1. 結婚式のお呼ばれにふさわしいフォーマルドレスとは?

結婚式にゲストとしてお呼ばれした場合の服装は、原則フォーマルウェアでの参加がマナー。フォーマルウェアは、正礼装、準礼装、略礼装とその格式によって分けられる。式場のタイプや挙式の時間帯によって、着用すべき種類が異なるので確認しておこう。
フォーマルドレス・ウェアの種類
正礼装
男性
【モーニングコート】
イギリス貴族の乗馬服に由来する前裾を斜めに切った形状のコート。新郎や親族は、この最高位の正礼装を着用するのが一般的
女性
【アフタヌーンドレス】
昼の正礼装。シンプルで品の良いデザインのものが多い
【イブニングドレス】
夜の正礼装。光沢のある素材でラメがちりばめられているなどの華やかなドレス
【モーニングコート】
イギリス貴族の乗馬服に由来する前裾を斜めに切った形状のコート。新郎や親族は、この最高位の正礼装を着用するのが一般的
女性
【アフタヌーンドレス】
昼の正礼装。シンプルで品の良いデザインのものが多い
【イブニングドレス】
夜の正礼装。光沢のある素材でラメがちりばめられているなどの華やかなドレス
準礼装
男性
【ディレクターズスーツ】
黒のジャケットと、グレーのストライプ柄が入ったコールパンツを組み合わせた礼服。シャツは白、ネクタイは白やシルバーとするのが基本的なマナー
【タキシード】
夜の準礼装で、光沢ある衿の黒いジャケットと、サイドに1本ラインが入ったパンツの組合せ。プリーツ入りの白シャツに、蝶ネクタイをする。また、「カマーバンド」をベルトの代わりにお腹に巻く
女性
【セミアフタヌーンドレス】
昼の準礼装。光沢の無い素材のワンピースやセットアップなどが多い
【カクテルドレス】
夜の準礼装。イブニングドレスよりはカジュアル感があり、華やかなノースリーブのンピースなどが多い
【ディレクターズスーツ】
黒のジャケットと、グレーのストライプ柄が入ったコールパンツを組み合わせた礼服。シャツは白、ネクタイは白やシルバーとするのが基本的なマナー
【タキシード】
夜の準礼装で、光沢ある衿の黒いジャケットと、サイドに1本ラインが入ったパンツの組合せ。プリーツ入りの白シャツに、蝶ネクタイをする。また、「カマーバンド」をベルトの代わりにお腹に巻く
女性
【セミアフタヌーンドレス】
昼の準礼装。光沢の無い素材のワンピースやセットアップなどが多い
【カクテルドレス】
夜の準礼装。イブニングドレスよりはカジュアル感があり、華やかなノースリーブのンピースなどが多い
略礼装
男性
【ブラックスーツ】
昼夜関係無く着用できる礼装。黒ジャケットに黒パンツを合わせ、シャツは白、ネクタイは白かシルバーが基本。合わせる小物によって慶弔両方に使える
女性
【インフォーマルウェア】
お呼ばれのときでも利用できる一般的に平服と言われるフォーマルウェア。上質なワンピースやセットアップのこと
【ブラックスーツ】
昼夜関係無く着用できる礼装。黒ジャケットに黒パンツを合わせ、シャツは白、ネクタイは白かシルバーが基本。合わせる小物によって慶弔両方に使える
女性
【インフォーマルウェア】
お呼ばれのときでも利用できる一般的に平服と言われるフォーマルウェア。上質なワンピースやセットアップのこと
着物
和装も結婚式などお呼ばれにふさわしいフォーマルウェアのひとつである。女性の場合、未婚なら振り袖、既婚なら留め袖が第一礼装となる。
2. 結婚式のゲストのドレスは、新郎新婦との関係性で使い分ける

結婚式のフォーマルウェア・ドレスを選ぶ基準は、新郎新婦との関係性を意識するとよい。
親族の場合
親族は、ゲストをお迎えする主催者側なので、新郎新婦との間柄を意識したウェア選びとコーディネートを心がけよう。新郎新婦の親の場合は、正礼装の中でも最高礼装であるモーニングコートや、女性の場合は和装かドレスを。新郎新婦の叔父・叔母の場合は、両親よりも格を落とした礼装がふさわしい。兄弟姉妹は、略礼装のブラックスーツや、女性なら既婚者はアフタヌーンドレスや留め袖、未婚ならフォーマルなワンピースや振り袖が一般的だ。
上司の場合
新郎新婦の上司の場合は、ブラックスーツが無難。女性ならば、なるべくスーツは避け、肌の露出が少ないセットアップやワンピースなど、落ち着いたコーディネートを心がける。なお、男性上司が主賓として挨拶をする場合は、準礼装のディレクターズスーツを着用するのが望ましい。
友人代表
新郎新婦の友人代表ゲストとして、スピーチなどをする場合、略礼装ながらも、あまり華美にならないコーディネートを心がけよう。
家族ぐるみのつきあいで子連れ出席
夫婦とその子どもがゲストとして招待された場合は、夫がタキシードなら妻はイブニングドレスにするなど、夫婦の服装の格を揃える。また、子どももフォーマルウェアを着せるのが基本マナー。家族で服や小物の色をお揃いにするなども好ましい。
3. レンタルドレスなら、結婚式直前でも慌てずにすむ

急に結婚式の参加が決まったが礼装を持っていない場合、衣装をレンタルすることも考えよう。今はインターネットレンタルもたくさんあるので、レンタルのメリット・デメリットを考慮して賢く利用しよう。
レンタルのメリット
- 購入するよりも費用を抑えられる
- サイズが変わっても対応できる
- 季節や流行など、時流に合ったものを選べる
- インターネットレンタルなら、急な場合でも店に探しに行かなくてすむ
- インターネットレンタルにも、無料の試着サービスを利用できるところもある
レンタルのデメリット
- 何度もレンタルするなら買った方が安い場合も
- 使用感があるものもある
結論
結婚式やフォーマルな場には、それほど数多く出席するわけではない。しかし場にそぐわない服装をしないためにも、基本的な知識はチェックしておきたい。また、衣装をレンタルすると費用を抑えられたり、その時の流行のものを着用できたりするので、こちらも検討してみよう。