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ボールペンのシミを洗濯で落とす!分離したインクの復活方法も伝授!

ボールペンのシミを洗濯で落とす!分離したインクの復活方法も伝授!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2022年2月 8日

ボールペンのインクが衣類に付着してしまい困った、という経験をした方も多いのではないだろうか?本来すぐにクリーニングに出すところだが、自分でシミ抜きできる場合もある。本稿では油性と水性に分けて洗濯方法を紹介するとともに、ボールペンごと洗濯してしまいインクが分離したときの復活方法も紹介する。

  

1. ボールペンのシミは洗濯で落とせる?

そもそも、ボールペンのインクのシミは洗濯などで落とせるものなのだろうか?まずは基本的なところから解説しよう。

ボールペンのインクが落ちにくい理由

商品によって一部例外もあるが、基本的にボールペンは文字が消えないように作られている。その分だけシミを落とすのは難しい作業であり、完璧に落とすことは困難だ。とくに時間が経つほど落ちにくくなるため、早めの対処が必要である。

シミを落とせるかどうかはインクの種類で変わる

ボールペンのインクが油性なら洗濯でキレイに落とせる確率が高い。一方で水性(ゲル含む)だった場合、限りなく薄くすることは可能かもしれないが、完全に元通りにするのは難しい。油性と水性とでは洗濯方法も変わってくるため、まずはインクの種類を確認することだ。

2. ボールペンのシミを洗濯する前の注意点

ボールペンのシミ抜きをする前にチェックしておくべきポイントをお伝えする。

洗濯表示は忘れずにチェック

まずは水洗いできる素材かどうか、必ず洗濯表示を確認しよう。洗濯表示には新旧があり、それぞれ記号などが異なる。消費者庁のサイトに詳しく書かれているので、分からない方はぜひチェックしておいてほしい(※1・※2)。

色落ち・色移りは大丈夫?

このあと「消毒用エタノール」「台所用中性洗剤」「漂白剤」などを使った洗濯方法を紹介するが、色柄物はとくに色落ちや色移りするおそれがあるほか、エタノールによって変色したり傷みが出たりする場合もある。はじめに目立たないところにつけてみて、問題がないことを確認してから作業に当たるとともに、少しでも不安があるときは無茶をせず、クリーニングのシミ抜きに出すなどしてほしい。

3. 油性ボールペンのシミを洗濯で落とす方法

それでは、ボールペンのインクのシミを洗濯で落とす方法を見ていこう。まずは油性インクのボールペンのシミ抜きから紹介する。

必要なもの

  • 消毒用エタノール
  • タオル
  • ガーゼ(複数)
  • 台所用中性洗剤
  • 歯ブラシ

シミ抜きの手順

  • タオルを敷き、インクが付着した衣類をのせる
  • 消毒用エタノールをガーゼに含ませ、シミを叩き洗いする
  • 台所用中性洗剤をシミに垂らし、歯ブラシで叩き洗いする
  • シミが取れたのを確認し、洗濯機で洗って完了
インクが衣類に戻ってしまわないよう、こまめにタオルの位置をずらしたりガーゼを取り替えたりするとよい。また擦るとインクが広がるおそれがあるため注意しよう。

4. 水性ボールペンのシミを洗濯で落とす方法

続いて水性インクのボールペンのシミ抜きを見ていこう。

軽度なら洗濯石鹸で落とせる場合がある

固形石鹸をシミにつけてもみ洗いをし、流水(できればぬるま湯)で十分すすぐ。それでもシミが残ってしまうときは再度、石鹸をつけて洗ってみよう。シミが付いても直ちにこの処置ができれば、かなり薄くすることができるはずだ。ただし水洗いNGの衣類は落とせないため、クリーニングに相談しよう。また気づくのが遅れてしばらく放置してしまった場合は落ちにくくなっているため、生地に合った漂白剤を使うとよい。必要なものと手順は以下の通りだ。

必要なもの

  • 生地に合った漂白剤
  • 台所用中性洗剤
  • タオル
  • 歯ブラシ
生地に合った漂白剤とは、たとえば白物であれば塩素系、色柄物であれば酸素系といったことだ。漂白剤のパッケージに書かれているはずなので確認しておこう。

シミ抜きの手順

  • タオルを敷き、インクが付着した衣類をのせる
  • シミに台所用中性洗剤を塗布し、歯ブラシでやさしく叩き洗いする
  • ぬるま湯ですすぎ、漂白剤を塗布して浸けておく
  • 時間がきたらぬるま湯ですすぎ、洗濯機で洗って完了
油性のときと同じく、タオルに汚れが移ったら位置をかえ変えながら作業するとよい。また漂白剤をシミに塗布する際の分量や時間はパッケージに書かれた指示に従ってほしい。

5. 外出先などで洗濯できないときの応急処置

ご家庭であればすぐに洗濯できるが、外出先などでボールペンのインクによるシミができてしまった場合、すぐに洗濯するのは難しい。そんなときの応急処置を知っておくと役立つだろう。

油性インクの場合の応急処置

乾いているハンカチやティッシュなどを使い「つまむ」イメージでシミを浮かせる。このとき擦ったり押したりすると繊維に入り込んでしまうため気をつけよう。お手洗いに石鹸があればシミに少量つけてティッシュでトントン叩くのもよい。あとは帰宅後すぐに先ほどの手順で洗濯をしよう。

水性インクの場合の応急処置

シミの裏側にティッシュを敷き、水に濡らして固く絞ったハンカチなどの布を使ってシミを表側からトントン叩く。ティッシュや布にインクが移ったら、新しいティッシュを敷くとともに、布の汚れていない部分を濡らして固く絞り、再びトントン叩く。これを何度か繰り返し、移らなくなれば応急処置は完了だ。帰宅後、速やかに洗濯しよう。

6. 洗濯で分離したボールペンのインクを復活させる方法

シャツの胸ポケットなどにボールペンを入れたまま洗濯してしまうとインクが分離することがある。脱水の際の遠心力が原因で起こる現象だ。最後に分離したインクを復活させる方法を紹介するのであわせて覚えておこう。

分離したインクを復活させる手順

  • 輪ゴムにボールペンを通す
  • ボールペンの中心あたりにテープを貼って輪ゴムを固定する
  • ボールペンを回転させて輪ゴムをねじる
  • ボールペンから手を離し、ゴムの力を利用して高速で回転させる
要するに遠心力で元に戻すというわけだ。なお勢いでキャップなどが飛ばされてしまうおそれがあるため、取り外した状態で試してほしい。

結論

ボールペンのインクのシミは、ご家庭でも洗濯である程度落とすことができる。油性と水性、どちらのインクかを確認し、液性に応じた洗濯方法でシミ抜きをしよう。色柄物であったり頑固なシミであったり、あるいは広範囲に及ぶシミだったりするときは、無理をせずクリーニング店に相談しよう。

(参考文献)

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  • 公開日:

    2019年7月30日

  • 更新日:

    2022年2月 8日

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