目次
- 1. 狭いキッチンでも動線を邪魔せずにゴミ箱置き場を作るアイデア
- 2. ゴミの種類別!キッチンのゴミ箱置き場のアイデア3選
- 3. キッチンに置くゴミ箱を選ぶときのポイント
- 4. キッチンにゴミ箱置き場がない?アイデア次第で十分快適になる!
1. 狭いキッチンでも動線を邪魔せずにゴミ箱置き場を作るアイデア

まずは、狭いキッチンでも動線を邪魔せずにゴミ箱置き場を作るためのアイデアを紹介しよう。キッチンは調理をする人がスムーズに動けることが重要だ。とはいえゴミ箱は近くにないと不便である。この場合、次のようなアイデアはいかがだろうか?
隙間をゴミ箱置き場にするアイデア
キッチンのゴミ箱といえばボックス型をイメージしがちだが、近年では細長いスリムなゴミ箱や薄型のゴミ箱も増えた。ゴミ箱置き場を確保するのではなく、すでにある「ちょっとした隙間」に置けるゴミ箱を選ぶというのが賢い方法だ。蓋付きのキッチンゴミ箱ならにおいが気になるゴミも入れられる。
シンク下をゴミ箱置き場にするアイデア
シンク下が引き出しタイプなら、そこにすっぽりハマるゴミ箱を買って入れてしまえばよい。引き出しではなく棚などの空間タイプも同様だ。広さや高さに合わせてボックスを購入すればゴミ箱置き場として活用できる。ゴミ箱がむき出しにならないので見栄えもよいし、調理台に近いので調理中のゴミの始末もスムーズにできるなど、利点が多い。
この記事もCheck!
ラックの下をゴミ箱置き場にするアイデア
炊飯器や電子レンジなどが置けるキッチンラックをお使いのご家庭も多いだろう。その下段にゴミ箱を収納できる商品も多い。すでにラックを置けるスペースがあるのであれば、さらにゴミ箱置き場を作らなくても済むため効率的である。
あえて「キッチンにはゴミ箱を置かない」という手もある
大きめのゴミ箱をベランダなどに出しておく。調理中に出るゴミは水切り穴があいているポリ袋などに溜める。いっぱいになったら水が漏れないポリ袋や自治体指定のポリ袋に入れて密閉する。あとはそれをゴミの日までベランダなどのゴミ箱へ入れておくといった方法だ。面倒かもしれないが、キッチンがスッキリすることは間違いないだろう。ただしベランダに物を置くのがNGという場合はできないので、集合住宅の場合は規約の確認も忘れずに。
2. ゴミの種類別!キッチンのゴミ箱置き場のアイデア3選

ゴミにも「生ゴミ」「燃えるゴミ」「ペットボトル」などいろいろな種類がある。「ゴミ」「ゴミ箱」と一緒くたにせず、種類別にゴミ箱を置くかどうかなどを考えてみるのもひとつの手段だ。
【生ゴミ】ゴミ箱ではなく外に置く
臭いが気になる生ゴミはとくに置き場に困る。臭い対策も兼ねて、ゴミ箱ではなくベランダに置く方法はいかがだろうか?ベランダにメインの分別ペールを設置し、キッチンでは生ゴミ用のビニール袋で代用する。ビニール袋は、作業台の引き出しにミニフックを掛けて吊るせば見た目もすっきりする。生ゴミ臭だけでなくキッチンのスペース確保にも効果的な方法だ。
【プラスチックゴミ】部屋の奥に置く
洗剤や食品トレイなどのプラスチックゴミは、ゴミ箱のサイズが大きくなりがちだ。場所によっては部屋が狭く見えるおそれもある。遠近法を取り入れ、キッチンに奥行きが生まれる位置を探してみよう。背が高い家具は部屋の中央壁側に置き、背が低いキッチンゴミ箱はさらに奥側に置く。家具の高低差が生まれ空間が広く見える。背が低い家具で揃えたり、色に統一感を出したりするとより広々した印象になる。
【乾電池や燃えないゴミなど】はつっぱり棒で縦に並べる
乾電池や使用済みカートリッジなど不燃ゴミの置き場所も確保したい。これら溜まりにくい不燃ゴミは、小さめの入れ物でも充分対応できるだろう。棚上やちょっとした隙間を活用して置き場所を作ろう。中でもつっぱり棒は隙間を利用したゴミ置き場作りに便利なアイテムだ。食器棚と冷蔵庫の隙間につっぱり棒を2本渡し、上にゴミ箱を置く。その上につっぱり棒を渡せば縦に積んでいくことも可能なので、細かい分別もできる。
3. キッチンに置くゴミ箱を選ぶときのポイント

ここまで、キッチンにゴミ箱置き場がないときに役立つアイデアを紹介してきたが、もうひとつ「ゴミ箱選び」も重要になってくる。新しく購入しようとしている方はぜひ、次のポイントに着目しておこう。
ゴミ箱のサイズと置くスペースの広さ
「なんとなくこんな感じだろう」と見切り発車で先にゴミ箱を買ってしまうと、後悔することがある。幅・奥行・高さをきちんと測ることはもちろんだが、その前に「本当にこの場所に置いてよいかどうか(動線を邪魔しないか等)」も熟考することが大切だ。
ゴミ箱のサイズと出るゴミの量
もうひとつチェックしたいのが、ゴミの量に合ったサイズかどうかだ。家族構成や生活スタイルなどによっても大きく変わるが、目安として2〜3人家族なら20リットル程度、4〜5人家族なら40リットル程度のゴミ箱を選ぶと使いやすいといわれている。ひとつの参考になれば幸いだ。
ゴミ箱の機能性と素材
蓋付きなら臭いが漏れるのを軽減できる。またペダルで開閉できるタイプや、抗菌・防臭機能が付いているタイプなどもある。燃え移りにくい素材を使用したゴミ箱などもあるので、ほしい機能や素材などに着目することも忘れないようにしよう。
分別しやすいかどうかも大切
ゴミの分別ルールは自治体ごとに異なる。お住まいのエリアのルールに合わせて分別しやすいゴミ箱を選ぶのもポイントだ。たとえばプラスチックが「可燃ゴミ」なのか「不燃ゴミ」なのかで、必要なゴミ箱の数も変わるおそれがある。3段タイプか4段タイプなどが変わるかもしれないということだ。重ねたり連結したりできるタイプのゴミ箱を購入するという手もあるので覚えておこう。
4. キッチンにゴミ箱置き場がない?アイデア次第で十分快適になる!

どう頑張ってもゴミ箱を置く(隙間などに収納する)スペースが確保できないというご家庭もある。たとえばワンルームや、キッチンが狭めの1Kなどはとくにそうだろう。だが今回紹介したように「シンク下に収納してしまう」「ラックの下を活用する」など、何かしらの方法はあるはずだ。
キッチンが玄関とリビングとの動線上にある構造の場合、とくにゴミ箱が出っ張っていると動きづらさや不便さを感じたり、圧迫感を覚えたりすることもある。そんなときは思い切って「ゴミ箱を置かない生活」をしてみてはいかがだろうか?意外と快適かもしれない。
結論
キッチンが狭くてゴミ箱置き場がないという場合、まずは「本当に置き場がないのかどうか」一度キッチンスペースを見直してみよう。もしかすると冷蔵庫やラックを移動させることにより、隙間にゴミ箱置き場を作れるかもしれない。本稿で紹介したアイデアをヒントに、ぜひご家庭に合ったキッチンのゴミ箱置き場を作ってみてほしい。