1. 自宅で浴衣を洗濯する際の手順と注意点
綿や麻、ポリエステルでできた浴衣は基本的に自宅で洗濯することが可能だ。ただし中には自宅で洗濯できない場合もあるので、事前に洗濯表示を確認しておく必要がある。自宅での洗濯が可能なら、手洗いか洗濯機で浴衣をお手入れしてみよう。
自宅で浴衣を洗濯する際の手順
手洗いの場合
- 浴衣の袖を後ろに合わせて袖畳みをする
- たらいや桶に水をためてオシャレ着用洗剤を入れる
- 浴衣を入れて全体をやさしく洗う
- たらいや桶に新しい水を入れて浴衣をしっかりすすぐ
洗濯機を使用する場合
- 浴衣の袖を後ろに合わせて袖畳みをする
- 浴衣を洗濯ネットに入れる
- 洗濯機にオシャレ着用洗剤を入れる
- オシャレ着用のコース(ドライコース・手洗いコースなど)を選んでスタート
- 30秒~1分以内を目安に脱水をかける
自宅で浴衣を洗濯する際の注意点
浴衣はほかの衣類と一緒に洗濯したり、お湯で洗濯したりすると色落ちの原因になりかねない。お手入れの際はほかの衣類と一緒にせず、水を使って洗うように心がけよう。また毛羽立ち・伸び・ヨレ・型崩れなどを防ぐために、自宅で浴衣を洗濯する際は洗濯ネットとオシャレ着用洗剤を用意しておくのがおすすめだ。洗う際も押し洗いしたり、弱水流のコースを選んだりして、素材を傷めないように気を付けてほしい。
2. 洗濯後の浴衣の干し方と畳み方
洗い終わった浴衣の干し方
浴衣の洗濯が終わったら、和装用ハンガーを使うか、物干し竿に袖を通して浴衣を乾かそう。もし和装用ハンガーも物干し竿もない場合は、3本のハンガーに浴衣をひっかけて干すといい。なお、浴衣を干すときは褪色を防ぐため、直射日光を避けて干すことが大切だ。
浴衣の畳み方
ここでは一般的な浴衣の畳み方(本畳み)のやり方を紹介する。
- 浴衣の頭側を左、裾側を右に置く
- 浴衣のシワを伸ばし、脇線(手前から2本目の縫い目)を内側に折る
- おくみ線(手前から1本目の縫い目)で折り返す
- 奥にある衿と裾を持ち上げて手前の脇線に重ねる
- 浴衣を半分に折り、奥の脇線と手前の脇線を重ねる
- 左の袖を身ごろの上に折り返す
- 身ごろの丈を半分または3つ折りにする
- ズレないように身ごろをひっくり返し、もう1つの袖を身ごろの上に折り返す
説明文だけで分からない場合は、動画などで手順を確認すると畳みやすい。着物であればほかにもさまざまな畳み方があるが、浴衣は男性用も女性用もこの畳み方さえ覚えておけば問題ないだろう。
3. 浴衣を洗濯する頻度は?
浴衣は洗濯の頻度が多いと生地が傷んでしまいそうだが、オシャレ用洗剤を使えばさほど気にする必要もないだろう。
それよりも汚れが付着したままの浴衣を放置している方が、よほど生地を傷める可能性が高い。短時間しか着ておらず見た目がキレイな浴衣でも、やはり皮脂や汗、ほこりなどの目に見えない汚れは付着しているものだ。一度でも着用した浴衣を放置していると、シミなどの原因にもなりかねないため、浴衣はできることなら着るたびに洗濯するのがベストな頻度といえる。とはいえ、夏は浴衣を着る頻度が高くなるイベントが目白押しだ。時には連日浴衣を着るケースも出てくるだろう。
そんなときはまず浴衣に目立った汚れが付着していないか確認し、問題なければ風通しのいいところで浴衣を陰干しするとよい。シーズンが終わったら、必ず自宅で洗濯するかクリーニングに出して浴衣をキレイにしよう。
それよりも汚れが付着したままの浴衣を放置している方が、よほど生地を傷める可能性が高い。短時間しか着ておらず見た目がキレイな浴衣でも、やはり皮脂や汗、ほこりなどの目に見えない汚れは付着しているものだ。一度でも着用した浴衣を放置していると、シミなどの原因にもなりかねないため、浴衣はできることなら着るたびに洗濯するのがベストな頻度といえる。とはいえ、夏は浴衣を着る頻度が高くなるイベントが目白押しだ。時には連日浴衣を着るケースも出てくるだろう。
そんなときはまず浴衣に目立った汚れが付着していないか確認し、問題なければ風通しのいいところで浴衣を陰干しするとよい。シーズンが終わったら、必ず自宅で洗濯するかクリーニングに出して浴衣をキレイにしよう。
結論
一度でも着た浴衣はしまう前に洗濯することが必須だが、帯に関しては布で軽く汚れを拭き取る程度でOKだ。ただし、シミになるぐらいのひどい汚れがついている場合は洗濯をするかクリーニングに出した方がいいだろう。なお、浴衣のクリーニングは2,000~5,000円と料金の幅が広い。上質な生地だと価格が高くなってしまうこともあるため、可能であれば、やはり自宅でお手入れするのがおすすめだ。