1. カバンのカビを除去する前に知っておくこと

カバンにはカビが生える環境がある
目視できないが空気中には多数のカビ菌が浮遊しており、気温(5~35度)、栄養、水(湿度)、酸素の4条件が揃った場所に付着して発育する。カビの胞子にはそれぞれ黒や緑などの色素があり、繁殖して密集すると黒や緑のカビとして見えるようになるのだ。
また、カビの栄養源になるのは食べ物だけではなく、手垢、皮脂、ほこりなど、あらゆるものがエサになる。
カビ菌が付着したままのカバンを箱や袋に入れたり、押し入れやクローゼットに保管したりすると、通気性が悪くなり湿気が溜まってしまう。カビの発育にはある程度の水分が必要となるため、湿気を除去して収納すればカビ対策になるだろう。
また、カビの栄養源になるのは食べ物だけではなく、手垢、皮脂、ほこりなど、あらゆるものがエサになる。
カビ菌が付着したままのカバンを箱や袋に入れたり、押し入れやクローゼットに保管したりすると、通気性が悪くなり湿気が溜まってしまう。カビの発育にはある程度の水分が必要となるため、湿気を除去して収納すればカビ対策になるだろう。
カビ対策のポイント
カビを生やさないためには、カビが生えないような環境を作ることが重要なポイントになる。そのためカバンは、カビの栄養源になるホコリや汚れ、手垢などを除去してから保管しよう。雨などで濡れている場合は、乾かしてから片づけるとよい。
保管場所の環境を見直す
保管場所に湿気が溜まらないよう、ときどき空気の入れ替えをしよう。また、保管場所の扉を開け、扇風機の風を送って空気の流れを作り、湿気が溜まりにくくするとよい。保管場所の湿気は、できるだけ除去することが大切である。
また、クローゼットや押し入れに、荷物を詰め込みすぎたりカバンを密着させて置いたりすると空気の流れが悪くなる。適度な隙間が空くように整理するのも、カビ予防に繋がるだろう。なお、湿気は下に溜まるので、押し入れやクローゼットの床には除湿剤をおくとよい。カバンの中には乾燥剤を入れて、常に湿気を除去することも大切だ。
カバンをカビのエサになるホコリや汚れが溜まった場所で保管しないように、ときどき収納場所を掃除することも心掛けておきたい。
また、クローゼットや押し入れに、荷物を詰め込みすぎたりカバンを密着させて置いたりすると空気の流れが悪くなる。適度な隙間が空くように整理するのも、カビ予防に繋がるだろう。なお、湿気は下に溜まるので、押し入れやクローゼットの床には除湿剤をおくとよい。カバンの中には乾燥剤を入れて、常に湿気を除去することも大切だ。
カバンをカビのエサになるホコリや汚れが溜まった場所で保管しないように、ときどき収納場所を掃除することも心掛けておきたい。
2. 布・ナイロン製カバンのカビの除去

カビの除去に使用する洗剤
カバンのカビを取り除くには、布・ナイロン素材にダメージを与えにくい除菌アルコール剤(消毒用エタノール)や酸素系漂白剤を使用するとよい。食物を原料にして作られたアルコール除菌剤には、カビや雑菌の除去と消臭効果があり、酸素系漂白剤(衣料用ハイター)には、除菌・漂白・消臭効果があるうえ、色柄物の素材にも使える。
カバンの表面にできたばかりのカビであれば、アルコール除菌剤で拭き取るだけで落とせるが、カビが生えてから時間が経過している場合は、酸素系漂白剤の効果をプラスしてカビ除去効果を高めよう。アルコール剤には漂白効果がないので、アルコール剤で拭き取るだけだとカビの黒い色素が布やナイロンの表面にシミになって残ってしまう。漂白剤を併せて使用すれば、黒いシミも取り去ることができるだろう。
カバンの表面にできたばかりのカビであれば、アルコール除菌剤で拭き取るだけで落とせるが、カビが生えてから時間が経過している場合は、酸素系漂白剤の効果をプラスしてカビ除去効果を高めよう。アルコール剤には漂白効果がないので、アルコール剤で拭き取るだけだとカビの黒い色素が布やナイロンの表面にシミになって残ってしまう。漂白剤を併せて使用すれば、黒いシミも取り去ることができるだろう。
カビの除去方法と手順
準備するもの
- 酸素系漂白剤
- アルコール除菌スプレー
- 布
手順
- 念のため、酸素系漂白剤とアルコール除菌剤をカバンの目立たない場所に付け時間を置いてみる。5分経過しても色落ちしなければOKだ。
- アルコール剤をしみ込ませた布で、カビをそっと拭き取る。アルコール剤には漂白効果がないのでカビの色素が残る場合がある。この色素は、酸素系漂白剤で除去しよう。
- 濡らした布に液体(粉末)酸素系漂白剤を含ませ、水と馴染むように揉みこんだり、カビのシミ部分を叩くようにしたりして拭く。
- 数分間放置した後、布やナイロンの繊維に漂白剤の成分が残らないように水拭きする。
- 天日干しにして完全に乾かす。直射日光に当てることによるカバンの日焼けが気になる方は、風通しのよい場所で陰干ししよう。
3. つけ置きでカバンのしつこいカビと臭いを取ろう

カビと臭いの除去方法
布やナイロン製カバン全体にカビが広がっている、カバンについた臭いが気になるという場合は、酸素系漂白剤でつけ置きをしてカビを取り除こう。臭いは、漂白剤の消臭効果で取り去ることができる。ただし、水洗いできるものに限られるので、洗濯表示の確認が必要だ。
準備するもの
- アルコール剤
- 布
- 酸素系漂白剤
- バケツ、洗い桶、キッチンのシンクなど
手順
- アルコール剤を布などに含ませ、カバンの目立たない場所に塗り付ける。約5分間放置し、色落ちがないかどうか確認しよう。
- アルコール剤をしみ込ませた布でカバン表面のカビを拭き取る。
- バケツや洗い桶などに水を溜め、水量に応じた酸素系漂白剤を適量入れる。洗剤の量はパッケージに記載してあるので確認しよう。
- カバンを約30分つけ置き後、洗剤成分がなくなるまで流水ですすぐ。臭いやカビ汚れが気になるからといって、2時間以上つけ置きすると、生地を傷めたり色落ちしたりする場合があるのでつけ置き時間は守ろう。
- 洗濯機で10~20秒程度脱水したら取り出し、カバンの内外が乾くように天日干しする。
ナイロン製カバンを洗濯機で洗う
- 洗濯機で洗えるナイロン製カバンは、事前にアルコール剤を使ってカビを拭き取っておくとよい。付属品を外して洗濯ネットに入れよう。
- カバンを洗濯槽に入れ、手洗いコースに設定し、中性洗剤で洗う。
- 脱水は1分程度にし、ナイロン製カバンの内外が乾くように天日干しする。直射日光に当てて起こるカバンの日焼けが気になる方は、風通しのよい場所で陰干ししよう。
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結論
布やナイロン製のカバンにカビが生えたときは、アルコール剤や酸素系漂白剤で除去するとよい。アルコール剤を使用する際にいきなりスプレーすると、カビの胞子が舞い上がってしまうので、初回は拭き取ったほうがよいだろう。しつこいカビ除去には塩素系漂白剤が効果的だが、色落ちや素材を傷める恐れがあるため、カバンには使えない。カビが生えたために処分することのないように、常日頃から手入れしておきたいものである。
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