洗濯機上に収納スペースを！100均アイテムでできる簡単DIY

賃貸の場合、壁を傷付けたり穴を空けたりすることはできない。持ち家でも壁を傷付けたくない人も多いだろう。壁を傷付けずに洗濯機上収納を実現するには「ランドリーラック」が便利でおすすめだ。賃貸でも安心して使用できるランドリーラックを紹介しよう。

ランドリーラックは洗濯機上のデッドスペースを有効活用できる収納アイテムだが、選び方を間違えると洗濯機が使いにくくなってしまうこともある。まずはランドリーラックを買う前に確認すべきポイントを見ていこう。

最も重要なのはサイズである。設置場所と洗濯機のサイズを測り、少し隙間ができるくらい余裕あるサイズを選ぶといい。ぴったり過ぎると壁を傷付けたり、設置しにくい場合もあるからだ。また、ランドリーラックによっては細かなサイズ調整ができるものもあるので覚えておこう。横幅を自由に変えられるので洗濯機を買い替えた時や引っ越しの際は便利である。賃貸の場合、このタイプは使い勝手がいいだろう。

ランドリーラックには基本、突っ張り棒タイプ、置くタイプ、立てかけるタイプがある。突っ張り棒タイプは洗濯機の背面や横に設置が可能で、スペースが限られている時はとくにおすすめだ。置くタイプは安定しているので、たくさんものを収納することができる。立てかけるタイプは、重量があるものの収納には不向きだが、組み立てが簡単で手軽なのが魅力だ。バスマットやタオルをかけたり、ちょっとした小物を収納するのにおすすめだ。

ランドリーラックはDIYで作ることもできる。DIYの魅力は自分好みにカスタマイズできることだ。洗濯機上に使いやすい理想の収納棚を作ってみよう。

可動式棚のメリットは、収納するものに合わせて棚の高さを自由に変えられることだ。DIYで棚柱と棚受けを使って簡単に作ることができる。ちなみに棚柱とは複数の穴があいたレール上のパーツで、棚受けを入れる場所によって高さを自由に変えられるのが特徴だ。

作り方の手順はこうだ。まずは作業前に下地探知機などを使って壁の下地（柱）の位置を確認する。棚柱は下地の部分に固定すると安定するので、下地の確認はしっかり行おう。下地を見つけたら棚柱を取り付けて、収納するものの高さを考慮して棚受けを設置する。棚板を置きしっかりと固定すれば完成だ。ホームセンターではサイズを指定して木材を購入できるので、正確にサイズを測って棚板を用意しよう。

賃貸でランドリーラックをDIYしたい時は、木材専用のアジャスターを使うと便利だ。2×4材の両端に取り付けて天井と床で突っ張らせることで固定する道具である。好きな場所に簡単に柱を作れる優れもので、壁を傷付けずに賃貸でも本格的なDIYが楽しめるのだ。

やり方は簡単で、洗濯機背面などの壁に木材2本を突っ張らせて設置し、その木材に好みの高さの棚を取り付ければ、洗濯機上収納の完成だ。収納量に応じて棚を複数段設置するといいだろう。また、フックを付けて吊り下げ収納としたり、色を塗ってアレンジできるのも魅力である。

洗濯機上収納はほしいが、ランドリーラックを置くほどのスペースがなくDIYも苦手だ、という人には100均アイテムを使った手軽な収納がおすすめだ。100均アイテムを活用して洗濯機上に収納棚を作ろう。

洗濯機上の両側に壁や洗面台があれば突っ張り棒を使った収納棚が作れる。突っ張り棒2本を設置し、その上にすのこを置けば、あっという間に簡易棚が完成する。すのこも100均で購入できるので、たったの300円で洗濯機上に収納棚を作れてしまうのだ。また、カゴやバスケットも置くことができる。

カゴの中にはタオルやハンガーなどを入れれば、洗濯機上にすっきり収納できる。カフェカーテンを取り付けて目隠しにするのもおすすめだ。ただし、突っ張り棒を使う時は耐荷重を確認し、あまり重いものを乗せないように注意しよう。

ワイヤーネットは吊り下げ収納に便利な100均アイテムだ。壁にフックなどで取り付けたら、S字フックを利用してティッシュケースをかけたり、時計をかけたりとさまざまな使い方ができる。また、突っ張り棒を2本設置し、その上にワイヤーネットを置き結束バンドなどで固定すれば通気性のいい簡易棚の完成だ。便利でいろいろと置きたくなるが、耐荷重には気をつけよう。

洗濯機上に収納を作っても、なんとなく散らかって見えることがある。そんな時は、洗剤などの容器を統一して見た目をすっきりさせるといい。100均のシンプルな容器で洗濯機上を整理整頓しよう。

洗濯機上に収納があると、洗濯用品をすぐに取り出せ効率よくできるので家事の時間短縮になるだろう。おしゃれなバスケットを利用したり、洗剤の容器を統一することで見た目もすっきりする。今回紹介した収納アイデアで洗濯機上の空間を使い勝手のいい収納スペースにしてみてはいかがだろうか。