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キッチンハイターで洗濯できる?失敗しないためのポイントを解説!

キッチンハイターで洗濯できる?失敗しないためのポイントを解説!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年10月19日

ワイシャツの首周りにできた黄ばみや黒ずみは、洗濯洗剤でも落ちない場合があるため、衣類用ハイターで漂白している方も多いのではないだろうか。しかし、衣類用ハイターが切れたときなど、同じような漂白剤であるキッチンハイターで代用できないか考えた方もいるだろう。そこで今回は、キッチンハイターを使った洗濯方法と、トラブルが起こったときの対処法について解説する。

  

1. キッチンハイター(塩素系漂白剤)と酸素系漂白剤の違い

洗濯物の黄ばみや染み抜きに使える漂白剤には、キッチンハイターのような塩素系漂白剤と酸素系漂白剤の2種類がある。違いがよくわからない方のために、成分や働き、使い方などについて解説する。

成分と効果の違い

キッチンハイターを含む塩素系漂白剤と酸素系漂白剤は、主成分や漂白効果、使い方などにさまざまな違いがあるので、しっかりと認識しておこう。

塩素系漂白剤の主成分は次亜塩素酸ナトリウムという塩素系の消毒剤で、殺菌・漂白・消臭効果がある。キッチンハイターや白い衣類専用ハイター、カビ取り洗剤のほかに、プールや水道水の消毒にも使われている成分なのだ。次亜塩素酸ナトリウムには強い漂白効果があり、黄ばみ・黒ずみなどを真っ白に漂白する力がある。その反面、色柄物の染料を脱色して色落ちさせるため、使用は白無地限定にしたほうがよい。

酸素系漂白剤の主成分は過酸化水素や過炭酸ナトリウムで、除菌・消臭・漂白・抗菌効果がある。塩素系漂白剤とは違い、染料を脱色しないので色柄物の衣類にも使える。さらに、弱酸性である液体酸素系漂白剤は、素材を傷めることなく穏やかに漂白するので、ウールやシルクなどの繊細な衣類の漂白にも使えるのだ。

においや使い方の違い

  • におい
    塩素系漂白剤はツンとする刺激臭があるが、酸素系漂白剤にはにおいがない。ただし、香料で香り付けされているものもある。
  • 使い方
    塩素系漂白剤は原液を希釈した中でつけ置き洗いするが、酸素系漂白剤は洗濯洗剤と一緒に洗濯機に入れ洗うとよい。また、液体の酸素系漂白剤なら、汚れに直接塗ることもできる。
洗濯洗剤で洗っていても落としきれない汚れを落とすのが漂白剤の役割だ。白物を真っ白に仕上げたいときは塩素系漂白剤、色柄物(白物含む)には酸素系漂白剤を使うと認識しておこう。

2. キッチンハイターでワイシャツのしつこい黄ばみを取ろう

ワイシャツにつく黄ばみは、洗濯洗剤で落としきれなかった汗や皮脂が、時間の経過とともに酸化してシミになったものである。いつもの洗濯洗剤と酸素系漂白剤では落ちなかった場合は、キッチンハイターを使ってみよう。キッチンハイターは次亜塩素酸ナトリウムのほかに、洗浄成分(界面活性剤)がプラスされており、漂白しながら汚れを落とす効果があるのだ。ただし、白いシャツやTシャツ限定で使える方法になる。色柄物には使えないため、くれぐれも注意しよう。今回は、液体タイプのキッチンハイターを使ったつけ置き方法をご紹介する。

ワイシャツの黄ばみを落とす方法

洗面器などの容器に水5Lとキッチンハイターキャップ1.2~2杯を入れ、黄ばみのついたワイシャツ全体を浸して約30分つけおきする。ワイシャツ全体がつかるように、水とキッチンハイターの分量を調整しよう。落ちない場合は、つけ置き時間をもう少し延長してみるとよい。キッチンハイターの原液は濃度が高いので、必ず水で薄めて使うようにしよう。

つけ置き後は十分に水洗いしてすすぐ。キッチンハイターのツンとするにおいが気になる場合は、洗濯洗剤を入れた洗濯機で洗うとにおいが取れるので試してみよう。

黄ばみだけでなくワイシャツ全体の黒ずみや、カレーのシミなども落とせるが、毎回キッチンハイターなどの塩素系漂白剤で洗うと素材が傷む恐れがあるので、普段は衣類用の酸素系漂白剤と洗濯洗剤を使って洗った方がよいだろう。
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3. キッチンハイターで黄ばみやピンク色がついた時の対処方法

塩素系漂白剤で襟や袖が黄ばんだ原因

キッチンハイター・白物専用ハイターなどの塩素系漂白剤で白いワイシャツをつけ置きすると、襟や袖口に黄ばみが付く場合がある。これは、ワイシャツの芯地に使用されているメラミン樹脂と塩素が反応したためだ。塩素系漂白剤の濃度を濃くしたり長時間つけ置きしたりすると起こるので注意しよう。

黄ばみを取る方法

還元型の白物用漂白剤「ハイドロハイター」を使えば、白いワイシャツへと回復できる。
  • 洗面器に1L(約40度)のお湯とハイドロハイターキャップ約半分を入れ、ワイシャツ全体がつかるようにして30分から1時間つけ置きしよう。黄ばみが白くならない場合はつけ置き時間を長くするか、洗剤の濃度を少し上げるとよい。
  • 水でよくすすいで絞り、干せば完了だ。
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ピンク色の汚れがついたときの対処法

白い衣類を塩素系漂白剤で漂白すると、襟や袖口がピンクに変色する場合がある。これは、首や腕などに塗った日焼け止めの成分と塩素系漂白剤が反応したからだと考えられる。この変色は、いつもの洗濯洗剤で洗えば落とすことができるだろう。
  • ピンク色に変色した直後の場合は、衣類についている塩素系漂白剤を水洗いして軽く絞る。
  • 変色した部分に洗濯洗剤(できれば濃縮タイプの液体洗剤)をたっぷりとつけて5~15分放置する。
  • 丁寧に揉み洗いして水ですすぐ。これでもピンク色が落ちない場合は、再度作業を繰り返してみよう。
  • 塩素系漂白剤を使う場合は日焼け止めを洗って落としてから使うか、酸素系漂白剤を使うと変色する心配はない。

結論

洗濯洗剤だけでは落とせない黄ばみ・黒ずみを落とす漂白剤には、塩素系漂白剤と酸素系漂白剤の2種類があり、綿やポリエステルなどの白い衣類にはキッチンハイターも使えることがわかった。ただし、通常は素材に負担をかけない酸素系漂白剤を使うようにしたい。ちなみに、酸素系漂白剤で繰り返し洗濯すると抗菌性を発揮し、衣類に雑菌がつきにくくする働きもあるのでおすすめである。

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  • 公開日:

    2019年6月30日

  • 更新日:

    2021年10月19日

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