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ラバーカップの正しい使い方を徹底解説!ついやりがちなNG行為とは?

ラバーカップの正しい使い方を徹底解説!ついやりがちなNG行為とは?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2021年1月21日

ラバーカップとはいわゆる「スッポン」のことだが、正しい使い方はご存知だろうか?うっかり誤ると排泄物が飛び散るなど悲惨な状況になりかねない。トイレはもちろん、浴室や台所の排水口にも応用できるラバーカップの正しい使い方を徹底解説する。いざというときに慌てないよう、この機会にぜひ身につけておこう。

  
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1. 使い方の前に!ラバーカップは選び方が重要

ラバーカップはトイレの詰まりを解消するアイテムで「通水カップ」「スッポン」などと呼ばれることもある。柄の先端についたお椀型のカップを排水口に押し付け、詰まりの原因となっているものを吸引するというものだ。使い方の前に、まずは選び方が重要なので覚えておこう。

和式トイレ用のラバーカップ

我々がよく目にする、またはパッと思い浮かぶであろうシンプルなお椀型のラバーカップは和式トイレ用だ。浴室や床の排水口などにもこちらが適している。

洋式トイレ用のラバーカップ

一方、カップの中にもうひとつ、小さな筒状の突起が付いたタイプは洋式トイレ用である(和式や小便器に使えるものもある)。このほか、カップのまわりに帽子のつばのようなゴムがついたタイプもあるが、これは節水トイレ用だ。排水口に密着するよう工夫が凝らしてある。商品には和式用や洋式用、節水用などと書かれているはずなので確認してから購入しよう。

ラバーカップのサイズにも着目

大・中・小といった各サイズのラバーカップが販売されており、それぞれ柄の長さやゴムのサイズなどが異なる。使いやすさはもちろんだが、詰まりを解消したい排水口の直径を測っておき、合うサイズのものを選ぶことも重要だ。

2. ラバーカップの使い方:トイレの詰まり解消編

それではラバーカップの正しい使い方を説明していこう。まずはトイレの詰まりを解消したいときの使い方からだ。なおごく一般的な洋式トイレであるという前提で解説を進めるが、基本的には和式トイレも同じ手順である。

用意するもの

  • ラバーカップ
  • マイナスドライバー
  • ゴム手袋
  • ゴミ袋
  • 新聞紙
  • バケツ
  • 灯油ポンプ(あれば)
  • マスク
  • メガネ(ゴーグル)
灯油ポンプは、便器内の水を抜く必要がある場合に使うと便利だ。なくても構わないし、便器に使いたくないと思う方もいるだろうから、無理にとはいわない。またマスクやメガネもなくても構わないが、汚物が飛び散って目に入ったり口元についたりといった、想像したくないトラブルを避けたいときは用意しておくとよいだろう。

1.まずは止水栓を閉める

水が溢れ出るのを防ぐため、まずは止水栓を閉めよう。止水栓は壁や床からタンクへつながっている管の途中にあることが多い。マイナスドライバーで閉めるのだが、このとき元の位置(溝の向き)と、何回転させたかを覚えておこう。適当に戻してしまうと、タンクに注がれる水量が作業前と変わってしまうことがある。少な(閉め)すぎればなかなか溜まらず、多(開き)すぎればタンクから溢れてしまうおそれがあるので覚えておこう。

2.便器内の水量を調節する

便器には溜め水がある。すでに溢れそうなほど溜まってしまっているときは灯油ポンプやバケツなどを使って抜き、逆に少なすぎるときはバケツなどで水を注ごう。目安としては「ラバーカップのゴム部分が完全に浸かる程度」だ。

3.便器の周辺を養生する

上記2とこの手順は逆でもよい。ゴミ袋をカットして便器の床周辺を覆い、その上に新聞紙を広げておく。ラバーカップを引いた際に水が飛び跳ねるのを防ぐには、ラバーカップの上から便器を覆うようにゴミ袋をかぶせ、柄だけ外に出るように穴をあけるなどしよう。ここまでくれば準備は完了したも同然だ。

4.ラバーカップを密着させて押す(力を入れない!)

カップ部分と排水口とが平行になるように構えたら、まずは押し込まずに密着させる。密着したら今度は「ゆっくり」押し込んでいこう。ここでグッと押してしまう方が多いのだが、これはNG行為だ。ラバーカップは「引く」ためのアイテムなので、押すときはとにかくゆっくりを心がけよう。カップの中に溜まっている空気を抜き、真空状態のようにさせることが目的であるため、力強さは一切必要ない。

5.ラバーカップを引き上げる

持ち手の先端が、便器の底につくくらいまでカップが凹んだら引き上げる。このときにやや力を入れる(勢いをつける)のが正しい使い方だ。ただし、あまり激しく引きすぎると水がトイレ全体に飛び散り、後始末が面倒になることがある。水面から完全に上げてしまうというよりは、カップの中に空気を入れてあげるようなイメージでほんの少し引き上げよう。「4」「5」の手順を何度か繰り返せば、詰まりは解消される。

6.詰まっていたものを取り除く

詰まっていたものがラバーカップによって便器に引き戻されたら、まずはそれが何なのかを確認しよう。トイレットペーパーや大便など、水に溶けるものであればバケツを使って少しずつ水を流していけばよい。だが子どものおもちゃなど水に溶けない固形物であったり、水に溶けにくいシートだったりしたときは流さず、火ばさみあるいはゴム手袋をした手などで拾い上げ、バケツに入れて処分するなどしよう。無事に取り除いたら、バケツ1杯の水をゆっくり流す。

7.止水栓を開いて最終確認をする

止水栓を元の位置まで開き、タンクに水を溜める(すでに溜まっていればそのままでOK)。最後にタンクのハンドルレバーを回して水を流し、詰まりがきちんと解消されているかどうか確認して完了だ。

詰まりが解消しないときは?

すべての詰まりをラバーカップで対処できるとは限らない。引き寄せることができるのはトイレットペーパーや排泄物など水に溶けるものや軽いものが大半だ。スマホやおもちゃ、そのほかの固形物や重量のあるもの、水に溶けにくいものなどは引き寄せにくい。正しい使い方をしても詰まりが解消しないときは、速やかに専門業者に依頼しよう。

3. ラバーカップの使い方:浴室や台所の排水口編

浴室や台所の排水口が詰まったときにもラバーカップが使える。この場合は、お椀型のカップが付いた和式トイレ用のラバーカップを使おう。

排水口の詰まりを解消する方法

動作自体はトイレと同じだ。排水口にラバーカップを押し当ててカップの空気を抜き、詰まった中身が出てくるように引っ張ろう。繰り返しになるが、あくまで中身を「引き出す」ことが重要なので、押し込みに力を入れすぎないよう注意してほしい。

詰まりが解消しないときは?

トイレと同様に、ラバーカップで解消できるのは水に溶けやすいものや軽いものなどが詰まったときと考えよう。重いもの、水に溶けない(溶けにくい)もの、固形物などは引き上げられないおそれがある。また浴室や台所の場合、排水管のS字トラップに引っかかって引き寄せられないこともある。詰まりが解消しなければ、トイレと同様に専門業者に任せるのが賢明である。

4. ラバーカップのお手入れと保管方法

使用後のラバーカップをお手入れをせずに放置してしまうと、悪臭や害虫が発生する原因になる。詰まりが解消してホッとしたいところだが、一気にお手入れまでしてしまおう。

ラバーカップのお手入れ方法

洗剤や漂白剤で汚れを落とす方法は、ゴムの劣化につながるので避けたほうがよい。水で入念に洗い流し、風通しのよい場所で十分に乾燥させるのがおすすめだ。また天日干しはゴムを劣化させるおそれがあるため、日陰で乾かすようにしよう。

ラバーカップの保管はどうする?

むき出しのラバーカップは、子どもがいたずらをするおそれがある。カップの内側まで完全に乾いたのを確認してから、収納ケースに入れて保管しよう。濡れたままケースに入れると雑菌が繁殖し、悪臭やカビの原因になるので注意が必要だ。

5. ラバーカップ以外に詰まりを解消できるアイテムと使い方

ここまでラバーカップについて正しい使い方などを解説してきたが、詰まりを解消するアイテムはほかにもある。代表的なものを紹介するので、ラバーカップで解消しなかったときのために覚えておこう。

真空管パイプクリーナー

排水管などの洗浄に使われる道具だ。先端にラバーカップのようなお椀型のカップが付いており、その上にポンプとハンドルが付いている。カップを排水口に押し当てて詰まりの原因を引き上げるという仕組みだ。ラバーカップと同じ原理だが、より強い吸引力で詰まりを解消してくれる。ラバーカップよりも値段は高いが、ホームセンターや通販で手軽に購入できる。不測の事態に備え、ひとつ持っておいても損はないだろう。

それでもダメなら水道工事の業者へ連絡を

詰まりを解消するためのアイテムは、ワイヤーブラシなどほかにもいくつかある。だがラバーカップと真空管パイプクリーナーで解消できないほどの詰まりを自分でなんとかするのは、至難の業だ。固形物が詰まっている場合などは余計に難しい。それに、トイレならいち早く解消しなければ使えないなどリスクのほうが大きい。少し試してみて「難しそう」と感じたら、迷わず専門業者に連絡しよう。

結論

ラバーカップは、詰まりを「押す」ものではなく「引き上げる」ものだ。引くときに若干勢いをつけるが、基本的にはグッと力を込めることはない。本稿で紹介した正しい使い方を身につけておき、万が一の際に役立てよう。また和式用と洋式用、節水トイレ用などいろいろな種類があるので、購入する際は気をつけよう。
  • 公開日:

    2019年5月14日

  • 更新日:

    2021年1月21日

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