1. トイレの換気扇ってどこにある?壁と天井を確認しよう

トイレの換気扇がどこについているのか気にしたことはあるだろうか。天井や壁にあるフィルターのようなものが、トイレの換気扇だ。トイレ掃除をするときに見落としがちな換気扇のフィルターには、長年の汚れが蓄積している可能性がある。場所ごとにフィルターの取り外し方法が異なるので、掃除にとりかかる前に基本の手順を確認してみよう。
取り外す前に
作業中の誤作動は怪我のもとだ。換気扇の電源を切り、動作が止まっているかきちんと確認してからフィルターを取り外そう。
壁にある場合
壁に換気扇が埋め込まれている場合は、2通りの外し方がある。フィルターにネジが使われていない換気扇ならば、両手を使って手前にひっぱるだけで取り外すことができる。全体がカバーで覆われている場合はカバーをあけ、フィルターがネジで固定されていない場合は手前にひっぱって外す。ネジが使われている場合はドライバーでネジをゆるめ、表面カバーごと取り外す。
天井にある場合
トイレの天井に換気扇がある場合は、フィルターの両端を持って手前に引いてみよう。ネジが使われている場合は、ドライバーでネジを外してからフィルターをひっぱる。フィルターを取り外すときはほこりが舞うので、マスクや帽子、メガネなどでほこり対策をするとよいだろう。取り外し方は機種ごとに適切な手順があるので、事前に取扱説明書で確認しておきたい。
2. 年に1度は内部まで!トイレの換気扇のおすすめ掃除頻度

トイレの換気扇を長期間掃除しないでおくと、ほこりが邪魔をして換気が十分にできなくなる可能性がある。トイレの換気扇はどれくらいの頻度で掃除すべきなのだろうか。
ほこりがたまるとパフォーマンスが下がる
トイレの換気扇には、空気中に舞っているほこりがたまりやすい。ほこりでフィルターやプロペラが詰まると換気の効率が低下し、トイレのにおいがこもってしまうこともある。ちょっとしたほこりならば、月に1度は掃除機やトイレ用クリーニングシートで取り除いておくとよい。
年に1回はフィルター掃除を
トイレの換気扇は年に1回の頻度でフィルターや内部も含めて掃除しておきたい。換気扇からほこりが落ちてくるようなときは、すぐに掃除をした方がよいので、前回の掃除から1年経っていなくてもフィルターを外してほこりを取り除こう。掃除の詳しい手順は後述する。
掃除頻度を少なくするには?
掃除の頻度をできる限り少なくして手間を省きたい、という場合は、トイレの換気扇用フィルターを貼りつけてみよう。換気扇内部につくほこりを軽減できるだけでなく、たまったほこりをシートごとゴミ箱に捨てることができるので掃除も簡単だ。フィルターが茶色く汚れてきたり、ほこりが目立つようになったりしてきたら新しいものに取り換えよう。
3. 基本はほこりを落とすだけ。トイレの換気扇を掃除する方法

トイレの換気扇が汚れる主な原因はほこりだ。フィルターや換気扇内部にほこりがたまってしまった場合の掃除方法を紹介する。
フィルターの掃除方法
取り外したフィルターに掃除機をあて、おおまかなほこりを吸い取る。細かいホコリが目に詰まっている場合は歯ブラシでかき出し、トイレ掃除用洗剤をスプレーしたスポンジで磨く。フィルターは破れやすいので、力を入れすぎないように気をつけよう。ほこりが取れたら水で洗い流し、日陰でしっかりと乾かす。
換気扇内部の掃除方法
換気扇内部はトイレ用のクリーニングシートで拭き掃除をするときれいになる。トイレ用洗剤をスプレーした布で拭いてもよい。無理をして奥まで手を入れると故障の原因になりかねないので、見える範囲だけを掃除しよう。プロペラが簡単に取り外せるタイプのものは、取り外して水洗いしてもかまわない。
普段の掃除は分解しなくてもOK
フィルターが見えているタイプの換気扇であれば、本体から取り外さなくても日常的な掃除をすることができる。ほこりが目につくようになったら掃除機の先をフィルターにあて、すぐに取り除く習慣をつけよう。ほこりがひどくなる前に掃除してしまえば、フィルター掃除の手間を削減することができる。
結論
トイレの壁や天井についている換気扇にほこりがたまると、換気の効率が下がり、空気が悪くなってしまう。年に1回はフィルターを取り外し、内部も拭き掃除をしておこう。普段から掃除機などで外側にたまったほこりを取り除いておくと、汚れがたまりにくくなる。より手間を省きたい場合は、換気扇用フィルターを貼るのもよいだろう。