つで、そこに蛇口が差し込まれているタイプをワンホールタイプという。ワンホール混合栓と呼ばれることもある。ハンドルで温度を調整して、1つの蛇口からお湯も水も出すことができる。

ツーホールタイプ

台に2つ穴があけられている蛇口で、お湯用の管と水用の管が分かれている。台のうえにステンレス製で長方形のプレートがはめ込まれている場合もある。2つの穴の距離は203mmと決められており、どのメーカーの製品も共通している。

ワンホールタイプとツーホールタイプは配管が異なるため、ワンホールタイプのものをツーホールタイプにするなど、お互いに種類を交換することはできない。

壁付タイプ

壁から直接蛇口が出ているように見えるものは壁付タイプだ。蛇口が取り付け脚(クランク)を経由して配管とつながっている。お湯用のハンドルと水用のハンドルに分かれているものは、壁付2ハンドルと呼ばれることもある。

単水栓タイプ

水かお湯のどちらかしか出せないタイプの蛇口。公園など屋外の水道で使われることもあり、ハンドルをひねって水を出したり止めたりする。

ハンドルの種類は関係ない

水道には蛇口のハンドルをひねるタイプと、レバーを上げ下げするタイプがある。しかし蛇口を交換するときに、ハンドルのタイプは重視しなくても問題ない。蛇口のハンドルは、サイズがあっていればどのタイプに交換することも可能だ。

2. モンキーレンチと雑巾はそろえておきたい。蛇口の交換に必要な工具

自分で蛇口を交換する場合、交換パーツ以外にも工具を用意する必要がある。最低限そろえたほうがいい工具を紹介する。

モンキーレンチ

ボルトやナットの取り付けや取り外しのときに使う工具で、口径を自由に調整することができる。グリップの根元を握り、コイルのように見えるウォームという部品を指で回してゆるめると、下あごの位置を調整できるようになる。ナットなどを回すときは、下あご側に動かすようにしないとモンキーレンチを傷めてしまうので注意しよう。

雑巾

蛇口を交換するときに水がこぼれることがあるので、すぐに拭けるように雑巾を用意しておきたい。

六角レンチ

台の上に蛇口がはめ込まれている、ワンホールタイプやツーホールタイプのものを交換するときに必要となる工具。ねじのサイズに合わせたものを用意する。ねじをゆるめるときは最初に短いほうを差して回し、次に長いほうを差し込んで手早く回す。ねじを締めるときは初めに長いほう、最後に短いほうで回すようにしよう。

ドライバー

蛇口に使われているねじの種類によっては、プラスドライバーやマイナスドライバーが必要になる。作業前にねじ穴を確認しておこう。

シールテープ

壁付タイプと単水栓の蛇口を交換するときは、水漏れしないように壁と水道の間を止める必要があるため、シールテープを使う。消耗品なので、交換用の部品と一緒に用意しておこう。

3. 回す向きに要注意!浴室の壁付タイプ蛇口を交換する方法

実際に蛇口を交換するときはどのような手順で進めたらよいのだろうか。ここでは浴室などに見られる壁付タイプの蛇口を例に交換方法を紹介する。

水を止める

交換作業をするときは、必ず水道の水を止めるようにしよう。浴室とはいえ栓が開いたままだと、作業中に水が勢いよく噴き出すことがあり危険だ。止水栓があるなら、ドライバーなどを使って閉めておく。ない場合は元栓を閉めて水を止めよう。

古い蛇口を外す

蛇口の取り付け部分にあるナットをモンキーレンチでゆるめ、古い蛇口を取り外す。蛇口内に残っていた水が出てくるので、雑巾などで拭きとろう。

古い取り付け脚を外す

取り付け脚を手で持ち、反時計回りに動かして取り外す。何周回したら外れたのか覚えておくと、最後に取り付けるときに役立つ。

ゴミを掃除する

取り付け脚や壁との結合部分にゴミがたまっていることがある。歯ブラシを使ってこすり落としておこう。古いシールテープがあればはがしておく。

新しいシールテープを巻く

取り付け脚のねじ部分に、新品のシールテープを時計回りに巻き付ける。ナットが付いているほうではなく、壁と接続するほうに巻くようにしよう。最も先端にあるねじ山が1つ残るようにして、7~8回巻くのが一般的だ。

取り付け脚を壁にはめる

新品の取り付け脚を壁の接続部に取り付け、時計回りに回して固定する。外したときと同じ回数か1回少ない回数回すといい。反時計回りにするとシールテープがずれてしまうので注意しよう。

蛇口本体を取り付ける

取り付け脚と新しい蛇口本体の間にパッキンをはめ、左右が水平になるように注意しながらモンキーレンチで固定する。

交換が終わったら浴室の元栓を開け、蛇口から水が正常に流れるか確認しよう。

結論

水道の蛇口を交換するときは、種類を確認することが大切だ。必要な工具は蛇口によって異なるが、モンキーレンチと雑巾はあると重宝する。壁付タイプの蛇口を交換するときは、シールテープを巻く方向と取り付け脚を閉める方向が、どちらも時計回りになるように注意しよう。どうしてもうまくいかない場合は、業者に頼んで交換してもらうことも検討したい。
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  • 公開日:

    2019年5月 7日

  • 更新日:

    2021年3月26日

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