1. 浴衣を自宅で洗濯する際の注意点
浴衣を自宅で洗濯する際には次の5つの点に注意しよう。
1.手洗いが可能かどうかを調べる
浴衣を自宅で洗濯する際には、まず、洗濯表示を確認しよう。手洗い可、もしくは洗濯機可の表示があれば自宅で洗濯できる。洗濯桶にバツ印がついているものは自宅では洗うことができないので、クリーニングに出そう。洗濯表示は、2016年に世界共通マークに変更されている。洗濯桶のマークは洗濯機OKの意味だ。
2.色落ちをチェックする
浴衣の目立たない場所に使用する洗剤を1滴~数滴落とし、白いタオルや布で拭いてみる。タオルや布に色がついたらその浴衣は色落ちするので、自宅での洗濯は避ける必要がある。
3.シミは洗剤でこすっておく
食べ物のシミがある場合は、柔らかい歯ブラシに台所用の中性洗剤をつけて一定の方向にこする。衿が汚れている場合は、歯ブラシにオシャレ着用の中性洗剤、または石鹸をつけてこするとよい。
4.洗う時は畳む
浴衣は袖畳みをして大き目の洗濯ネットに入れ、オシャレ着用の中性洗剤でやさしく手洗いしよう。袖畳みとは、背中の縫い目の部分を折り、袖を合わせて折り返し丈を3~4回折りたたむ畳み方だ。洗濯機で洗う場合はドライコースを選択しょう。
5.脱水は短め
脱水時間が長いとしわができやすくなるので、脱水は短めにしよう。
2. 洗った浴衣の干し方
浴衣の干し方には次のようなコツがある。干し方が悪いと型崩れを起こしてしまうので注意が必要だ。
1.脱水後すぐに干す
脱水した状態で長く置くとしわになるので、脱水が終わったら時間を空けずにすぐに干そう。
2.形を整えて干す
浴衣の干し方で一番注意しなければならないのは、型崩れとしわを防ぐことだ。洗った浴衣は、しわをしっかり伸ばして着物用ハンガーまたは物干しに形を整えながら干す。とくに衿の形や縫い目の方向はきちんと整えること。最後に軽く手のひらで浴衣をたたいてしわを伸ばそう。
3.陰干しまたは室内干しをする
洗った浴衣は日光に当てると色褪せする場合があるので、陰干し、または室内干しをすることが大切だ。室内干しの場合は、扇風機を使用すると早く乾く。乾燥機は、型崩れしたり縮んだりするので使用するのは避けよう。
3. 浴衣にアイロンをかける際の注意点
洗い終わった浴衣は、アイロンをかけて仕上げよう。
アイロンをかける前には洗濯表示を見て、アイロンの使用が可能かどうかを確認しよう。アイロンの絵にバツ印がついている場合はアイロンをかけることはできないので、注意が必要だ。また、洗濯表示に書かれている温度に設定してかけることも大切だ。温度が高すぎると変色する場合もあるので、気を付けよう。
アイロンをかける際は霧吹きを使用するか、ちょっと乾き足りないくらいの状態でかけるとよい。スチームアイロンを使用してもいいだろう。スプレー式ののりを使用すると、さらにパリっとするのでおすすめだ。また、アイロンはテカリ防止のために、当て布をするか、裏側から当てるとよい。全体にかけるのが難しい、面倒、時間がない、という場合は襟にだけアイロンをかけてもいいだろう。
かけ終わってすぐは湿気が残っているので、十分に湿気が取れてから畳んで収納しよう。
アイロンをかける前には洗濯表示を見て、アイロンの使用が可能かどうかを確認しよう。アイロンの絵にバツ印がついている場合はアイロンをかけることはできないので、注意が必要だ。また、洗濯表示に書かれている温度に設定してかけることも大切だ。温度が高すぎると変色する場合もあるので、気を付けよう。
アイロンをかける際は霧吹きを使用するか、ちょっと乾き足りないくらいの状態でかけるとよい。スチームアイロンを使用してもいいだろう。スプレー式ののりを使用すると、さらにパリっとするのでおすすめだ。また、アイロンはテカリ防止のために、当て布をするか、裏側から当てるとよい。全体にかけるのが難しい、面倒、時間がない、という場合は襟にだけアイロンをかけてもいいだろう。
かけ終わってすぐは湿気が残っているので、十分に湿気が取れてから畳んで収納しよう。
結論
浴衣は、色落ちがせず、手洗いが可能、と表示されているものは自宅で洗濯できる。浴衣は夏の花火大会や祭りなどに着ることが多いので、汗をかいたり汚れたりしやすい。クリーニングにこまめに出すと費用がかかるが、自宅で洗えば費用はほとんどかからない。シミにはあらかじめ洗剤を塗布する、畳んで洗う、脱水は短め、形を整えて干す、アイロンをかける、などのポイントを押さえると失敗なく洗濯できるので、ぜひチャレンジしてみてはどうだろうか?