1. ざる洗いにはたわしがおすすめ

食器を洗うついでに、ざるもスポンジで洗っているという方は多いだろう。だが、ざるの網目に詰まった汚れは、スポンジでは上手に落とせない。ざるの掃除には、昔ながらの「たわし」がおすすめだ。まずは、正しいざるの洗い方を解説しよう。
1.洗い桶などに台所用洗剤を混ぜた水をため、ざるを入れる
洗い桶にためた「水」か「ぬるま湯」にざるをつけよう。「熱湯」はNGだ。熱湯につけるとタンパク質などの汚れが固まって、かえって汚れが落ちにくくなってしまうのだ。また、でんぷんを多く含むスパゲッティやうどんなどを水切りした後は、ざるをすぐに水につけるようにしよう。そのままにしておくと、網目に挟まったでんぷんが乾燥して固まってしまう。30分から1時間ほどつけてから洗うと、汚れやぬめりが落ちやすくなる。
2.たわしで網目を軽くこすり洗いする
あまり強く押し付けて洗うより、軽くこすり洗いしたほうが、汚れがとれやすい。洗いにくいざるのふちや、底の部分は歯ブラシなどを使ってもよいだろう。
3.汚れが落ちたら流水でよくすすぐ
洗剤が残らないよう、流水でしっかりとすすごう。洗い終わりに熱湯をかけて消毒するのもおすすめだ。
ここで一つだけ注意点がある。プラスティック製のざるの場合には、たわしでごしごしと洗うのはやめよう。プラスティックは傷がつきやすい素材であるため、たわしを使うと傷がつき、そこから雑菌が繁殖するおそれがあるのだ。プラスティック製のざるは、柔らかめのブラシで洗うとよいだろう。
ここで一つだけ注意点がある。プラスティック製のざるの場合には、たわしでごしごしと洗うのはやめよう。プラスティックは傷がつきやすい素材であるため、たわしを使うと傷がつき、そこから雑菌が繁殖するおそれがあるのだ。プラスティック製のざるは、柔らかめのブラシで洗うとよいだろう。
2. しつこい汚れには重曹を使おう

ステンレス製のざるのしつこい汚れや目詰まりには、重曹がおすすめだ。ざるがすっぽりとつかるくらいの水の中に重曹をとかし、その中にざるを一晩つけておこう。一晩たったら、緩んだ汚れを振り洗いし、たわしや歯ブラシでこすり洗いしよう。
さらにしつこい汚れを落とすには、重曹水を入れた大きめのなべにざるを入れ、それを火にかけ沸騰したら、弱火で5分ほど煮立てよう。その後、火傷しないように気を付けながら、たわしで軽くこすり洗いすれば、ざるの網目に詰まったしつこい汚れもきれいさっぱり落とせるだろう。
さらにしつこい汚れを落とすには、重曹水を入れた大きめのなべにざるを入れ、それを火にかけ沸騰したら、弱火で5分ほど煮立てよう。その後、火傷しないように気を付けながら、たわしで軽くこすり洗いすれば、ざるの網目に詰まったしつこい汚れもきれいさっぱり落とせるだろう。
3. 洗った後はしっかり乾燥すべし

ざるを洗った後は、しっかりと乾燥させよう。まずは、洗った直後にざるをよく振って、しっかりと水を切ろう。水を切ったら、風通しのよい場所に立てかけて乾燥させよう。ふちに返しがついているタイプのザルは、ふちに水がたまらないように、上向きに置くとよいだろう。天然素材のざるの場合には、とくに注意が必要だ。
完全に乾燥させず、湿り気が残ったままにしておくと、カビが生えてしまうおそれがある。陰干しでしっかりと乾燥させよう。また乾燥する際は、ぬれたままのざるを直射日光に当ててはいけない。ぬれたままのざるをいきなり強い光に当てると、ひびわれや歪みの原因になってしまう。しかし、日陰でしっかり乾燥させた後の「短時間の天日干し」であれば、ざるの品質にもさほど影響がなく、殺菌効果も得られるためおすすめだ。
完全に乾燥させず、湿り気が残ったままにしておくと、カビが生えてしまうおそれがある。陰干しでしっかりと乾燥させよう。また乾燥する際は、ぬれたままのざるを直射日光に当ててはいけない。ぬれたままのざるをいきなり強い光に当てると、ひびわれや歪みの原因になってしまう。しかし、日陰でしっかり乾燥させた後の「短時間の天日干し」であれば、ざるの品質にもさほど影響がなく、殺菌効果も得られるためおすすめだ。
結論
食材に直接触れるざるは、雑菌を繁殖させないよう、いつも清潔に使いたい。食器洗いに使うスポンジでは、きれいに汚れを落とせないこともある。そんなときは、たわしの購入をおすすめする。ドラッグストアや100均でも手に入るので、これからざるを洗う際には、たわしを活用してみよう。洗い終わった後には、しっかりと乾燥させることも忘れずにしたい。万が一、ざるに黒ずみが見られたら、それはカビの可能性がある。そんな事にならないよう、日頃から正しく洗って、しっかりと乾燥させるよう心がけよう。