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食洗機のカビ汚れの原因知ってる?食器を清潔に保つ日々のお手入れ法

食洗機のカビ汚れの原因知ってる?食器を清潔に保つ日々のお手入れ法

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年5月18日

一家団欒の楽しい食事の後に待っているのは食器洗いだが、食洗機があればボタン一つで食器の洗浄から乾燥までを一手に引き受けてくれる。そんな便利な食洗機は食器をきれいにはしてくれるが、食洗機自体は人がメンテナンスしなければゴミが溜まり、ヌメリやカビが発生するのだ。食洗機のメンテナンスは面倒に思いがちであるが、実は割と簡単なお手入れで食洗機の中を清潔に保つことができる。今回はそんな食洗機のメンテナンスについて解説しよう。

  

1. 食洗機のカビや汚れの原因

食洗機のメンテナンスの前に、まずは汚れの原因や汚れやすい個所を知っておく必要がある。食洗機の汚れは大きく分けて3種類だ。

食べ物のカス

食器についていた細かい食べ物の残りカスは、食洗機の排水部分にある残菜フィルターに溜まる。これらが放置されれば、カビや雑菌の原因となる。

水垢

食洗機の隅などにはヌルつきが発生し、やがてピンク色の赤カビとなる。赤カビの発生場所には黒カビも発生しやすいため、メンテナンスを怠るとガンコな黒カビが食洗機内部に根を張ってしまう。

洗剤カスやカルキ

洗剤カスは雑菌のエサとなる。また、カルキがカチカチに固まると、ラックの滑りを悪くするなどの弊害が起こる。

2. 食洗機のカビ対策はクエン酸で一撃

食洗機のメンテナンスには、毎回と月1回のメンテナンスとがあるので、それぞれ手順を追って説明する。

毎回のメンテナンス

食器の洗浄、乾燥が終了して食洗機を空にしたら、残菜フィルターのゴミを取り除ききれいに洗おう。庫内に水分が残っている場合は、乾燥機能を使うかふきん等で拭き取り、必ず庫内を乾燥させた状態にして終了しておくとよい。この簡単なお手入れを日々心がければ、雑菌やカビが繁殖する心配はほとんどないだろう。

月1回のメンテナンス

洗剤の投入口にクエン酸を大さじ3〜4杯入れ、後はお手入れコース、もしくは標準コースで洗浄するだけで庫内を除菌し、ヌルつきやカビの発生が抑えられる。また、弱酸性であるクエン酸によって、カルキの固まりも防ぐことができる。毎日行ってもよいのだが、食洗機内部の金属部品に傷などがついていた場合、弱酸性であるクエン酸を使用することで錆びが発生する可能性があるため、月一回程度が望ましいだろう。

ただし、クエン酸でのお手入れが非推奨の機種もあるため、説明書などで確認してからメンテナンスを行ってほしい。クエン酸が使えない場合は、食洗機用の庫内クリーナーを使うとよいだろう。

毎日、月に1回とメンテナンスをしていても、食器ラックの網目が交差した部分やレール付近には、わずかなヌルつきや固まったカルキが出てくる。こういった見逃しがちな汚れに対しては、月1回のメンテナンス時に併せて処理するとよいだろう。具体的には、1Lの水に対して5g程度の濃度のクエン酸溶液を作り、布に含ませて気になる部分を拭くだけだ。固まったカルキが落ちないときは、キッチンペーパーにクエン酸溶液をひたひたにしたものをカルキの上にかぶせ、しばらく放置すれば除去が可能となる。

3. 食洗機の洗浄剤として重曹は使える?

食器用洗剤は、排水として河川や海に流れると環境破壊へと繋がるため、昨今では、天然由来の無添加せっけんや重曹で食器を洗う家庭も増えてきている。しかし、メーカー指定のものやスーパーに売っている食洗機用の洗剤は、界面活性剤などが入った化学合成された洗剤だ。そのため、食洗機の洗浄剤としても重曹を使いたいと思う人はいることだろう。だが、重曹を食洗機で使用すると、粉が残る、汚れが落としきれず却って不衛生になるなどの問題も発生するため、基本的には専用の洗剤を使うのがよいとされている。

ただし、重曹を使って洗浄できると公表している国内メーカーは1社のみ存在するので、自宅の食洗機が重曹を使えるタイプかどうかは、説明書やメーカーサイトで確認してほしい。それ以外のメーカーでは、重曹で食洗機を可動させるのは補償対象外となり自己責任となるので注意しよう。

重曹を使えない機種の場合、油汚れなどの落ちにくい汚れの食器が多いときは食洗機を使い、それ以外のときは手洗いするなどの工夫をすれば環境に配慮したやり方で洗える。また、食洗機に洗剤を入れずにお湯だけで油汚れの多い食器を一次洗いし、その後ほかの食器と一緒に手洗いで重曹を使って二次洗いするという方法もある。これだけでも油汚れを手洗いする手間はずいぶんと軽減され、環境に配慮した洗い方ができるので試してみてはいかがだろうか。

結論

食洗機使用後の日々のメンテナンスは、庫内にゴミを残さないこと、最後に庫内を乾燥させることが重要だ。そして月に1回はクエン酸で庫内を洗浄し、カビや雑菌、カルキが固まるのを防いでおこう。また、その際に見逃しがちな細かい部分も併せてメンテナンスしておけば、常に清潔な状態を保てる。もし洗浄剤に重曹を使いたい場合は、対応している食洗機は少ないので、必ず使用可能かどうかを確認してほしい。
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  • 公開日:

    2019年6月 8日

  • 更新日:

    2021年5月18日

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