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ネジピッチとは?ネジ交換する時はネジ径だけでなくピッチ確認も重要

投稿者:
オリーブオイルをひとまわし編集部

2019年6月30日

ネジの径は同じなのに、どうしてもネジが入り込んでいかない、という経験はないだろうか?木ネジのように材料に穴を穿ちながら締め付けるものではなく、ボルトとナットのように対になっているネジの場合、実は太さ(径)や長さのほかにピッチにも注意する必要がある。そこで今回は、ピッチとはどの部分を指すのかなど、ピッチについて詳しく解説していこう。

1. ネジが合わない?

一般的なM4のネジを交換しようと、「M4」と表記のある同じ長さのネジを新規に購入したが、もともとの受け側のナットに合わない、という経験をしたことはないだろうか。

ネジサイズの確認ポイント

たとえば、直径4mm、長さ10mmのネジの予備を購入しようとホームセンターのネジコーナーでM4×10P(ピッチ)0.7と記載のあるネジを購入したとする。ところが大きさと太さは同じもののはずなのに、ネジがうまく噛み合わないという事態がおこりうる。これは、ピッチのサイズに問題があるということを表している。

ピッチとは、ネジのらせん状のギザギザ部分、いわゆる「ネジ山」の、間隔のことである。ネジ径と長さが同じ場合でも、オネジとメネジでこのピッチが合わなければ噛み合わないのだ。

ちなみに上記のネジサイズの見方は以下のようになる。
M:メートル規格の記号表示
4:直径4mm
10:長さ10mm
P(ピッチ):0.7mm

2. ネジのピッチには並目と細目がある

ネジの規格にはいくつもの種類があるが、その代表的なメートルネジとインチネジはJIS規格により細かく標準化されている。上記それぞれの規格に対するピッチの長さも、当然JIS規格内で直径ごとにそのサイズが決められている。

並目、細目とは?

ピッチには並目ピッチと細目ピッチの2種類があり、並目より細目の方がピッチ間の距離は短い。つまりネジ山が細かいということになる。具体的には、たとえばネジの規格がM4だとすると、このネジの並目ピッチは0.7mmだ。しかし、同じM4でも、細目ピッチの場合0.5mmとなる。

ほんのわずかな差だが、この違いが、ネジの正しい噛み合いを妨げる。同じ径でも、「並目」と「細目」は、違うネジだと考えるべきだ。

細目と並目、どちらを選ぶ?

一般に、細目のネジはネジ山が細かいため振動などで緩みにくいとされている。一方、並目のネジは、ネジ山が丈夫で摩耗しにくいとされている。もっとも、JIS規格での止めネジはすべて並目のため、一般のホームセンターでは並目ネジの扱いの方が多い。つまり、オーダーメイドする状況でなければ大半の場合並目ネジを選ぶことになるといえる。

3. ネジのピッチの測定方法は?

ネジのピッチを測定するためにはどのようにすればよいだろうか。

ピッチゲージってどんなもの?

ネジのピッチを測定するには、ピッチゲージという計測機を使用する方法がある。最も一般的なのは、数パターン~十数パターンのゲージが本体に十徳ナイフのように組み込まれているものだ。これをネジ山にあてて、適合するものを測定する。

一つ一つ当てていくのは大変では?

ゲージが十数個以上あるピッチゲージを使用する場合、適合するものを探すのは大変そうに見える。だが、実際には総当たりの必要はない。インターネットで調べれば、ネジの径に対するピッチのパターンはすぐにわかる。

当然、ピッチゲージの各ゲージにはピッチの数値が刻印されているので、たとえばM6のネジと分かれば、1mmと0.75mmの2パターンだけ試せばいい。

ピッチゲージにはミリ用とインチ用がある

ピッチゲージを用いて測定する際の基本として、ピッチゲージにはミリ用とインチ用があるのでまずはどちらの仕様か確認することが重要だ。ミリ用はmmで確認し、インチ用は山数で確認することになっている。角度も決まっていて、ミリ用は60度、インチ用は55度と60度の2種類がある。

ピッチゲージがない場合は?

ピッチゲージは専門的な工具だ。常備している人は少ないだろう。ネジ一本のピッチを測定するために専用の工具を購入する必要を感じないかもしれない。そのような場合は、直接ネジを持って大きめのホームセンターに行ってみると、ネジの販売コーナーに数十種類のネジのサンプル台が置いてあることが多い。ここで合わせてみれば、必要なネジの正確な径、ピッチを調べることができるので、上手く活用したい。

結論

ネジには長さや太さのほかに、ピッチという重要な要素があることがおわかりいただけただろうか。このピッチもきちんと合わせることで、ネジ山が噛み合い、ネジ本来の役割が果たされる。購入などの際はよく注意してほしい。
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