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防湿庫を100均グッズで自作する方法とは?大切なカメラを守ろう!

防湿庫を100均グッズで自作する方法とは?大切なカメラを守ろう!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年3月23日

大切な愛機(カメラ)をどのように収納しているだろうか?バッグに入れたまま、クローゼットに入れたままなど無頓着でいるとカビが生えてしまうことがあるため要注意だ。本稿では、大切なカメラを長く愛用するための収納方法について解説するとともに、防湿庫を自作する方法も紹介する。

  

1. カメラの大敵は湿気とホコリ、そしてカビである

カメラにとって湿気とホコリは大敵だ。とりわけ多湿な気候である日本において、湿気対策は重要になる。

カメラにもカビが生える?

カビは適度な温度と湿度、そしてホコリなどの養分があれば生育する。カメラのような機器であっても、条件がそろえば例外ではない。

カメラにカビが生えるとどうなる?

レンズの内部にホコリが入ったりカビが生えたりすると、それらが写り込んでピントの合わないぼんやりした仕上がりになってしまうことがある。そもそも、カビが生えているようなカメラを手に持って構えるということ自体が鳥肌モノである。カビが生えるほどのカメラであれば、ストラップやバッグなどにも生えているかもしれない。

カビを取り除くには高額な修理代がかかるおそれがある。しかも黒カビは深く根を張り「根絶」することが難しい。したがってたとえ修理に出してクリーニングしてもらったとしても、再発するリスクがあるのだ。

2. カメラのカビを防ぐ使用後のお手入れ

カメラを湿気やホコリから守ることは、カビを防ぐことにもつながる。

カメラを使ったあとのお手入れ方法

カメラを使用したあとは、ブラッシングをしたりブロアーを使ったりして、ホコリをキレイに取り除いておこう。その後、クロスなどで汚れを拭き取ったら湿気とホコリをシャットアウトできるような環境に収納することが大切だ。

3. カメラは「防湿庫」に収納してカビから守るべし

使用後のお手入れとあわせて重要になるのが、カメラの保管場所である。そこで用意したいのが「防湿庫」だ。

防湿庫とは?

「庫」といっても倉庫のような大げさなものではない。金庫など小型の庫である。自動で庫内の温度・湿度を低く一定に保ってくれる便利なアイテムで、密閉できるため湿気やホコリの侵入も防げる。ネットショップやカメラ専門店などで取り扱われていることが多いのでチェックしてみよう。

防湿庫は意外と高い?

防湿庫のネックが、意外と高価であるという点だ。電子制御で温度や湿度をコントロールするため、やはりそれなりに高くつく。カメラにそこまで費用をかけられない方も多いだろう。そんなときは、コストをかけずに収納できる、簡易的なドライボックスがおすすめだ。

少々手間はかかるが、最低限の湿気とホコリの侵入さえ防げれば、カメラにカビが生えてしまうリスクは大きく低減できるだろう。

4. カメラの防湿庫を100均グッズで自作する方法

カメラはもちろん大切だが、高価な防湿庫を買うほどの余裕はないという方のために、簡易的なドライボックス、つまり防湿庫の自作方法を紹介する。

防湿庫の自作に必要なもの

カメラ本体やレンズが余裕をもって入る大きさの「プラスチックケース」を用意しよう。あとは「吸湿剤」と「湿度計」があればOKだ。材料はホームセンターで購入してもよいが、費用を抑えたいなら100均でもよい。ほどよい大きさのプラスチックケースが見つからなければ、カメラ本体とレンズは別々に収納するのでもよいだろう。

防湿庫を自作する方法

材料を用意したら、ケースの中にカメラ本体やレンズを収納する。そして吸湿剤と湿度計をケースの中に一緒に入れよう。これで防湿庫ができあがる。あとは、しっかり密閉して収納すれば大切なカメラを湿気やホコリから守れるだろう。

防湿庫を収納する場所にも要注意

上記はあくまで簡易的な防湿庫だ。たとえば押入れの奥など、通気性が悪く湿度が溜まりやすい場所、温度が高く保たれがちな場所などに置いてしまうと、内部がその影響を受けるおそれがある。せっかく吸湿剤を入れていても、それでは間に合わなくなるかもしれない。そのため、防湿庫を置いておく場所の環境にも気をつけよう。必要に応じてその空間にも吸湿剤などを置くとよい。

5. 自作したカメラの防湿庫のメンテナンス方法

防湿庫は簡単に自作できるが「作って終わり」ではない。市販の防湿庫と違い、温度や湿度を電子制御で一定に保つといったことができないからだ。

こまめに湿度をチェックする

湿度は40%前後が目安になる。雨の日や梅雨どきなどはとくに、こまめに湿度をチェックしよう。空気が乾燥する冬場でも、結露によって湿気が高くなることがあるため油断は禁物だ。

吸湿剤を定期的に交換する

吸湿剤には許容量がある。オーバーしてしまうと湿気を吸い取らなくなってしまうため、防湿庫の中に溜まる一方だ。こまめに湿度をチェックするとともに、吸湿剤の効果がなくなる前に交換することも忘れないようにしよう。

6. カメラの防湿庫は自作するより購入すべき?

ここまで、カメラを湿度やホコリ、カビから守ることの重要性を解説するとともに、防湿庫の自作方法やメンテナンス方法をお伝えしてきた。だが可能であれば、やはりきちんとしたカメラ用の防湿庫の購入をおすすめしたい。その理由は次の通りだ。

思い切って市販の防湿庫を購入するのもおすすめ

自作の防湿庫は、きちんと密閉することが何よりも大切である。そのうえで、置いておく場所の環境にも気をつけなければならない。また、湿度をこまめにチェックする必要があるし、吸湿剤は定期的に交換することになるためランニングコストもかかる。

こうしたことを踏まえると、自作の防湿庫よりも市販のきちんとした防湿庫を買ってしまうもがおすすめだ。とはいえ本格的な防湿庫は数万円かかる。そこまで出せないという方は、カメラ用の簡易防湿庫がよいだろう。

7. カメラ収納に便利な防湿庫や吸湿剤などおすすめアイテム3選

最後に、自作した防湿庫に入れる吸湿剤などおすすめアイテムを紹介しよう。

ナカバヤシ「キャパティ ドライボックス 防湿庫 カメラ保管 DB-8L-N」

こちらは防湿庫を自作するのが面倒な方向けの、簡易的なドライボックスだ。湿度計が付いているので、買い足す必要もない。

ハクバ「強力乾燥剤 キングドライ 3パック KMC-33S」

防湿庫を自作するのであれば、吸湿剤が欠かせない。こちらは湿度を40%前後にキープできる効果があるため、カメラの収納にピッタリだ。

HOKUTO「防湿庫 カビ対策 カメラ収納ケース ドライボックス 容量25L」

本格的な防湿庫だが、価格は1万円前後とリーズナブルだ。サイズはやや小さめだが、1台であれば十分収まるサイズだ。

結論

カメラの湿気やホコリ対策は重要だ。本格的な防湿庫があればベストだが、自作の防湿庫でも湿気やホコリからカメラを守り、カビを防ぐことはできる。カメラを使ったあとはきちんとお手入れし、湿気やホコリを防いで収納すればカメラへの愛着もますます湧くことだろう。大切な愛機をよいコンディションに保ち、ぜひとも長く使い続けてほしい。
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  • 公開日:

    2019年9月27日

  • 更新日:

    2021年3月23日

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