このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
パソコンの寿命は何年?症状や長く使うコツ、処分方法まで徹底解説!

パソコンの寿命は何年?症状や長く使うコツ、処分方法まで徹底解説!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年3月16日

パソコンの「寿命」とはいったいどれくらいなのだろうか?本稿ではデスクトップとノートに分けて解説するとともに、各パーツの寿命の目安と主な症状、買い替えの判断基準ややるべきこと、寿命を延ばすためのコツや正しい処分方法なども解説する。

  

1. パソコンの寿命は何年?

一般的にいわれているパソコンの寿命は次の通りだ。この期間を超えたら直ちに故障する、使えなくなるという意味ではないが、おおよその目安として知っておくと買い替えのタイミングを図りやすいだろう。

デスクトップパソコンの寿命

デスクトップパソコンの寿命は5年程度といわれている。もちろん使い方にもよるし、近年のパソコンは品質が向上し耐久性も高くなっている。だが逆に安いパソコンも増えた。10年以上使えるものもあるが、安いパソコンの場合はとくに5年ほどを目安にするとよいだろう。

ノートパソコンの寿命

ノートパソコンも同様に品質が向上しているが、一般的には3〜5年程度とされている。やはり7年など長く使えるものも多いが、安い機種の場合は3〜5年ほどを目安にするとよいだろう。

パソコンの平均使用年数と買い替え状況

少し前のデータだが、平成29年4月~平成30年3月に内閣府が実施した総世帯の主要耐久消費財の買替え状況調査によると、パソコンの平均使用年数は7年であった。そのうち故障による買い替えは64.5%だ。同じく冷蔵庫は62.7%、洗濯機は77.7%だった。このことから、パソコンはほかの大型家電と同様に故障による買い替えが多いことがわかる。

2. 「OSのサポート終了」によるパソコンの寿命

OSとはオペレーティングシステムのことだ。パソコンそのものは快調でもOSのサポートが終了してしまうことで、実質的な寿命を迎えてしまうことがある。

OSのサポートは「発売から10年」が目安

サポートが終了するまでの目安は、一般的に発売から10年とされている。発売から3年後に購入した場合は7年が目安、というわけだ。OSの不具合などであれば再インストールで済むかもしれないが、サポートが終了しているときは買い替えが推奨される。セキュリティー面での不安要素が大きくなるためだ。

3. 「有寿命部品」の劣化によるパソコンの寿命

パソコンには多数のパーツが使われており、それぞれに寿命がある。いわゆる「有寿命部品」と呼ばれるものだ。

有寿命部品とは

液晶ディスプレイやHDD(ハードディスクドライブ)、CD/DVDドライブやキーボード、ACアダプターやファンなどがある。液晶ディスプレイに使われているLEDが寿命を迎えたり、HDDやファンの回転により部品が摩耗して寿命を迎えたりする。ACアダプターやマザーボードに使用されている、アルミ電解コンデンサーなどの部品も寿命がある。

部品の寿命を延ばすには?

有寿命部品の劣化は使用時間と比例する。そのため少しでも長持ちさせる方法としては、パソコンを使用しないときは電源を切る、スリープ機能や自動電源オフ機能などを活用し無駄な通電状態を減らすといったことが挙げられる。

また熱により消耗が早くなる部品もあるため、暑い車内に放置したり暖房器具の近くに置いたりしないことも、有寿命部品を長持ちさせることにつながる。なお有寿命部品はメーカーが交換対応してくれることがある。HDDの動きが鈍くなった、ファンが動かなくなったなどの症状が現れたら、まずは部品交換を検討してもよいだろう。

4. 「消耗部品」の劣化によるパソコンの寿命

パソコンには、有寿命部品のほかに消耗部品も使われている。パソコンの寿命はそれら消耗品によっても影響を受ける。

消耗部品とは

バッテリーパックやCMOS電池などが消耗部品だ。パソコンのマザーボードに使用されているCMOS電池(コイン型電池)は、通電しない間もパソコンの設定や日付、時間などの情報を保持するために消耗し続けている。

消耗を減らすには?

実は、通電しない状態が長時間続くとCMOS電池の消耗が激しくなる。したがって、長期間パソコンを使用しない場合でもときどきは電源をつなぐとよい。CMOS電池は有償交換のメーカーもあるが、自分でできるようホームページで交換方法を公開しているメーカーもある。CMOS電池はホームセンターや文房具店、100均などで手に入る。

5. パソコンの寿命が近いときに現れる症状

パーツ別に、パソコンの寿命が近いときに見られるようになる症状をまとめたので確認していこう。

バッテリー

スマホをイメージすると分かりやすいかもしれないが、バッテリーはおおよそ2年程度で寿命を迎える(または極端に劣化する)とされている。もちろん使用頻度などによって変わるものの、これくらいを目安にし、減りが早い、異常に熱くなるといったときは交換しよう。

HDD/SSD

HDDやSSDは上述したパソコンの寿命と直結する部分でもある。これらは物理的に作動するため、どうしても故障しやすいパーツである。パソコンが重くなったりエラーが頻繁に起こるようになったり、フリーズしたり異音がしたりといった場合は劣化が考えられる。おおよその目安として5年程度と捉えておくとよいだろう。

キーボード

使えて当たり前のキーボードだが、寿命を迎えるとキーを押しても反応しない、入力されない文字が出てくるなどいろいろと困ってしまう症状が現れる。使い方にもよるが、5年をひとつの目安にするとよいだろう。ただし劣化が分かりやすいパーツでもあるので、少しでもおかしいと感じたときは早めに対処することも可能だ。

ディスプレイ

画面が暗くなる、線が入る、点滅するなど比較的寿命が近づいていることが分かりやすいのがディスプレイだ。衝撃を与えるなど物理的に損傷が見られなくても、中に組み込まれたさまざまな精密部品が消耗し寿命を迎えることがある。目安としては5〜8年ほどを見ておこう。

CD/DVDドライブ

HDDやSSD同様に、物理的に作動するパーツであることから故障などで寿命を迎えやすい。目安としては5年といったところだろう。取り出しにくくなる、読み込まなくなるなどこちらも症状は分かりやすいので、少しでも異常を感じたら修理するなど検討しよう。

ファン

電源ファン、冷却ファン、ケースファンなどいろいろあるが、やはり物理的に作動するため故障により寿命を迎えることが多い。異音がする、ファンが停止するといった症状が現れたら要注意だ。排熱がうまくいかなくなれば、パソコンそのものの寿命を縮めるおそれがある。目安としては5〜7年程度だが、それ以前でも怪しいときは点検しておくことをおすすめする。

6. パフォーマンスの低下はパソコンの寿命?原因と対処方法

HDDやSSDが寿命を迎える際もパソコンの動作が重くなることがあるが、それ以外にもいくつか原因がある。せっかくなのでこちらも覚えておこう。

寿命以外でパソコンが重くなる主な原因

  • パソコン自体が古い
  • スペックが不足している
  • 容量が不足している
  • 故障または不具合が生じている
  • ウイルスに感染している など
寿命を迎えていなくとも、こうした原因で動作が重くなることがある。代表的な対処方法をお伝えするので、試してみてほしい。

「ディスクデフラグ」を実行する

SSDを採用するパソコンも増えたが、HDDを採用しているデスクトップパソコンもまだ多い。HDDが断片化するとブート時間が遅れ、そのほかの障害を招くリスクも出てくる。HDDを採用しているパソコンをお使いの場合、起動が遅くなったと感じたら「ディスクデフラグ」を実行しよう。ディスクデフラグとは、HDDの断片化したファイルを最適化することにより、パソコンが効率的に使えるようになる操作だ。やり方は各メーカーのホームページで確認してほしい。

不要なファイルを削除する

パフォーマンスが低下する要因として、不要なファイルの蓄積が挙げられる。動作が遅いと感じるようになったら、ディスククリーンアップなどで定期的に不要なファイルを削除しておこう。

不要な常駐ソフトを停止する

常駐ソフトの起動もパフォーマンスに影響を与える。動作が気になるときは、自動的に起動される常駐ソフトがないか確認し、不要な場合は停止しておこう。

不要なアプリを無効にする

パソコンを操作していないときにバックグラウンドでアプリケーションが動いている場合、必要のないものは無効にしよう。

外付けHDDなどにファイルを移す

写真や音楽・動画のように容量の大きいファイルを入れると、Cドライブの容量が少なくなり速度が遅くなることもある。この場合、外付けHDDなどにファイルを移すことで防ぐことができる。

7. パソコンの寿命がきたら修理する?買い替える?

次のような症状が現れたときはパソコンの寿命が近いと考えられる。5年以上など長く使っているときは、買い替えを検討しよう。

買い替えるかどうかの判断基準

  • 頻繁にフリーズするようになった
  • 容量には余裕があるのに極端に動作が重たくなった
  • HDDやSSDを認識してくれない
  • 突然電源が落ちることが増えた
  • 異音や異臭がする
  • クリーンアップや初期化などを試してもパフォーマンスが改善しない など
こうした症状が見られるようになったら買い替えを検討したほうがよい。「もう少し大丈夫だろう」と油断していると完全に寿命を迎え、データを取り出せなくなるといったトラブルも想定されるためだ。修理費用より買い換えたほうが安いという場合も、新しいパソコンの購入を検討しよう。

速やかにデータを移行する

少しでも異常を感じ取ったら、とにかく大切なデータを移行することだけはできるだけ早い段階でしておくべきだ。外付けのHDDやSSDでもよいし、クラウドを利用するのもよい。別のパソコンをすでにお持ちであれば、USBなどで接続してデータを移行できる。データ復旧サービスに依頼しても完全に取り出せない場合があるし、たとえ取り出せたとしても余計な費用がかかってしまう。とにかく迅速にデータを移行することだ。

8. パソコンを買い替えるときに押さえておきたいポイント

パソコンに詳しい方なら自分に適した機種を選びやすいが、そうでない方は数が多すぎて迷ってしまうこともあるだろう。もちろん、使い勝手や値段などから絞り込んで構わないが、次のポイントだけは押さえておこう。

SSDを採用しているパソコンを選ぶ

HDDには「価格が安い」「保存できるデータ量が大きい」といったメリットがある。だがその一方で、高速回転するディスクにデータを書き込むことから衝撃などによる「破損」「データの消失」といったトラブルが起こりやすい。その点、半導体メモリを使用するSSDはHDDより高価ではあるものの、衝撃に強い。読み書きするスピードも速いうえ、発熱量や消費電力も少なく寿命も長い。ほかにもいろいろなポイントがあるが、この1点だけはぜひ押さえておこう。

9. パソコンの寿命を少しでも延ばすには?

パソコンは、使い方によっては1〜2年で故障することもあるし、10年以上問題なく使えることもある。少しでも寿命を延ばすため、次のようなポイントに気をつけよう。

衝撃を与えない

精密機器であるパソコンは衝撃に弱いため、パーツが問題なくても物理的に寿命を迎えてしまうことがある。モノを落としたりぶつけたり、ノートパソコンなら落下させたりしないよう、取り扱いには十分気をつけよう。

こまめにホコリを取り除く

とくに据え置きのデスクトップパソコンは、ホコリが溜まりやすい。キーボードや冷却ファン、USBポートや通気口などに溜まったホコリは、こまめに掃除機や綿棒などで取り除こう。

暑さと結露対策を施す

パソコンは熱や結露にも弱い。夏場にパソコンを使う際は冷房が効いた部屋にするとよいだろう。また、通気口を塞ぐようにモノを置いておくのもNGだ。逆に、冬場は結露にも気をつけたい。外にノートパソコンを持ち運んで帰宅したときなどはすぐに立ち上げず、室温とパソコンが近い温度になるのを待とう。

電源を入れたままにしない

通電している時間が長くなれば、それだけパーツが消耗し寿命が縮む可能性がある。たとえばマイクロソフトでは、90分以上離席する際に電源を切ることを推奨している(※1)。90分を目安に、スリープか電源を切るか判断しよう。なお、こまめに電源をオン・オフすると逆に電気代がかさむ。それだけでなく、起動時にHDDに負荷がかかることにもなるため、スリープと上手に使い分けよう。

10. 寿命を迎えたパソコンの処分方法も知っておこう

「資源有効利用促進法」(※2)が施行されたことにより、自治体ではパソコンの回収・収集は行えない。粗大ごみや一般のゴミに出さないよう十分気をつけよう。

メーカーに回収してもらう

たとえば日本HP(ヒューレット・パッカード)では「資源有効利用促進法」に準拠し個人用のパソコンの回収を行っている(※3)。対象となるブランドなどはメーカーによって異なるため、まずはお使いのパソコンメーカーのホームページを調べてみよう。

業者に依頼する

メーカー以外では「一般社団法人パソコン3R推進協会」(※4)がパソコンの回収を行っているほか、東京都港区のように業者と提携している自治体もある(※5)。これらを利用して正しく処分しよう。なお、無許可の業者にだけは絶対に回収させてはならない。ご家庭から出る廃棄物は「一般廃棄物」にあたる。

したがって「一般廃棄物収集運搬業許可」を得ている業者かつ、自治体から委託されている業者以外は無許可となる。「産業廃棄物収集運搬業許可」「古物商」などでは回収できないためくれぐれも気をつけよう(※6・※7)。

家電量販店やパソコン販売店に回収してもらう

大手家電量販店やパソコンの販売店でも、回収してもらえる場合がある。いずれかの方法で正しく処分しよう。

パソコンを処分する際の注意点

残っているデータはすべて消去し、初期化および工場出荷時の状態にリセットすることも忘れないようにしよう。なおHDDを物理的または磁気消去などで破壊したのち、回収に出す方法もある。そのうえで、自分が信頼できる業者などに処分を依頼することをおすすめする。

結論

パソコンの寿命はデスクトップで5年程度、ノートで3〜5年程度といわれているが、使い方や使用頻度などで大きく変わる。丁寧に取り扱い、定期的にメンテナンスすれば10年以上使えることもある。ぜひこの機にパソコンの使い方を見直してみよう。また残念ながら寿命を迎えてしまったパソコンは正しい方法で処分しよう。

(参考文献)

  • 公開日:

    2019年5月20日

  • 更新日:

    2021年3月16日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

ランキングランキング