1. 海やプールから上がったら水着はどうする?

海やプールで存分に遊んだ後の水着は、脱いだ直後の手入れ次第で長持ちするか傷みやすくなるか決まる。脱いだ水着をそのまま持ち帰るとどうなるのか、適切な対処法など、水着の素材の特徴も併せて説明する。
水着の素材である「ポリウレタン」の弱点について
ほとんどの水着は、ポリウレタンという素材で作られていることが多い。ポリウレタンはゴムのような伸縮性や柔軟性があり、低温特性にも優れているため水着だけでなく、ジャケットなどのアウターや土木建築、スポーツ業界、医療、ITといったさまざまな分野で活躍している。
しかしポリウレタンで作られた衣類の寿命は2~3年と短く、塩素や光、カビなどが原因で傷みやすいうえに温度や湿度の急激な変化にも弱い。
そのためポリエステルでできている水着は熱や日光、強い力、薬品が弱点で、さらに一度型崩れしてしまうとなかなか元に戻せないので注意が必要だ。お気に入りの水着を長く着続けたいのであれば、正しい取り扱い方法をマスターしよう。
しかしポリウレタンで作られた衣類の寿命は2~3年と短く、塩素や光、カビなどが原因で傷みやすいうえに温度や湿度の急激な変化にも弱い。
そのためポリエステルでできている水着は熱や日光、強い力、薬品が弱点で、さらに一度型崩れしてしまうとなかなか元に戻せないので注意が必要だ。お気に入りの水着を長く着続けたいのであれば、正しい取り扱い方法をマスターしよう。
海やプールから上がったら手洗い
海の塩分やプールの塩素は水着の変色や繊維を傷め、劣化の原因になる。そのため、塩分や塩素がついたまま持ち帰るのではなく、脱いだらすぐに水洗いするのが基本だ。
水洗いした水着はギュッと絞りたくなるが、型崩れしてしまうのでタオルで水気を取り、最後に乾いたタオルに包むのがベストだ。
また密封性の高いポーチやビニール袋などに長時間入れたままにすると嫌なにおいや色移りの原因になるので、なるべく通気性のよいバッグなどに入れて持ち帰るとよい。
水洗いした水着はギュッと絞りたくなるが、型崩れしてしまうのでタオルで水気を取り、最後に乾いたタオルに包むのがベストだ。
また密封性の高いポーチやビニール袋などに長時間入れたままにすると嫌なにおいや色移りの原因になるので、なるべく通気性のよいバッグなどに入れて持ち帰るとよい。
海の砂はしっかり落とす
海で遊んだ後は、砂が水着についてなかなか落ちなかったりするまず海では、水の勢いを使ってある程度の砂を落としておこう。
帰宅してから少し乾かし、最後に指ではじくと簡単に取れる。砂がついたまま洗濯機に入れると故障の原因になるので、なるべくキレイに落とすようにしよう。
帰宅してから少し乾かし、最後に指ではじくと簡単に取れる。砂がついたまま洗濯機に入れると故障の原因になるので、なるべくキレイに落とすようにしよう。
2. 水着は洗濯機でも大丈夫?帰宅後の対応について

しっかり水洗いをしても塩分や塩素は落としきれないので、帰宅後すぐに洗濯しなければ、水着の変色や劣化の原因になる。
水着は洗濯機で洗っても大丈夫なのか、手洗いする時の手順など、自宅での洗濯方法について説明する。
水着は洗濯機で洗っても大丈夫なのか、手洗いする時の手順など、自宅での洗濯方法について説明する。
洗濯機で洗えるのか?
まずは水着のタグにある取扱い表示をチェックして、洗濯機で洗えるかどうかを確認する必要がある。
また、洗濯機使用可能の場合でも「標準コース」や「おまかせコース」でも大丈夫なのか、「手洗いコース」「ドライコース」といった生地を傷めないよう優しく洗濯するコースで洗うべきなのか、この辺も確認しておくとよい。
また、洗濯機使用可能の場合でも「標準コース」や「おまかせコース」でも大丈夫なのか、「手洗いコース」「ドライコース」といった生地を傷めないよう優しく洗濯するコースで洗うべきなのか、この辺も確認しておくとよい。
洗濯機を使用する場合
もし水着に日焼け止めクリームやシミなどの汚れがついている場合は、おしゃれ着用洗剤を原液のままつけて、指で軽くたたき落とす。
水着によっては色落ちすることもあるので、まずは目立たないところにつけて試してからのほうがよい。汚れが落ちたら型くずれを防止するため洗濯用ネットに入れ、取扱い表示の記載通りのコースで洗濯する。
水着によっては色落ちすることもあるので、まずは目立たないところにつけて試してからのほうがよい。汚れが落ちたら型くずれを防止するため洗濯用ネットに入れ、取扱い表示の記載通りのコースで洗濯する。
手洗いする場合
30℃以下のぬるま湯に、おしゃれ着用洗剤を少し混ぜて洗濯液を作る。水着を洗濯液の中に入れて、優しく「ふり洗い」または「押し洗い」を30回ほど繰り返し、汚れを落とす。キレイな水に取り替え、押し洗いをして、またキレイな水に取り替える。この動作を2回続けてしっかりすすぎ、最後に軽く絞った後は乾いたタオルで水気を取る。
洗い終えた後
形を整えたら、日が当らないところに干す。直射日光は変色の原因になるので、必ず陰干しするよう心がけるとよい。また水着は熱に弱いので、乾燥機の使用は避けなければいけない。
3. 水着を洗う時に柔軟剤は必要?使用不可の洗剤はあるの?

水着を洗う際、いつもの癖で柔軟剤を使用してしまいがちだが、水着は薬に弱いため衣類用中性洗剤しか使えない。刺激に弱くデリケートな水着には、洗濯洗剤の中でもおしゃれ着専用の洗剤が適している。
また柔軟剤を使わない理由には、そもそも水着をふんわり柔らかくする必要がない、ということも挙げられる。基本的には中性洗剤のみで洗うとよいので柔軟剤はもちろん、漂白剤は変色や繊維の劣化に繋がるので絶対に使用しないよう気をつけよう。
また柔軟剤を使わない理由には、そもそも水着をふんわり柔らかくする必要がない、ということも挙げられる。基本的には中性洗剤のみで洗うとよいので柔軟剤はもちろん、漂白剤は変色や繊維の劣化に繋がるので絶対に使用しないよう気をつけよう。
結論
今まで水着をほかの洗濯物と一緒に洗っていたり、脱いだ後はすすがず持ち帰ったりしていた人は少なくないだろう。しかし一手間を加えるだけで水着を長持ちさせることができる。脱いだ後は水で洗って塩素や塩分を落とし、帰宅後は洗濯機もしくは手洗いで汚れを落とそう。洗い方のコツは線維が傷まないよう優しく洗い、乾いたタオルで水気を取ること。これらの知識を身につけ実践するだけで、水着の寿命に大きな差が出るだろう。