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風呂の水垢はクエン酸、湯垢は重曹の名コンビできれいにしよう!

風呂の水垢はクエン酸、湯垢は重曹の名コンビできれいにしよう!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年12月31日

風呂にできる水垢は、放置するとどんどん拡大していくため、できるだけ早めに掃除したいものである。しかし、頑固な水垢になると簡単には落ちないため、困っている人もいるだろう。そこで、今回は風呂の水垢の落とし方について解説しよう。さらに、水垢と間違えやすい湯垢の落とし方も紹介するので、参考にしてほしい。

  

1. 風呂の水垢は水道水からできている?

そもそも水垢って何?

風呂の蛇口や鏡などについた水滴を放置すると、徐々に水分が蒸発していく。そして、最後には水道水に含まれるミネラル分(カルシウム、マグネシウム、ケイ素)が結晶化して、ウロコのような汚れとなって残る。これが堆積して固まったものが水垢だ。さらに、水垢に石けんカスや皮脂が混ざって乾燥すると湯垢になる。洗面器や浴槽の内側、イスなどにつく汚れは主に湯垢である。風呂場には水垢と湯垢汚れがあり、それぞれの性質が異なることを認識しておこう。

汚れ落としにクエン酸と重曹を使う理由

1.クエン酸を使う理由
クエン酸はレモンなどの酸味成分のことで、安全性の高い掃除アイテムとして利用されている。酸性のクエン酸には、アルカリ性の性質を持つカルシウムやマグネシウムを溶かして落とす働きがある。水垢は水道水のミネラル分が固まったアルカリ性の汚れなので、酸性のクエン酸が適しているのだ。これは、アルカリ性と酸性で中和反応を起こして汚れを溶かす掃除の基本を利用している。

2.重曹を使う理由
水垢にクエン酸を使っても汚れが残っている場合は、皮脂や石けんカスが混ざった湯垢の可能性が高い。水道水のミネラル分が結晶化した水垢の性質とは逆で、湯垢は酸性だ。同じ性質のクエン酸ではなく、アルカリ性の洗剤を使うと落としやすくなる。ここでは、クエン酸と同様に安全性の高い重曹を使用して、湯垢を落とそう。

2. 風呂の蛇口、シャワーヘッド、鏡の水垢はクエン酸で対策しよう

粉末のクエン酸を水で溶かして作ったクエン酸水で、蛇口の水垢を落とす方法を紹介しよう。100均ショップでも掃除用のクエン酸スプレーを販売しているので、こちらを利用してもよい。

クエン酸水で蛇口、シャワーヘッドの水垢を取る方法

  • スプレーボトルに水100mlとクエン酸小さじ1杯程度を入れてしっかり溶かす。
  • 風呂の蛇口やシャワーヘッドにクエン酸水をスプレーし、キッチンペーパーで覆う。その上からクエン酸水を再度スプレーする。
  • 乾かないよう、キッチンペーパーをラップで巻くなどの対策を取るとさらによい。
  • クエン酸を水垢に浸透させるため2~3時間放置する。汚れが酷い場合は様子を確認しながら放置時間を延長しよう。
  • 放置時間が過ぎたら風呂のスポンジでこする。細かい部分は不要になった歯ブラシを使ってこすり落とす。
  • 風呂の蛇口を水で十分に洗い流し、乾いた布で拭き取る。水垢対策は水滴を残さないことなので、きちんと拭き取っておこう。

鏡の水垢を取る方法

風呂の鏡にできた水垢も蛇口と同様にクエン酸スプレーで落とす。ただし、曇り止め加工済みの鏡に酸性のもので掃除すると、加工の効果が失われる恐れがあるので確認しておこう。
  • 風呂の鏡全体にまんべんなくクエン酸水をスプレーして、その上をキッチンペーパー、ラップの順で覆い、1時間〜数時間程度放置する。鏡に金属部品が付いている場合は、酸による腐食防止対策として、ラップでカバーしよう。
  • 放置時間後、風呂のスポンジや使用済みのラップを丸めたもので水垢をこする。どちらにしても強くこすらず、円を描くようにして水垢を落とすのがコツである。
  • 風呂の鏡を水で洗い流す。乾いた布でしっかり拭き取って最後に水垢対策を行う。

3. 風呂の水垢、湯垢を落とすアイデア

浴槽の湯垢を取る方法

浴槽にお湯を溜めると白い汚れが浮いてくる、ぬめりがある場合は湯垢である。そこで、重曹と風呂の残り湯を利用した湯垢落としのアイデアを紹介しよう。
  • 残り湯の中に計量カップ1杯程度の重曹を溶かし入れる。ついでに、湯垢のついた洗面器やイスも浴槽の中に入れてつけ置きする。お湯が冷めないように浴槽のふたを閉じて一晩放置し、翌日スポンジたわしでこすると簡単に取れる。後はしっかりと浴槽を水洗いしよう。

浴槽の水垢を取る方法

浴槽まわりにできた水垢(ウロコのような汚れ)には、クエン酸スプレーで掃除する。
  • 水100mlにクエン酸小さじ1杯程度を溶かしたクエン酸スプレーを作り、水垢にスプレー後、キッチンペーパー、ラップの順で覆って約30分放置する。汚れが酷い場合はクエン酸の量を増やすか、放置時間を延長しよう。放置後はスポンジたわしでこすって浴槽を水洗いする。
  • 浴槽の内側の水垢には、風呂の残り湯にクエン酸カップ1杯程度を入れ、ふたを閉じて一晩つけ置きする。翌日、スポンジたわしでこすり水洗いする。

ジーンズ、歯磨き粉などのアイテムを使う

風呂の鏡や蛇口の水垢は不要になったジーンズに歯磨き粉(粒状の研磨剤が入っていないもの)をつけてこするアイデアもある。布の表面がデコボコしたものでこすることで水垢が落ち、使用後は捨てるだけなので楽である。円を描くようにしてこすった後は水洗いして、乾いた布で水気を拭き取っておこう。

また、キッチンにあるクリームクレンザーも同様に使える。これらのアイデアを活用して浴槽をきれいにしよう。ただし、クリームクレンザーをつけてこすり過ぎると細かな傷がついてツヤがなくなったり、汚れがつきやすくなることもあるので注意が必要だ。

結論

風呂の水垢には酸性のクエン酸、湯垢には重曹を使用する。この際にキッチンペーパーやラップで覆ったり、残り湯につけ置きしたりすると落ちやすくなる。ただし、手作りのクエン酸・重曹水には市販品のような保存料が入っていないので、作り置きせずに使いきってしまおう。酷い汚れになる前に、普段から風呂用洗剤で皮脂や石けんカスなどの汚れをこまめに掃除することをおすすめする。
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  • 公開日:

    2019年7月27日

  • 更新日:

    2021年12月31日

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