1. 自転車の処分に費用はかかる?

自転車を処分するにはいくつかの方法があり、場合によっては無料で引き取ってもらえたり、買い取ってもらったりということが可能なケースもある。自分に合った方法を知り、できるだけ費用をかけずお得に処分したいものだ。
自転車ショップで下取りしてもらう
これから新しい自転車に買い替えるなら、古い自転車は処分するのではなく、下取りしてもらうのがおすすめだ。多くの自転車ショップでは、自転車を買い替える客向けに、下取りサービスを実施している。壊れた自転車でも下取りしてもらえる可能性もあるため、買い替えを予定しているなら、まずは自転車ショップに相談してみよう。最近ではネット通販でも自転車の下取りサービスを導入しているところがあるのであらかじめ確認してみるといいだろう。
粗大ゴミとして自治体に回収してもらう
費用をできるだけ抑えて自転車を処分するなら、粗大ゴミに出すのがおすすめだ。自治体によって費用は異なるが、1台1,000円前後で回収してくれる。回収できる曜日が決まっていることや、粗大ゴミシールを購入する手間はあるものの、費用をあまりかけずに済むのは大きなメリットである。
不用品買取業者を利用する
自転車の状態や種類によっては、業者に買い取ってもらうこともできる。とくに人気が高いのは電動自転車や子ども用の自転車だ。状態のいい自転車ならそれなりの価値が付くこともあるので、処分する前に一度業者に査定してもらうといいだろう。
2. 自転車の防犯登録解除は忘れずに!

自転車を購入する際には防犯登録の加入が必要だが、自転車を処分する時にはその解除をしなくてはいけないのをご存知だろうか。防犯登録の解除をしないと、後で思わぬトラブルになる可能性があるのだ。
防犯登録を解除する理由とは
どうせ処分するのだからいちいち防犯登録を解除するのは面倒だ、と思う人も多いだろう。しかし、防犯登録を解除しないままだと、自転車を処分しても手続き上は自分の所有物のままになる。次のオーナーは二重に防犯登録をすることができないので、場合によっては警察から連絡がくることがあるのだ。
もちろん、防犯登録を解除しないまま自転車を不法投棄すれば、すぐに持ち主が割りだされ1,000万円以下の罰金または5年以下の懲役が科せられる可能性もある。自転車を処分する際は、必ず防犯登録を解除してから、正しい方法をとることが大切だ。
もちろん、防犯登録を解除しないまま自転車を不法投棄すれば、すぐに持ち主が割りだされ1,000万円以下の罰金または5年以下の懲役が科せられる可能性もある。自転車を処分する際は、必ず防犯登録を解除してから、正しい方法をとることが大切だ。
防犯登録はどこで解除できる?
防犯登録解除は、最寄りの警察署や交番で手続きが可能だ。また、自転車ショップやホームセンターなど、自転車を扱っている店でも解除できる。自分が購入した店でなくても構わないので、まずは近所で自転車・原付防犯登録所に指定されている店を探してみよう。
防犯登録の解除に必要なもの
防犯登録を解除する際には、免許証などの身分証明証と防犯登録番号が確認できる書類、そして自転車本体が必要になる。防犯登録番号が確認できる書類とは、自転車の保証書や防犯登録カードだが、万が一紛失した場合でも自転車本体についているシールで確認できる。そのため、最低でも身分証明書と自転車本体があれば、防犯登録の解除は可能だ。
3. 自転車のタイヤだけを処分する時はどうする?

自転車そのものではなく、パーツ交換などでタイヤを処分したい時はどうしたらいいのだろうか。
タイヤは燃えるゴミ?燃えないゴミ?
タイヤは自治体によって扱いが異なるため、処分する際は注意が必要だ。たとえば、東京都江東区の場合自転車のタイヤは可燃ゴミで回収が可能だが、神奈川県横須賀市では不燃ゴミに分類される。また、自治体によってはタイヤが粗大ゴミ扱いとなる場合もあるので、タイヤを処分する際は自分の住んでいる自治体のゴミの分別を確認しよう。
タイヤを可燃ゴミや不燃ゴミで出す場合は、タイヤをカットして中のワイヤーを取り出し、ゴムの部分のみ捨てる。ワイヤー部分は金属ゴミになるので、こちらも自治体の分別に合わせて捨てる必要がある。
タイヤを可燃ゴミや不燃ゴミで出す場合は、タイヤをカットして中のワイヤーを取り出し、ゴムの部分のみ捨てる。ワイヤー部分は金属ゴミになるので、こちらも自治体の分別に合わせて捨てる必要がある。
状態によってはタイヤの買取が可能な場合も
ロードバイクやスポーツサイクルなどのタイヤは、自転車専門店やリサイクルショップでパーツ買取をしてもらうのがおすすめだ。新しくタイヤを購入する場合も、古いタイヤを下取りしてくれることが多い。タイヤの状態や種類にもよるが、費用を払って処分するよりもお得になるので、自分の自転車のタイヤの価値を調べてみるといいだろう。もしも買取できない場合でも、業者によっては無料で引き取ってくれる可能性もある。
結論
自転車本体やタイヤなどのパーツを処分する時は、ただ粗大ゴミに出してしまうのではなく、下取りや買取査定に出すとおすすめだ。費用をかけて処分するより、お得に不要な自転車を引き取ってもらえる可能性がある。捨てる場合も買取してもらう場合も、防犯登録の解除は必ず忘れないようにしよう。