1. 電気ケトルの中の汚れはカビではない?

電気ケトルのフタを開けたとき、底に白くてガサガサしたカビのようなものを見たことはないだろうか。このカビらしきものは人体に有害なのではと思うかもしれないが、実はこれはカビではなく水垢である。中に残った水分が蒸発し、水分に含まれるミネラルが固まることで水垢汚れとなる。
水垢自体は人体に害を及ぼさないが、水垢がたまっていくと雑菌が繁殖しやすくなってしまう。この雑菌がイヤな臭いの元になることもあるので、電気ケトルは定期的に掃除するようにしよう。
また、電気ケトルはキッチン周りに置く人が多いと思うが、その辺りはシンクなどの水分や調理中の油が飛んで汚れになりやすい。中だけでなく、外側の手入れも忘れずに行おう。
水垢自体は人体に害を及ぼさないが、水垢がたまっていくと雑菌が繁殖しやすくなってしまう。この雑菌がイヤな臭いの元になることもあるので、電気ケトルは定期的に掃除するようにしよう。
また、電気ケトルはキッチン周りに置く人が多いと思うが、その辺りはシンクなどの水分や調理中の油が飛んで汚れになりやすい。中だけでなく、外側の手入れも忘れずに行おう。
2. 電気ケトルの外側は重曹で掃除しよう

電気ケトルの外側を手入れする際は、重曹を使うのがオススメだ。外側に付着する汚れは主に油汚れになるが、油汚れは酸性の性質を持つので同じ酸性のクエン酸とはあまり相性がよくない。しかしアルカリ性の重曹なら、しっかりと油汚れを落とすことが可能だ。重曹は最寄りの薬局やスーパーなどで購入できるので、手元にない場合はぜひ寄ってみよう。
重曹を使った手入れの方法は、以下の手順を参考にしてほしい。掃除をするときは、肌荒れ防止のためにゴム手袋などを装着するとよいだろう。
重曹を使った手入れの方法は、以下の手順を参考にしてほしい。掃除をするときは、肌荒れ防止のためにゴム手袋などを装着するとよいだろう。
- 洗面器などの容器にぬるま湯をたっぷり入れ、重曹を大さじ2杯入れる。
- よくかき混ぜて重曹を溶かす。
- 雑巾や布巾などをぬるま湯に浸し、固く絞って電気ケトルの外側を拭く。
- 最後にキッチンペーパーや乾いたタオルなどで水気をしっかり拭き取る。
3. 電気ケトルの内側はクエン酸の方が効果的

電気ケトルの内側の手入れには、クエン酸が効果的だ。水垢汚れはアルカリ性なので、酸性の性質をもつクエン酸でしっかりと汚れを落とそう。もしクエン酸が手元にない場合は、調理用の酢で代用しても大丈夫だ。
手入れの方法は、以下の手順を参考にしてほしい。まだ汚れが残っていた場合、さらに洗浄を数回繰り返してみよう。
手入れの方法は、以下の手順を参考にしてほしい。まだ汚れが残っていた場合、さらに洗浄を数回繰り返してみよう。
- 電気ケトルの中に最大容量まで水を入れる。
- クエン酸(1.2Lの場合は大さじ1杯)を中に入れ、よくかきまぜてクエン酸を溶かす。
- フタを閉めて沸騰させ、沸騰したら1〜2時間放置する。
- 中のお湯を捨て、水で十分にすすいで洗う。
4. 1ヶ月に1回の頻度で電気ケトルを手入れしよう

電気ケトルの汚れを放っておいても、よほどのことがない限り人体に影響はないが、汚れがたまると見栄えが悪くなり、臭いの原因にもなる。時間が経てば汚れが固まって落としづらくなるので、掃除する頻度を決めて定期的に手入れをするように心がけよう。
理想の頻度は1ヶ月に1回程度だが、電気ケトルを頻繁に使わない場合でも、2〜3ヶ月に1回の頻度では手入れをするようにしよう。
理想の頻度は1ヶ月に1回程度だが、電気ケトルを頻繁に使わない場合でも、2〜3ヶ月に1回の頻度では手入れをするようにしよう。
結論
電気ケトルの中には水しか入れないので、大した手入れは必要ないと思うかもしれないが、放っておけば油や水滴、水垢などの汚れがどんどん蓄積されていく。いつでも綺麗かつ清潔な電気ケトルを使うために、定期的に手入れをしよう。手入れの仕方はそこまで難しくないので、重曹やクエン酸などを用いてピカピカな電気ケトルを保とう。